【進撃の巨人】ストーリーまとめ・あらすじ全解説

本記事では物語を復習したい方向けに、複数パートにストーリーを分割して振り返っていきます。

各巻ごとのあらすじを見たい方はこちら

各エピソードの詳細を読みたい方はこちら↓

【1】トロスト区防衛編(1〜4巻)

序章(1巻1話〜1巻2話)

845年、3重の壁に囲まれた世界で、主人公エレンは退屈な日々を過ごす。

そんなある日「超大型巨人」と「鎧の巨人」が出現し、シガンシナ区の扉を破壊。巨人の群れが壁内に侵入し、エレンの母カルラが食べられる。

エレンは巨人の駆逐を決意。第104期訓練兵団に入団する。

トロスト区防衛戦(1巻3話〜4巻14話)

850年、エレンが訓練兵団を卒業した翌日に、再び「超大型巨人」が出現し、扉を破壊する。

トロスト区の駐屯兵団と104期生が巨人討伐に挑む中、エレンはアルミンをかばって巨人に食べられてしまう。

死んだと思われたエレンは巨人化して復活。アルミンの作戦によって、大岩で穴を塞ぐ。

人類は初めて、巨人から領土を守ることに成功した。

過去と決意(4巻15話〜4巻18話)

同期から理想の指揮官として慕われていたマルコの遺体が発見される。

その骨の燃えカスを握りしめたジャンは、調査兵団への志願を決意する。

エレンもリヴァイに認められ、調査兵団に入団する。

【2】女型の巨人編(5〜8巻)

第57回壁外調査(5巻19話〜7巻30話)

エレンは監視と警護のために特別作戦班(リヴァイ班)に編入。104期生の配属も決定し、アルミン、ミカサ達は調査兵団に入団する。

ある日、ハンジが研究していた2体の巨人ソニー&ビーンが、兵団内の裏切り者によって殺害されてしまう。

スパイの存在が疑われる中、団長エルヴィンは第57回壁外調査を強行。しかし、突如現れた「女型の巨人」に調査兵団は蹂躙される。

エルヴィンの作戦で「女型」を一時捕獲するが、覚悟に負けて逃げられてしまう。

「女型」に仲間を殺されたエレンは怒り、巨人となって直接対決するも敗北、リヴァイとミカサに助けられる。

壁外調査は失敗に終わり、エレンの引き渡しが決まる。

ストヘス区急襲(8巻31話〜8巻34話)

アルミンは「女型」の正体がアニと見抜き、ストヘス区にて捕縛を目論む。

追い詰められたアニは巨人化して脱出を試みるが、エレン巨人に阻まれる。アニは逃走不可と悟り、水晶体になる。

戦いで崩れた壁からは、大型巨人が顔を覗かせる。ハンジは事情を知るウォール教のニック司祭を問い詰める。

【3】ウォール・ローゼ巨人騒動編(9〜12巻)

ウォール・ローゼに獣の巨人が出現(8巻34話〜9巻37話)

「女型」の捕獲作戦に参加していない調査兵団の104期生は、裏切り者容疑で軟禁されていた。

そんな中、ウォール・ローゼ内地に複数の巨人が発生する緊急事態。

調査兵団No.2の実力者ミケは、一手に巨人を引き受けるが、「獣の巨人」に殺されてしまう。

一方、住民の避難誘導を任された104期生のサシャは、民家で逃げ遅れた少女カヤを助ける。

コニーもまた故郷のラガコ村へと戻り、取り残された1体の巨人に母の面影を見出す。

ウトガルド城戦(9巻37話〜10巻41話)

ウトガルド城で休息をとる104期生は、月明かりで動く巨人の奇襲を受ける。

装備のない104期生を守って先輩兵士は全滅。追い詰められた一行を救ったのはユミルの巨人化だった。

多勢に無勢のユミルだったが、ハンジたちが駆けつけて巨人を駆逐。

クリスタは身を挺して助けてくれたユミルに「ヒストリア」と真の名前を明かす。

エレン奪還(10巻42話〜12巻50話)

壁上で待機中のライナーは「オレが鎧の巨人で、ベルトルトが超大型巨人だ」と突然の告白。エレンに壁外への同行を求める。

裏切られたエレンは泣きながら巨人化。「鎧」を追い詰めるが、「超大型」の奇襲で敗北。ユミルと共に連れ去られてしまう。

ライナーは壁の破壊を目的とする戦士と、調査兵団の兵士の二重生活に耐えられず、精神に異常をきたしていた。

エルヴィン率いる調査兵団は、合流した憲兵団・駐屯兵団と共に、エレンの奪還に向かう。

アルミンがベルトルトを言葉で惑わし、その隙にミカサはエレンを救出。

エレンはダイナ巨人と接触して「始祖」の力を発動。巨人を操り、ライナー達を撃退する。

【4】王政編(13〜17巻)

