【進撃の巨人】アニメ86話「懐古」考察・感想【ファイナルシーズン4期27話】

タキ

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【進撃の巨人】アニメ86話「懐古」考察

考察1本目

【ネタバレあり】進撃の巨人アニメ86話の戦闘がヤバい…神作画とアニオリを考察
【ファイナルシーズン4期27話「懐古」】

こんにちはタキです。

86話「懐古」めちゃくちゃ良かったですね!

最終回までネタバレありで

それぞれのキャラクターの戦い

そしてキースとマガトについて

アニメの改変、演出を中心にお話ししていきます。

コメント欄に目次もあります。

まず104期生の戦いなんですが

コニーの戦闘シーン、痺れましたね

アニとライナーを助けるためにコニーが戦うんですけれども

まず登場シーン、蒸気の中から出てくるところに痺れました!

後ろ向きに進んで反転とか

コニー自身の動きも勿論かっこいいですが

カメラワークがやっぱり秀逸でしたね。

コニーを常に中心とか、大きく捉えるだけじゃなくて

画面の端っこに行ったり

遠くで戦ったり、近づいたり

画面の外から戻ってきたり

そしてカメラが追い切れない感じで…。

いやコニーの戦い…これ痺れましたね。

でコニーのアニとライナーを助ける、

という描写なんですが

兵団の補給所で以前、アニに助けられたり

あるいはね塔ではライナーに助けられたりと

アニとライナーに既に救われてきたんですね

そんなコニーがアニとライナーを救うことで

恩返しをするというところも痺れるところです。

で、もう一つね

ミカサとジャンの戦闘シーンも良かったです。

前回そして今回の序盤では

ブレードを抜いていなかったミカサなんですが

コニーがねイェーガー派を

倒すタイミングでついに人を殺し始める

コニーを助けるというところも大きいのでしょう。

でここからね

ミカサ・ジャンにとっての通過儀礼が再び始まっています。

でミカサ同様にジャンに関しても

仲間を助けるために敵を撃っていました。

で注目は原作とアニメで

敵兵の姿が変更されていましたね。

この怯えている女性の兵士の姿に変わっていました。

これは恐らくですが、

王政編でジャンが手を下せなかった

この女性の兵士と重ねるために

あえてちょっと改変しているんじゃないのかなと思います。

王政編との対比を意図した変更なんじゃないのかなと思います。

あの時は手を下せなかったジャンなんですけれども

通過儀礼を経たからこそ、ためらわずに引き金を引いて仲間を助けた

とそういう進撃の巨人の今までを知っていると

また見方が変わるシーンかなと思います。

セリフの変更もありましたね

原作だとジャンとミカサのセリフは

「躊躇えば 仲間が死ぬ」だったんですけれども

アニメ版だとね

「躊躇えば 地鳴らし止められない」と変わっていました。

前回、コニーが「仲間を殺すことかよ」と言っていたように

パラディ島の今戦ってる兵士たちも

仲間には変わりないので

その辺を考慮してセリフ変更したんじゃないのかなと思いました。

そしてミカサの戦いですね

原作だとこれ、実はフロックが海に落ちてから

戸惑うイェーガー派をね

ミカサが倒すシーン

一人をこうやって切る姿はあったんですけれども

実はこのコマの後に全員やられました、っていう

結果だけが描かれていたんですね。

しかしアニメ版はね

かなり丁寧に描いていました

30秒以上一騎当千で複数人を相手にする

ミカサの戦いがね

今回忘れられないシーンとなりました

自ら手を汚して殺した後に

更に雷槍で爆発させるところも追加されていた

マグノリアさんからコメントいただきましたが

ミカサの戦闘シーンは確かにオーバーキルでしたが

イェーガー派の戦意喪失が目的でやったような気がします。

あんな見せられたら普通は逃げます。ということで

確かにその意図もあったのかなと思います。

あとは過去のリヴァイの戦いなんかも

オマージュしてるんじゃないか、というご指摘もありました。