王政転覆(13巻51話〜15巻62話)

王政府は、巨人を操るエレンと、王家の血を引くヒストリアの奪取を企てる。

ニック司祭は暗殺され、エレンとヒストリアは中央第一憲兵に誘拐される。

ニック殺害犯のサネスが口を割り「レイス家が本当の王家」と判明。

リーブス会長殺害の罪で捕まったエルヴィンは、ピクシスとの策略によって王政府の本音を聞き出し、クーデターを成功させる。

ハンジは新聞社や商会の協力を得て、中央第一憲兵の悪事を暴き、王政転覆のニュースを市民に告げる。

ロッド・レイス戦(15巻62話〜17巻69話)

礼拝堂の地下に囚われたエレンは、父のレイス家襲撃と、自身が父を食べた過去を知る。

ヒストリアはユミルとの約束を思い出し、父ロッド・レイスへの思いを断ち切る。

ハンジと新リヴァイ班は、ケニー率いる中央第一憲兵の妨害を乗り越え、エレンの救出に向かう。

エレンは「ヨロイブラウン」の小瓶で得た硬質化能力を使い、地下の崩落から生還。

巨人化したロッドを討ち取ったヒストリアは「壁の中の真の王」となる。

【5】ウォール・マリア奪還編(18〜20巻)

奪還作戦の準備(17巻70話〜18巻72話)

調査兵団はウォール・マリア最終奪還作戦に向けて準備を進める。

兵士の犠牲無く巨人を処分する「地獄の処刑人」や、巨人の硬質化を突破する新兵器「雷槍」を発明。

一方、エレンは訓練兵団教官のキースの元を尋ね、母の思いを知る。

シガンシナ区決戦(18巻73話〜21巻84話)

調査兵団はウォール・マリア最終奪還作戦を開始。エレンの実家の地下室を目指す。

シガンシナ区では、エレン奪還を狙う「鎧」「超大型」「獣」が待ち構えていた。

エレンは硬質化能力で扉の封鎖に成功するが、壁内に潜むライナーが「鎧」と化すと同時に、「獣」率いる多数の巨人が出現。

内門側では「獣」に対してリヴァイとエルヴィンの部隊が、外門側では「鎧」に対してハンジ班と104期生が分かれて戦闘を開始する。

内門の「獣」の投石に対抗するため、エルヴィンは新兵を連れて特攻。リヴァイはその隙に「獣」に奇襲を仕掛けてジークを捕獲。しかし、突然現れた「車力」によってジークを連れ去られてしまう。

外門では「鎧」がミカサの雷槍で倒される。しかしライナーも「車力」に連れ去られる。一方「超大型」はアルミンの捨て身の陽動作戦によって、エレンの手で討伐される。

瀕死のエルヴィンとアルミンを前に、リヴァイはどちらを生かすか選択を迫られる。選ばれたアルミンは巨人化して、捕虜のベルトルトを捕食、「超大型」の能力を継承する。

戦いの末、生き残った調査兵団はわずか9名だった。

【6】世界の真相編(21〜22巻)

グリシャの過去(21巻85話〜22巻88話)

エレンは実家の地下室に行き、父グリシャの残した3冊の手記を入手。

そこに書かれていたのはこの世界の真実。

人類は滅んでいないこと、グリシャが海の外から来たこと、エレンの持つ力は「9つの巨人」の「進撃の巨人」だったことなど、驚愕の事実が明かされる。

海へ(22巻89話〜22巻90話)

調査兵団は、巨人の正体が壁内人類と同じ「ユミルの民」であり、他の人類からは「悪魔の民族」と呼ばれて狙われていると市民に公表。

戴冠式に出席したエレンはヒストリアの手の甲にキスをして、未来の記憶を見る。

ウォール・マリア奪還から1年後、パラディ島の巨人はほぼ駆逐。調査兵団は念願の海に到達する。

感激に浸るアルミンやミカサの横で、エレンは一人海の向こうに思いを馳せる。

【7】マーレ編(23〜26巻)

マーレ戦士の日常(23巻91話〜24巻98話)

シガンシナ区決戦から4年後の854年、物語の舞台はパラディ島からライナーの故郷「マーレ国」へ移る。

4年に渡る中東連合との戦争に勝利したマーレ国は、再び「パラディ島の始祖奪還」に向けて動き出す。

レベリオ収容区に帰還したエルディア人兵士はつかの間の休息。戦士候補生のファルコは病院で負傷兵のクルーガーと親しくなる。

マーレ国を裏から牛耳るヴィリー・タイバーは、敵の襲撃を予期しながらも、全世界に向けてパラディ島の脅威を語り宣戦布告。

演説の裏側で、ファルコがライナーを連れて地下室へ向かう。そこに待っていたのは病人に扮したエレン・イェーガーその人であった。

レベリオ収容区襲撃(25巻99話〜26巻105話)

地下室で演説を聞くエレンは、ライナーとの対話の末に巨人化。

ヴィリーを食らい、レベリオ収容区を襲撃する。エレンによってマーレ軍幹部や各国の首脳、果ては民間人も殺害されて、レベリオは大混乱に陥る。

ヴィリーの意思を継ぐ戦士隊の隊長マガトが指揮を取り、「戦槌の巨人」継承者ラーラ・タイバーと共に、エレン巨人に立ち向かう。

パラディ島から駆けつけた調査兵団の加勢もあり、エレンは「戦鎚」を捕食し能力を奪う。続けて「顎」も捕食しようとするが、「鎧」に阻まれる。

戦いを終えたエレンは、軍港を破壊したアルミン達と、飛行船で帰路につく。

一方、友人や仲間を殺されたガビは復讐を誓って飛行船に潜入、サシャを銃殺する。

【8】パラディ島紛争編(27〜30巻)

パラディ島内紛(26巻106話〜29巻115話)

物語の舞台は再びパラディ島、エルディア国へ移る。

空白の4年間の間の出来事として、反マーレ派義勇兵との協力、友好国ヒィズル国との外交、エレンと104期生の鉄道建設の思い出が語られる。

レベリオ襲撃で巨人化薬を入手した兵団上層部は、反マーレ派義勇兵を裏切る。更にエレンの力を他の兵士に移そうと画策。

しかし、地下牢に捕らわれたエレンは「戦鎚」の力で脱獄。フロックを中心とするイェーガー派も暴走し、ザックレー総統を殺害する。

その後、マーレ人捕虜ニコロのレストランに、ブラウス一家とカヤに助けられたガビとファルコが集結。ニコロはサシャを殺したガビを恨んでワイン瓶を振り下ろすが、ガビをかばったファルコの口にワインが入ってしまう。

ジークの脊髄液入りワインを兵団の上層部に飲ませていたことが判明し、イェーガー派が兵団を支配。

巨大樹の森では、ワインを飲んだリヴァイの部下がジークの叫びで巨人化。リヴァイはジークを捕らえるも、捨て身の雷槍爆破によって、同士討ちとなる。

パラディ島奇襲(29巻116話〜30巻119話)

潜入していたピークの手引きで、マーレ軍がシガンシナ区に上陸。

エレンが一人で「鎧」「車力」「顎」と戦う中、奇跡の復活を遂げたジークが救援。

「車力」の騙し討ちで落下したジークは、叫びの力でエルディア人を無垢の巨人化する。

ポルコは自らの身を差し出して、巨人化したファルコを人間に戻す。

104期生の支援を受けたエレンはジークに接近。しかしガビの対巨人ライフルに、頭を吹き飛ばされてしまう。

エレンと始祖ユミル(30巻120話〜30巻122話)

事切れる直前にジークと接触を果たしたエレンは、道の世界で目覚める。

エレンから「安楽死計画の反対」を聞いたジークは、エレンの考えを変えようと、グリシャの記憶を共に巡る。

その中でグリシャのレイス家襲撃にエレンと「進撃」の能力が関係していたと判明。

始祖ユミルはジークの命令ではなく、エレンの言葉に心を動かされて「地鳴らし」を発動する。

【9】地鳴らし編(31〜34巻)

パラディ島脱出(31巻123話〜32巻129話)

3重の壁が崩壊。エレンは終尾の巨人となり、壁内の巨人を引き連れ歩く。

エレンは「地鳴らし」を世界中のエルディア人に宣言。レベリオ収容区では混乱が起きる。

調査兵団、マーレ軍、義勇兵は一致団結し、エレンを止めるために動き出す。

イェーガー派の静止を振り切り、飛行艇を曳航した船で、パラディ島を脱出する。

世界連合艦隊でも「地鳴らし」は止められず、世界は平らになっていく。

飛行艇離陸(32巻130話〜33巻134話)

マーレ国では難民のラムジーが踏み潰されて死亡。

オディハに到着した一行は、飛行艇の整備をするが、フロックの妨害で危機に陥る。

ハンジはアルミンを15代目団長に任命し、殿を務めて時間を稼ぐ。飛行艇は遂に空を飛ぶ。

スラトア要塞に到着したアルミンはエレンに最後の戦いを挑む。

天と地の戦い(35巻135話〜35巻139話)