本当このシーンっていうのは

意図的にこのミカサの戦いを

かなり細かく描いてますね。

先程も言いましたが

原作だと本当このコマだけだったので

その意図っていうのは

やっぱり爽快感よりも

残酷さ、怖さを感じる。

「やり過ぎ」と感じさせるというところですよね。

「戦い」の意味とか代償はこういうことなんだよ、

っていう風に視聴者に考えさせるところでもあるのかなと思いました。

一度一線を越えてしまうと

「0人、1人、たくさん」っていう感じになるのかな

とも感じました。

その後ですね

ミカサが敵の兵士を倒した後に

この血の雨が降っていたんですけれども

エルメスさんからコメントいただきましたが

シーズン1のオープニング

アルミンが血を浴びるのと似てますね。

と確かにここ、セルフオマージュじゃないかなと思います。

あとはあいうえお作文さんからコメントいただきましたが

リヴァイのをOVAを意識したのかな?と。

確かにここもちょっとね似てるので

参考にしているのかなという感じがしましたね。

そしてこのOADに関しても

最近、各種動画配信サービスで

簡単に見られるようになったので

その辺りもまた動画にしようかなと思います。

見たい方のために概要欄にリンクも貼っておきます。

で次。巨人たちの戦いなんですけれども

地味な改変ポイント良かったです。

例えばアズマビトを守りつつ戦うライナーに関しては

原作にはないちょっとした描写ありましたね。

6:40あたりに左腕で雷槍を受け止めて

右腕でパンチするシーンがありました。

でこの流れで見るとライナーが

このアズマビトを左手で守った後に

うなじに打たれた雷槍を防ぎ切れずに

ダメージを受けるというシーンもね

左手で守っていたから守りきれなかったんだな

という風に見えてきます。

鎧の巨人と女型の巨人は

アズマビト、更には船を守りながらの戦いじゃなかったら

もっと戦えていただろうなという感じもします。

更にね女型の巨人に関しても

アズマビトを守っている描写がありましたが

女型の巨人に関しては

この左腕で雷槍を防いだんですけれども

ダメージに耐えきれずに爆発して分離してしまうと。

鎧の巨人とのこういう違いっていうところも

浮き彫りになってきますね。

何と言っても今回、104期生と対峙していた

イェーガー派の描き方っていうところもまた

原作とちょっと比重を変えてきたかなという感じがします。

例えばこの女型の巨人が

イェーガー派を倒すシーンに関しても

イェーガー派達、ひとりひとりの人間が

命を賭けて戦っていると感じさせる作りだったなと思います。

具体的には兵士の顔をこうやって画面いっぱいに描くんですよね。

で、その上でこの兵士が女型の巨人に

いともたやすく投げられる。

アニメーションが凄いかっこいいですけれども

一方で敢えてモブ兵士の顔を映していたところにも

やっぱり意味があるんじゃないのかなと思います。

画面端っこでただただ消費される命ではない。

というところも示唆しているんじゃないかなと感じました。

他にもね兵士の恐怖に関してはフロックの演説、

ピクシス司令の演説も思い出しますが

「エレンが殺されればパラディ島は血の海に沈む!

お前たちの親も兄弟も子供も皆殺しだ!」と。

兵士たちが未来もそうですし、目の前の巨人に怯える姿…

イェーガー派にも感情移入をしてしまいますよね。

現在公開可能な情報に関しても

巨人を相手にしていた頃は、巨人が敵だった。

国を相手にしていた頃は、国が敵だった。

それぞれが異なる信念を押し通す限り、敵は消えない。

というちょっと概念的な現在公開可能な情報になっていますけれども

イェーガー派も自分たちの目的、信念のために戦っているだけ

なんだなと改めて思いますし、

どちらが正義という描き方、肩入れさせる作りにはしてないように思いました。

ただ今回このフロックに関してはまたちょっと別かな?と

フロックが敵に攻撃しようとするシーンが

この一連の動き最高だったんですけれども

ファルコ巨人に立ち向かうフロックのこの主人公感!