天と地の戦いが開幕。歴代の9つの巨人に調査兵団は防戦を強いられる。

空飛ぶファルコ巨人や、ベルトルト巨人の助けで窮地を逃れる。

アルミンの説得で心が動いたジークは自らリヴァイに切られることを選び、地鳴らしが止まる。

マーレ戦士たちは家族との再会を喜ぶが、光るムカデの反撃で全員巨人化。

ミカサは覚悟を決めてエレンを殺し、その生首にキスをする。

ユミルがその光景を見て微笑み、巨人の力は完全に消える。

ミカサはエレンの埋葬のため一人離れ、一方アルミンは英雄の役割を買って出る。

3年後、イェーガー派が支配するパラディ島に、一行は再集結。

丘の木の上でミカサはエレンのことを思う。

ストーリー解説まとめ
トロスト区防衛戦
(1〜4巻)
女型の巨人編
(5~8巻)
ウトガルド城編
(9〜12巻)
王政編
(13〜17巻)
ウォールマリア奪還
(18〜20巻)
グリシャの地下室編
(21〜22巻)
マーレ編
(23〜26巻)
パラディ島内紛編
(27〜30巻)
地鳴らし編
(31〜34巻)
単行本まとめ
1巻 2巻 3巻 4巻 5巻 6巻
7巻 8巻 9巻 10巻 11巻 12巻
13巻 14巻 15巻 16巻 17巻 18巻
19巻 20巻 21巻 22巻 23巻 24巻
25巻 26巻 27巻 28巻 29巻 30巻
31巻 32巻 33巻 34巻 35巻

【進撃の巨人】各巻あらすじまとめ

進撃の巨人1巻あらすじ

3重の壁に囲まれた世界。主人公のエレンは幼馴染のミカサ・アルミンと退屈な日々を過ごす。

そんなある日、超大型巨人が出現。町は破壊され、母カルラも巨人に食べられる。「巨人の駆逐」を志したエレンは、訓練兵団に入団する。

成績5位で卒業した翌日、再び超大型巨人が出現。エレンはアルミンをかばい、巨人に食べられてしまう。

進撃の巨人2巻あらすじ

巨人出現で混乱するトロスト区。

ミカサは「強盗に襲われて両親が殺されたこと」「エレンがマフラーを巻いてくれたこと」を思い出す。

アルミンが「エレンが巨人に食べられた」とミカサに告げる。

一度は諦めたミカサは、再び刃をとる。そこへ巨人が現れて、ミカサを助ける。

巨人が力尽きた時、そこから出てきたのは、死んだはずのエレンで…。

進撃の巨人3巻あらすじ

巨人を攻撃する巨人の正体は、なんとエレンだった。

駐屯兵団のキッツ隊長はエレンを砲撃。既のところで攻撃を防いだエレンは、アルミンに運命を託す。

アルミンは命を賭けて説得、その思いはピクシス司令に届く。

「エレン巨人が大岩を運び、トロスト区の穴を塞ぐ」作戦が開始。駐屯兵団の精鋭がエレンを護衛するが、エレンは暴走してミカサを殴る。

進撃の巨人4巻あらすじ

エレンは、イアン・ミタビ・多くの駐屯兵団の兵士の命と引換えに、トロスト区の穴を塞ぐ。

人類は初めて、巨人から領土を守ることに成功した。

後日、成績上位のマルコの死体が見つかる。

104期生は訓練兵時代の過酷な日々を思い出す。

ジャンはマルコの骨の燃えカスを握りしめ「調査兵団に入る」と告げるのだった。

進撃の巨人5巻あらすじ

巨人化したエレンの処遇をめぐり、憲兵団のナイルと調査兵団のエルヴィンが争う。

議論の末に調査兵団入りしたエレンは、リヴァイ班と行動を共にする。

一方、同期のジャン達も恐怖を乗り越えて調査兵団入り。

そんなある日、被検体巨人ソニー&ビーンの殺害事件が発生。壁内に裏切り者がいるようだ。

疑惑が渦巻く中、調査兵団は第57回壁外調査へ出発。

そこに現れたのは知性を持つ「女型の巨人」だった…

進撃の巨人6巻あらすじ

第57回壁外調査、アルミン・ジャン・ライナーは女型の巨人と遭遇する。

引き留めようと尽力するも、女型はエレンがいる中央後方へ向かう。

巨大樹の森を進むエレンとリヴァイ班の前に、女型が現れる。

エレンは巨人化を迷った末に「仲間を信じて進むこと」を選択。

エレンが捕まりかけたその時、先回りしたエルヴィンが女型を捕獲する。

全ては作戦通りだった。調査兵団は、女型の謎に迫る。

進撃の巨人7巻あらすじ

巨大樹の森の奥、エルヴィンは女型の巨人を捕らえることに成功した。しかし女型は「叫び」の力で無垢の巨人を呼び寄せて、逃走を図る。

帰路につくエレンの前に、謎の兵士に扮した女型の巨人が現れる。リヴァイ班は次々と殺され、エレンは涙。巨人化して女型と直接対決するも敗北。

リヴァイとミカサが女型を追い、エレンを救出。リヴァイはミカサをかばって脚を負傷する。

第57回壁外調査を終えた一行は、何の成果も得られないまま、エレンの引き渡しが決まる。

進撃の巨人8巻あらすじ

調査兵団の王都招集と、エレンの引き渡しが決まる。

アルミンはこのピンチを利用。女型の正体をアニと見抜き、市街戦にてアニを捕獲。しかし、追い詰められたアニは水晶体となり、情報を聞き出すことは叶わなかった。

戦いの末、破壊された壁の中には、まさかの巨人。事情を知るニック司祭をハンジは追い詰める。

一方、104期生の調査兵団メンバーは、裏切り者容疑で隔離されていた。そんな中、ウォール・ローゼ内に巨人が現れて…

進撃の巨人9巻あらすじ

ウォール・ローゼ内に巨人が発生。

104期生の面々は調査兵団の先輩兵士と共に市民の避難に当たる。

獣の巨人が登場し、調査兵団No.2の実力者ミケを殺害。

コニーは故郷で謎の巨人を発見し、サシャは村で少女を救う。

ウトガルド城で休憩するが、月明かりで動く巨人から夜襲を受ける。

進撃の巨人10巻あらすじ

ウォール・ローゼの巨人騒動の中、104期生はウトガルド城で休息。

月明かりで動く巨人の奇襲により、先輩兵士のゲルガーやナナバは死亡する。

追い詰められた一同を救ったのは、104期生ユミルの巨人化だった。

調査兵団が駆けつけて巨人を駆逐。クリスタは「ヒストリア」と真の名前を明かす。

事態が収束したと思いきや、ライナーとベルトルトが「鎧の巨人と超大型巨人」の正体をカミングアウトし、巨人化。

裏切られたエレンは、泣きながら巨人化するのだった。

進撃の巨人11巻あらすじ

正体を表した鎧の巨人と超大型巨人。

エレン巨人は鎧の巨人を追い詰めるが、超大型巨人の奇襲で敗北。エレンは誘拐されてしまう。