化け物に立ち向かう勇者みたいな構図ですよね。

でここから先のフロックの一連のアニメーションが

最高だったのでちょっとお話します。

まず怒りに我を忘れて暴走したわけでもなく

冷静にこのファルコ巨人をスルーしていくと。

両腕の雷槍に関してこのあと触れていくんですけれども

ファルコ巨人には雷槍を放たずにスルーしていったと。

でそのあと原作になかったフロックVSハンジさんの戦い。

ここもアニメーションが凄いですけれども

ちょっとした注目はフロックの頬に

傷が付けられるアニメオリジナルの描写がありました。

ミカサの傷の位置と重なるのは

あえてなのかな?っていう感じもしますね。

でさらにその後、車力の巨人との戦いになるんですが

ここもね何とかくぐり抜けると。

ただし、右腕の雷槍を使用して先に進んだという感じです。

そして「エルディアを救うのは俺だ!」と言いながら

残された左腕の雷槍を打ち込もうとするんですね。

ここもかっこよかったですね。

ここもイケメンに描くことはできたと思うんですけれども

あえてちょっとガムシャラな決してかっこいいだけではない

フロックの顔にしたんじゃないのかなと思います。

原作だと右腕の雷槍を使おうとしていたんですけれども

この一連の流れを見て分かる通り

右腕は車力の巨人に使って左腕を使うという

そういう地味な変更もありました。

そして「エルディアを救うのは俺だ!」という発言も

元々は人類を救えるやつは俺だって思っちまったと、

ウォールマリア奪還作戦前に言っていましたが

その後ですね

「悪魔がエルディアを救う」「それを蘇らせるのは俺の使命だ」

という風に言っていた。

しかし現在は「エルディアを救うのは俺だ」

という風に変化をしているんですね。

フロックなりに悪魔がいなくなった状況の中でも

自分の使命に沿ってね国のために戦っていくという

非常に印象的なところですね。

そして最後ガビに撃たれて落ちていくんですけれども

フロックの挑戦を始まりから最後までしっかり描いていました。

でこの時の注目はやっぱり水しぶきのこの赤黒さですよね。

冒頭できれいな海を描いたのが効いてくるこの対比っていうところが

この戦いの残酷さを際立たせています。

更にはフロックの演説、

「エレンが死ねばパラディ島は血の海に沈む」

っていうのもこんな風になるよな…という風にね

改めて認識させる非常に残酷な作りでしたね。

でこの辺り注目ポイントは話したんですけれども

ぜひスロー再生で見返してほしいですね!

とてつもなく細かくつくり込まれてるので

私もこのシーンだけ何度も見返しました。

皆さんの感想も是非ください!

そして最後。キースとマガトなんですけれども

回想シーン良かったですね。

まずアニたちを見送って察するこのキースの姿。

この十字架のような陰影がアニメで追加されていましたが

これから死にゆくキースを一つ象徴している感じもします。

そしてマガトのあの子たちの姿で描かれたこの人物たち

死んだウド、ゾフィア、ポルコ、コルトもそうですし

更にはこの裏切り者のジークも入っていると。

マガトにとっては幼少期から見守ってきた

あの子の一人なんだなというところを改めて実感しますね。

そんな二人が最後に会話を交わすのですが

お互いの立場ではなく名前を言い合う。

このあたりもグッときます!

で更にアニメで追加された二人の名前を言った後のリアクション!

ここが一番泣けましたね。

このマガトの広角が上がる微笑み

そしてキースも少しだけ口角が上がって

お互いに理解し合うこのおじさんたちの姿、最高ですね。

私、以前。キースとマガトのキャラ考察を

それぞれ30~40分ぐらいあげているので

この二人が好きになったよ!という方は

是非こちらの動画も見てみてください。

そして二人を見送る船なんですけれども

爆発音を流さずにBGMを流していましたね

その結果ここでのガビの叫びも感情もね

声が聞こえなかったということで

視聴者側が想像するしかないと

個人的にはここでのガビは

二人の過ごした時間を表す「マガト”隊長”」という風に

言っていたんじゃないのかな?と思いました。

ピークもガビに触れて堪えてマガト見送る…

いやここはアニメで見てると感動するシーンでしたね。

ということで以上になります。

話したいこと今回、あり過ぎたので次回の動画で

アニ、ダズ、ファルコ、ハンジさんなどの話をします。

皆さんの感想コメントもたくさんお待ちしています!