巨大樹の森で目を覚ましたエレンは、ライナーとベルトルトに恨みの言葉をぶつける。

一方、壁上で目を覚ましたミカサは、アルミンと共にエレンを追う決意を固める。

進撃の巨人12巻あらすじ

エレンを誘拐し、逃走を続けるライナーとベルトルト。

ヒストリアと会いたいユミルのワガママや、エルヴィンの奇策で場は混乱。

ゲスミンの言葉はベルトルトを惑わし、ミカサは隙をついてエレンを取り返す。

ハンネスはカルラを食べたダイナ巨人に再戦を挑むが、敗北。

エレンはダイナ巨人と接触したことで、始祖の巨人の力を発動。巨人を操り、ライナー達を撃退する。

進撃の巨人13巻あらすじ

エレンは104期生の仲間が加入した新リヴァイ班に配属される。

当面の目標は、壁の穴を塞ぐためにエレン巨人が硬質化能力を身につけること。

巨人化実験を3度試みるが失敗。さらに壁内に潜む敵の魔の手がエレンに伸びる。

敵の攻撃を利用したリヴァイは、リーブス会長を説得、味方につける。

一方エルヴィンは王都で単独行動、ピクシス司令に王政打倒を提案する。

進撃の巨人14巻あらすじ

王政府はエレンとヒストリアを狙い、調査兵団を追い詰める策を弄する。

ハンジがサネスを拷問して「レイス家が本当の王家」と聞き出す一方、エルヴィンはリーブス会長の殺人容疑手配で捕まり窮地に陥る。

リヴァイはケニー・アッカーマン率いる中央第一憲兵の奇襲を受けて敗走。エレンとヒストリアがさらわれてしまう。

進撃の巨人15巻あらすじ

王政府と中央第一憲兵は調査兵団を追い詰める。

エルヴィンは投獄され、エレンとヒストリアもロッドに誘拐されてしまう。

新リヴァイ班は憲兵団のマルロ・ヒッチの協力を得て、中央第一憲兵の根城を襲う。

ハンジはフレーゲルと新聞社の協力を得て、リーブス殺害の真相を暴く。

エルヴィンもまた、ピクシスとの策略で王政府の本音を聞き出し、クーデターを成功させる。

一方、囚われたエレンは、ロッドとヒストリアとの接触で記憶の蓋が開き「父を食べて巨人の力を得た」事実が判明する。

進撃の巨人16巻あらすじ

礼拝堂の地下に囚われたエレンは、ロッドからこの世界の成り立ちや父グリシャが犯した罪を聞く。

ヒストリアは巨人化しようとするが、ユミルとの約束を思い出して思い留まる。やむなくロッドは自ら巨人化。

一方、ハンジと新リヴァイ班は礼拝堂の地下に到着。中央第一憲兵の妨害を乗り越え、崩落する地下の奥で、エレンの拘束を解く。

自信喪失で涙するエレンは、傍らに落ちていた「ヨロイブラウン」の小瓶を飲んで、巨人化して…。

進撃の巨人17巻あらすじ

「ヨロイブラウン」の小瓶を飲み硬質化能力を得たエレンは、地下の崩落から仲間を救う。

超大型を超える巨人と化したロッド・レイスを止めるため、調査兵団はオルブド区の駐屯兵団と協力する。

エレン巨人の火薬攻撃、ヒストリアのロッド討伐を経て、オルブド区の危機は去った。

ヒストリアは自ら市民の前に立ち「壁の中の真の王」を名乗り、受け入れられる。

それから2ヶ月、調査兵団はウォール・マリア奪還に向けて準備を進めるのであった。

進撃の巨人18巻あらすじ

ウォール・マリア奪還作戦に向けて準備を進める調査兵団。

エレンは父グリシャのヒントを得るため、訓練兵団教官のキースの元を尋ねる。

リヴァイはエルヴィンから「人類の勝利よりも、真実が判明する瞬間に自分が立ち会うことが大事」と本音を聞き出す。

調査兵団はウォール・マリア奪還に向けてシガンシナ区へと出発。エレンの硬質化能力によって壁の穴を塞ぐことに成功。

鎧の巨人と獣の巨人が現れて、人類と巨人の全面対決が始まるのだった。

進撃の巨人19巻あらすじ

シガンシナ区にて調査兵団と、獣の巨人たちの戦いが開始。

まず仕掛けたのは獣の巨人。小型の巨人を突撃させて馬を狙う。

一方エルヴィンもエレン巨人を投入。更に新兵器の雷槍を使った波状攻撃で鎧の巨人を仕留める。

そこへ現れたのが樽に入ったベルトルト。ライナーの生存を確認し、超大型巨人化。周囲は爆風で吹き飛ばされる。

ハンジ班が全滅し、残されたのは104期生のエレン・アルミン・ミカサ・ジャン・コニー・サシャの6名だけとなる。

進撃の巨人20巻あらすじ

シガンシナ区の戦いは続く。

獣の投石攻撃で窮地に陥ったエルヴィンは「地下室に行きたいが、仲間の亡霊が俺を見ている」とリヴァイに語る。

リヴァイはエルヴィンの心を汲み「夢を諦めて死んでくれ。獣の巨人は俺が仕留める」と選択。

新兵とエルヴィンの特攻の隙に、リヴァイは獣に近寄り、ジークを取り出すことに成功。しかし車力の巨人にジークを連れ去られてしまう。

外門では、多大なプレッシャーの中でアルミンが遂に覚醒。作戦を思いつく。

ミカサ、ジャン、コニー、サシャの4人は、鎧の巨人に雷槍で立ち向かう。死んだと思われたハンジの援護もあり、鎧の巨人を倒す。