以上タキでした。それではまた。

考察2本目

こんにちはタキです。

アニメ86話「懐古」の考察動画です。

原作とアニメの違いを中心に

7つの注目ポイントについてお話しします。

コメント欄に目次もあります

まずファルコの巨人化なんですが

傷をつけて巨人化しようとする

この手が生々しかったですね

初めての主体的な巨人化がうまくいかなくて

焦るファルコの様子が伝わってきます。

そしてジャンに見つかったタイミングで

ファルコが手を隠すというアニメの改変もありました。

この辺りの細かなファルコの心理描写というところも注目ですね

ついに巨人化した訳なんですけれども

この明らかに異質な感じ。

今までの顎と違うな、というところが

アニメだとより伝わってきました

そして2つ目。

半次さんとフロックの対面なんですが、

ハンジさんめちゃくちゃ強かったですね!

頭・好奇心・人間性だけじゃない

戦闘力も兼ね備えているというで

この戦闘力を見ると132話、

ハンジさんとフロックのあのシーンに

繋がってしまうな、と改めて思いました。

一方でこのハンジさんの姿を見てフロックは驚いていた。

川に飛び込んで追手に殺させたはずの

ハンジさんが生きていたということでね

驚くリアクションが追加されています。

画面を覆う血しぶきであったり

ハンジさんに付けられた傷口から血が流れていたり

さらには落ちた時にこの水しぶきの色だったり

やっぱり血の描写っていうのが印象的でした。

特にこの戦いの最後ですね

俯瞰の絵があることで、この戦いがもたらした

犠牲というのをすごい感じてしまいますよね

ずっと主観で描いていたので

この戦いが結果的には何をもたらしたのかと言うと

こういう犠牲なんだな、と。

そういう残酷な描写を一枚入れてきたなという感じです

この血の描写に関しては

映画「プライベート・ライアン」なんかも

ちょっと意識してるのかなと個人的には感じました

2つ目。

キースとマガトについて追加でお話しします。

まずマガトの優秀さなんですが

Gold fishさんからコメントいただきました。

今まで巨人を使った戦いの指揮を取ってきたマガトが

ライナー達に的確に指示を出している。

こうやって前線で戦ってきたから彼らは

マガトを信じていたんだなと。

マガトね非常にうまく指示を出していましたね

個人的にこのマガト凄いな、と思ったのが

ファルコの巨人が暴走した時に

車力に抑えつけさせて暴走する巨人に

自ら近づいて料理人のような手つきで

ファルコ巨人を切っていました。

この時の手慣れた手つきもそうですし

強さと優しさが同居するマガトの

キャラクターというのを感じました。

そしてつくしさんからもコメントいただきましたが

残っているマーレ軍で最も優秀な砲撃手(自称)が

まんざら嘘でもなさそうだった、と。

確かに今回のマガトは

イェーガー派を的確に撃ち抜いていました。

やっぱりマーレ国の中でも巨人隊、

それを率いる隊長だったということで

非常に優秀な軍人だったということが

今回の回を見ると思います。

他にもね「走れ!走れ!」というセリフが

アニメで追加されていたところもちょっとした違いとしてありました。

あとはアズマビトの整備士にね

「30分でできます」と言われて「15分でやれ!」

というところも優秀だけど厳しいなという風に思いました

そしてキースに関してなんですけれども

こちらタキアニメチャンネルネタバレなしの

アニメ派向けの動画の方でコメントをいただいたんですが、

キースは何故アニたちを見て、援護したのか?

イェーガー派の人たちもミカサたちと同じく

キースの教え子だったはず。それなのになぜそちら側に着いたのか?

という質問ですね。

考えてみると爆破した列車に元訓練兵、

教え子たちも乗っていたはずなんですね

それでもなお爆破して

旧調査兵団の側についたという感じです。

ハンジさんの「虐殺は駄目だ」とか

ジャンの「俺はまだ調査兵団」

コニーの「世界を救う」とかと同じで

元調査兵団団長だったキースも調査兵団スピリッツ(魂・理念)

みたいなものに突き動かされたということなのでしょう

アニたちをこの見送る時は訓練兵の服だったんですが

港に来た時はね調査兵団の服になってると

マガトも調査兵団の服を着ていて

二人とも自由の翼を背負ったまま死んでいきました。

で3つ目なんですが、

アニを介して伝わることということで

コメントもらってこれ原作の理解度ちょっと上がったなと。

お気づきの方も多いかもしれませんが一応共有します

ひろさんからのコメントですね

馬車に乗っていたメンバーで

マガトとキースの共通の教え子がアニなので

アニのことを話したのかなと思ったと。

わざわざアニにキースの存在を気づかしさっていうのは

まそういうことですよね。

共通の教え子だったからだとで

こんにゃくさんからもコメントありましたが

キースとマガトの会話で職業は言っていなかったが

「教え子たちがアニを連れて…」と言っていたので

マガトはキースが自分と同じ立場なのだと

理解できたと。

で更にはキースがアニを教え子の中で

わざわざ名前を出すことによって

「(敵だったはずの)アニ・レオンハートを連れて」

と手を組んだことも連想できて流石だと思います。

とコメントいただきました。

確かにそうですよね

教官という共通点もこのセリフによって

感じたところがあるでしょうし

更にはマガトが「なぜ味方をした?」と

キースに尋ねていたんですが

「アニたちが協力している姿から察したと」

皆まで言わずに返していたのは

その名前を出すから伝わるというところ

だったという感じですね。

そしてそんなキースとマガトの最後の時ですが

これ見ていて思ったのが

このタイミングじゃなかったら

このマーレ国の元帥と

自分にとって大事な島民や兵士を殺されたね

パラディ島のキース、

この二人は普通は対立関係になったり

殺し合う関係になるはずなんですが

そうはならないで一個人として

お互いを認め合うっていうのは

奇跡的なタイミングだったなと更には近いものを感じる

第三者が相手だったからこの二人は

心の中に抱えているものその気持ちっていうのを

吐き出したんだろうなという風にも思います。

そして最後の名前を名乗るタイミングでは

エルディア人、マーレ人とか

マーレ軍元帥、調査兵団の元団長とか

そういう肩書きとか人種とかを抜きにして

名前だけを伝え合う。

お互いの存在そのものを認め合う感じで

ここがやっぱり痺れますよね!

教え子のことを思って、

自分の信念に従うただ一人の人間として

お互いに向き合うところが非常に良かったですね。

そして3つ目。

ダズとサムエルの描写なんですが

いつもどおり印象的なこのマッパの目から

物語始まったんですが、

この時アルミンが見た落ちるダズの姿というのが

アニメでね描かれていました。

原作だと実は逆のアングルだったんですが

この自分たちの行為の代償を直視して

しまったんだろうなと。

そういう残酷な描写になっていました。

でもう1つ良かったのが

コニーとアルミンが悲しい心境の中、

戦いは待ってくれないという感じでね

現実世界に引き戻すこの描き方良かったですね。

実は最初のシーンってドンパチ音、

この戦ってる音が流れていないで

コニー達から見えている世界がこう描かれているんですが

突如、女型の巨人が来てイェーガー派と戦って…

というところで現実に引き戻してくると。

漫画を読んでる時はこの自分のペースで読めるんですが

アニメっていうのは強制的に

時間が経過していくメディアだからこそ

この戦いは待ってくれない。

現実というのはこうなんだと。

戦わなければいけない、とね

すごい直感的に感じたので

個人的には今回の回というのは

アニメで見られて良かった回だなという風に思います。

そして4つ目。

スナイパーガビなんですが、

ガビがフロックを撃って船は守られた

このシーンですね。

実は原作だとハンジさんが

「ガビ!よくやってくれた!」と言っていました。

でその後にその本誌から単行本に変わった

タイミングで「ガビ!助かった!」という風に

セリフが変わっているんですね。

ではアニメでどうなったのかというと

このセリフ自体がこの後なくなっていました。

ハンジさんのリアクションがなくなっていたということで

ここはあえてセリフ削ったんじゃないのかな?

と、個人的には想像しています。

諫山先生の指示の可能性もあったんじゃないのかな?と。

ていうのはやっぱりこの戦い自体が

エレンを止める為とはいえ、その愚かな行いであることには

変わりないのでその辺りを加味してですね

このリアクションというのを

変えたんじゃないのかな、と思います。

そして5つ目。

ミカサがアニに肩を貸すシーンですね。

ミカサとアニは因縁だらけだったんですが

女型の巨人戦の時もそうだし、

最近もこの「終末の夜」であわや戦いか!?