一方、アルミンは自らの命と夢を差し出し、ベルトルトを引き止める。エレンは立体機動装置を使って背後に忍び寄り、超大型巨人を倒す。

多くの犠牲と引き換えに、調査兵団は勝利を収めたのだった。

進撃の巨人21巻あらすじ

シガンシナ区決戦、決着。

鎧の巨人ライナーと、超大型巨人ベルトルトを手に入れた調査兵団。

しかし、車力の巨人にライナーを奪われてしまう。

一方、リヴァイは選択を迫られて、エルヴィンではなくアルミンを生き返らせる。

エレンは実家の地下室に行き、父グリシャの残した3冊の本を手にする。

そこに書かれていたのはこの世界の真実。人類は滅んでなどいない。グリシャは海の向こう側からやってきた…。

進撃の巨人22巻あらすじ

調査兵団は、エレンの実家の地下室で真実を知る。

グリシャはジークに密告され、エルディア復権派の仲間と共にパラディ島に楽園送りされていた。

窮地を救ったのはマーレ治安当局の職員エレン・クルーガー。その裏の顔は復権派を導くフクロウ。

クルーガーはグリシャに進撃の巨人を渡し、始祖の巨人の奪還を命じる。

壁内に戻ったエレンは、戴冠式に出席。ヒストリアの手の甲にキスをして、未来の記憶を見る。

1年後、パラディ島の巨人は全て駆逐。調査兵団は海にたどり着く。しかしエレンは海の向こうを指さして…。

進撃の巨人23巻あらすじ

物語の舞台はパラディ島から、4年後のマーレ国へ。

マーレ国の戦士候補生ファルコ、ガビ、ウド、ゾフィアは、中東連合との戦争に参加。

顎の巨人、鎧の巨人、獣の巨人の活躍でマーレ国は辛くも勝利する。

レベリオ収容区に戻ったライナーは家族と再会。ガビと共にブラウン家の食卓を囲む。

その夜、ライナーは自身の人生を振り返る。

進撃の巨人24巻あらすじ

マーレ国は再び「パラディ島の始祖奪還」を計画。

ライナーは「またあの島に行くのか」と人生を振り返り、気づけば銃は口の中に…。

戦士隊を率いるマガトは、マーレ国を裏から牛耳るヴィリー・タイバーと対話。

各国の大使、新聞社、マーレ軍幹部が集まるヴィリーの舞台の日。

ファルコはライナーを連れて地下室へ向かう。そこに待っていたのは病人に扮し、マーレ国に潜入していたエレン・イェーガーその人であった。

進撃の巨人25巻あらすじ

レベリオ収容区では、世界の大使、新聞社、マーレ軍幹部、そして多くの一般人が祭典を楽しみに待っていた。

ステージ上のヴィリー・タイバーは巨人大戦の真実を語り、地鳴らしの可能性を秘めたパラディ島に宣戦布告をする。

地下室で演説を聞くエレンは、ライナーとの対話の末に巨人化。ヴィリーや敵軍のみならず、無関係な一般人も殺してしまう。

調査兵団はエレンの援護にまわり、戦鎚の巨人や顎の巨人と全面対決。

一方ガビは、混乱で死んだウド・ゾフィア・門兵のおじさんの復讐を誓い、銃を手にするのだった。

進撃の巨人26巻あらすじ

レベリオ収容区を襲撃したエレン巨人と調査兵団。

マーレ軍は巨人を使って反撃を試みるが、獣の巨人、車力の巨人と続けて敗北してしまう。

さらにアルミンの超大型巨人が軍港を破壊して、大勢の軍人と市民が死亡する。

エレンは顎の巨人の鋭い牙を利用して、戦鎚の巨人の水晶体を噛み砕く。戦鎚の能力を得る。

飛行船で帰路につく兵士たちの前に、執念で乗り込んできたガビが現れる。ガビが放った凶弾にサシャが倒れる。

パラディ島に戻った104期生たちはサシャの葬儀を行う。ミカサは墓の裏で、アルミンはアニの水晶体の前で、エレンは鏡の前でそれぞれ思いを馳せる。

進撃の巨人27巻あらすじ

エレンが戻ったパラディ島で、内紛が起きる。

パラディ島政府は、反マーレ派義勇兵を裏切り、イェレナを拘束。ピクシスは真意を探る。

ヒィズル国のキヨミは、世界初の氷爆石で動く飛行艇を持ってパラディ島を訪問。

104期生がエレンへ疑心を抱く中、エレンは地下牢から脱獄。

さらにザックレー殺害や、フロックと調査兵団新兵の離脱も発生。

一方、ガビとファルコは、サシャに助けられた少女カヤとブラウス厩舎に向かうのだった。

進撃の巨人28巻あらすじ

ザックレー殺害、エレンとイェーガー派兵士の脱獄で揺れるパラディ島内。

レストランにはブラウス一家とガビ、ファルコ。レストランを怪しむハンジたちも後から合流。

ニコロはサシャを殺したガビを恨み、ワイン瓶を振り下ろす。ガビをかばったファルコの口にワインが入ってしまう。

突如現れたエレンは、ミカサとアルミンと話し合い、絶交寸前の言い争いとなる。

一方、巨大樹の森ではジークの策略が発動。叫びでリヴァイの部下を巨人化して逃走を試みる。

リヴァイはジークを捕らえて雷槍を仕掛けるが、クサヴァーとの約束を思い出したジークは自爆覚悟でそのトリガーを引く。