という感じだったんですけれども

そんな二人がついに共闘してね

更にはこのミカサがアニに肩を貸すシーンというのが

この一連の流れを見てるとね

感じるものがありますね。

そしてレベリオは間に合わないという予想を聞いた時に

この崩れ落ちるアニにミカサは手を伸ばすのですね

ピークも自分が辛い中、

ガビをこう心配していたんですけれども

やっぱりただ触れる、寄り添うところに

この優しさっていうのが滲み出ていて

細かいけどいいシーンだなという風に思いました。

そして次にアニメでやっぱり見逃せないのが

この回想シーンですね。

大局を見られて弱い人の気持ちが分かる

ジャンだからこそレベリオの被害を

具体的に想像してしまうだろうなと

この時のことを思い出すんだろうなと思いました。

アニメだとこの原作の123話「島の悪魔」で描かれたところが

まだ描かれていないので次回以降描かれるでしょう。

この回想を入れてくるのもコニーの絶望した顔ですね

これの後に、この顔が入るので

個人的には何て残酷なことをするんだ、とね

こう比較してみるとちょっと感じてしまいます。

そして最後。

清美様の地図なんですが

「これ清美様がオディハに行きましょう。」

という時にこの脳内地図、どういう風にアニメ化するのかな

と気になっていたんですが…

もしかしたら清美様が始祖の巨人のようにね

脳内に直接このオディハの地図を送るのかな?と

「全てのユミルの民とマーレ人に告ぐ」っていう感じで

語りかけるのかな?と思ったんですが

うまいこと現物の地図をしっかり用意して、

それで伝えるというねアナログな方法で

この漫画的表現を回避していました。

以上、タキでした。それではまた。

アニメ話数 原作の対応話数
23巻91話『海の向こう側』
23巻92話『マーレの戦士』
23巻93話『闇夜の列車』
23巻94話『壁の中の少年』
24巻95話『嘘つき』
23巻94話『壁の中の少年』 ※一部
24巻95話『嘘つき』後半
24巻96話『希望の扉』
24巻97話『手から手へ』前半
24巻97話『手から手へ』後半
24巻98話『よかったな』
25巻99話『疾しき影』
25巻100話『宣戦布告』
25巻101話『戦鎚』
25巻102話『後の祭り』
第66話「強襲」
(4期7話目)
26巻103話『強襲』
26巻104話『勝者』
第67話「凶弾」
(4期8話目)
26巻104話『勝者』後半
26巻105話『凶弾』
26巻106話『義勇兵』
27巻107話『来客』
第69話「正論」
(4期10話目)
26巻106話『義勇兵』
27巻107話『来客』
27巻108話『正論』
27巻107話『来客』
27巻108話『正論』
27巻109話『導く者』
27巻110話『偽り者』
28巻111話『森の子ら』
27巻110話『偽り者』
28巻111話『森の子ら』
28巻112話『無知』
第73話「暴悪」
(4期14話目)
28巻112話『無知』
28巻113話『暴悪』
28巻114話『唯一の救い』
28巻114話『唯一の救い』
29巻115話『支え』
第75話「天地」
(4期16話目)
29巻115話『支え』
29巻116話『天地』
第76話「断罪」
(4期17話目)
29巻117話『断罪』
29巻118話『騙し討ち』
30巻119話『兄と弟』
30巻120話『刹那』
30巻120話『刹那』
30巻121話『未来の記憶』
30巻121話『未来の記憶』
30巻122話『二千年前の君から』
31巻123話『島の悪魔』※後半のみ
第81話「氷解」
(4期22話目)
31巻124話『氷解』
31巻125話『夕焼け』
第83話「矜持」
(4期24話目)
31巻126話『矜持』
32巻127話『終末の夜』
32巻128話『裏切り者』
第86話「懐古」
(4期27話目)
32巻129話『懐古』
32巻130話『人類の夜明け』
33巻131話『地鳴らし』
33巻132話『自由の翼』

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