進撃の巨人29巻あらすじ

マーレ国軍がパラディ島を奇襲。

エレン巨人は、鎧の巨人、車力の巨人、顎の巨人と戦う。奇跡の復活を遂げたジークはシガンシナ区に帰還、エレンを救援する。

一方、ガビは「悪魔なんていなかった」と自らの過ちを悟る。ファルコもどさくさに紛れてガビに告白。

投獄されていた104期生も戦場に向かう。そんな中、車力の巨人の騙し討ちが成功。砲撃を受けた獣の巨人は落下して…。

進撃の巨人30巻あらすじ

パラディ島vsマーレ軍の戦いはクライマックス。

ジークの叫びでパラディ島のエルディア人は巨人化。衝撃に巻き込まれてコルトは死亡。

ポルコは自らの身を差し出して、ファルコを巨人から人間に戻す。エレンはガビに頭を吹き飛ばされるが、事切れる直前にジークと接触を果たす。

道の世界で目覚めたエレンは「安楽死計画反対」をジークに告げる。ジークはエレンの考えを変えようと、グリシャの記憶を巡る。

845年の超大型巨人襲撃の日、レイス家の礼拝堂に向かうグリシャ。「進撃の巨人は、未来の継承者の記憶を覗き見できる」と明かし、フリーダから始祖を奪う。

ジークはグリシャの謝罪にほだされて、ユミルに安楽死計画発動を命令。

しかしユミルは「待っていたんだろ、ずっと、2000年前から誰かを」というエレンの言葉に心が動かされる。

かくして、エレンの命令で、3重の壁が崩壊。壁の中の巨人が姿を現すのだった。

進撃の巨人31巻あらすじ

3重の壁は崩壊。エレンは終尾の巨人となり、壁内の巨人を引き連れ歩く。

エレンは「地鳴らし」を世界中のエルディア人に宣言。レベリオ収容区では混乱が起きる。

ジャンは兵士を指揮して巨人化したエルディア人を討伐。アルミンも巨人化したピクシスに引導を渡す。

フロックを中心に、イェーガー派が島内の権力を握り、市民の支持を集める。

郊外ではハンジとリヴァイが、マガトとピークに協力を仰ぐ。

車力の巨人は、処刑寸前のイェレナとオニャンコポンを誘拐。

アルミンは、母を救おうと抜け出したコニーを説得する。水晶体から解放されたアニやライナーと協力して世界を救うことを決意。

進撃の巨人32巻あらすじ

エレンを止めるために集まった調査兵団、マーレ軍、義勇兵。

アズマビト家の飛行艇に乗るため港に向かう。しかし、先回りしたイェーガー派が占拠。

パラディ島の仲間を殺さずに島を出たいとアルミンは願う。しかし、戦いの火蓋は切られてしまう。

ダズやサムエル、マガトやキースの犠牲によって、船は出港。船上では、マーレ戦士が地鳴らしの被害を嘆く。

一方、マーレ国のカリファ軍港に世界連合艦隊が集結。地鳴らしを止めようと試みるが、願い叶わず。エレンは進撃を続ける。

進撃の巨人33巻あらすじ

地鳴らしは止まらない。マーレ国では難民のラムジーが踏み潰されて死亡。

オディハに到着した調査兵団は飛行艇の整備をするが、死にかけのフロックに妨害される。

ハンジは15代目団長をアルミンに譲り、自ら殿を務めて時間を稼ぐ。大きな代償で、飛行艇は遂に空を飛ぶ。

エレンはアルミン達を道に呼び「お前らは自由だ。戦え」と一方的に告げる。

一方、船上のアニはファルコから「空を飛ぶ夢」の話を聞かされる。

エルディア人達はレベリオからスラトア要塞へ逃げ込む。しかし、エレンと地鳴らし巨人も姿を現す。

ミュラー長官は飛行船を使った爆撃攻撃を試みるが、獣の投石で全滅。

絶体絶命の危機に、飛行艇が到着。アルミンはエレン巨人に最後の戦いを挑む。

進撃の巨人34巻あらすじ

天と地の戦いが開幕。歴代の9つの巨人に調査兵団は防戦を強いられる。

窮地に現れたのは空を飛ぶファルコ巨人。ベルトルト、ポルコ、ユミルの巨人も、自らの意思を取り戻して、調査兵団に助力。

アルミンの説得で心が動いたジークは、自らリヴァイの前に顔を出し、その首を切られる。地鳴らしが止まり、マーレ戦士たちは家族との再会を喜ぶが、光るムカデの反撃で全員巨人化。

地獄絵図と化した戦場で、ミカサはエレンを殺す覚悟を決めて、エレン巨人の口の中に飛び込む。エレンを見つめながら、その首を切る。生首にキス。ユミルがその光景を微笑んで見ていた。

巨人の力が完全に消えて、アルミンはエレンと道で話した記憶を思い出す。

ミカサはエレンの埋葬をするため、一人パラディ島へ戻る。アルミンはエレンを殺した英雄の役割を買って出る。

3年後、イェーガー派が支配するパラディ島に、アルミン、コニー、ジャン、ライナー、アニ、ピークの6人は向かう。港ではヒストリアが待っていた。

パラディ島の丘の木の上でミカサは一人涙を流す。そこに鳥が飛んできてマフラーを巻く。ミカサは「マフラーを巻いてくれて、ありがとう」とエレンに伝えるのだった。

単行本まとめ
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