この記事の目次
進撃の巨人9話『心臓の鼓動が聞こえる』のあらすじ
本部に集まった巨人を倒すために、アルミンは作戦を立案。
戦闘能力に長けた7人が一斉に巨人を倒すことに成功し、立体機動装置のガスの補給が完了した。
巨人を襲う巨人の正体はエレンだと判明。ミカサはエレンに触れ、生きていることを確認する。
進撃の巨人9話『心臓の鼓動が聞こえる』で発生した伏線・謎
(2巻9話)
Aライナーは敵だった。パラディ島潜入後、手がかりがなかった「始祖の巨人」につながる可能性を感じて、焦っている。
(10巻42話)
(2巻9話)
Aライナーとベルトルトはアニにいち早く駆け寄り、心配する。彼らはマーレ国から来た仲間同士だった。アニが命を賭けてコニーを助けたことに対して、ライナーは思うところがありそうではある。
(10巻42話)
(2巻9話)
A冷静なジャンが指摘する通り、巨人を味方にしようという考えには普通は抵抗がある。しかし、アニ達は「知性巨人」であることを知っているため、なんとかして死なないようにして、その正体を探ろうとしている。
(10巻42話)
(2巻9話)
A845年に超大型巨人が襲来したときに、アルミンが機転を利かせて、ハンネスを呼びに行った。その結果、エレン・ミカサは助かった
(3巻11話)
残された謎
進撃の巨人9話『心臓の鼓動が聞こえる』で解決した伏線・謎
(2巻8話)
A巨人の正体はエレンだった。「巨人への怒り」から、人よりも巨人に反応したと思われる。エレンは訓練兵団時代に格闘術を習っていたために、他の無垢の巨人と戦い方が違っていた。
(2巻9話)
進撃の巨人9話『心臓の鼓動が聞こえる』の考察・解説
進撃の巨人9話『心臓の鼓動が聞こえる』の考察・解説動画
このブログの内容は以下の動画でも解説しています
サブタイトル『心臓の鼓動が聞こえる』の意味
ミカサが聞いたエレンの心臓の鼓動。
死んだと思われたエレンが生きていることを示す
関連進撃全話のサブタイトルの意味を考察
注目ポイント
誰よりも先にエレンのもとに駆けつけるミカサ。
巨人に食べられるエレンの手を握れなかったアルミンが、今度こそはとエレンの手を握る。
アルミンへの信頼と覚醒
アルミンの自己卑下
補給本部にたどり着いたものの補給室には巨人が占拠しているため一斉に討伐する作戦を提案するアルミンですが迷いもあります。 「僕なんかの案が…本当にこれが最善策なんだろうか」 アルミンは自分のせいでエレンが死んでしまったし、そもそも自己肯定感が低い人間です。仲間の命が懸かっている状況で不安を口にします。
ミカサの励まし
ミカサの「あなたに命を救われた」という言葉、これは超大型巨人襲来時のことです。エレンとミカサはカルラを助けに行きました。カルラを助けることもできず、逃げることもできないエレンとミカサの前に現れたハンネスにより2人は命を救われました。当時、ハンネスが助けに来たのはアルミンが助けを求めたからだった…ということが後に分かります(3巻11話「応える」)。アルミンは無自覚なようでしたがエレンとミカサにとってアルミンは命の恩人なのです。
補給室での戦い
ライナーの最後の言葉(仮)
ブレードをケツにぶち込む、というギャグ。これがライナーの最後の言葉にならなくてよかったです。完結後に見るとまだ平和な時代を感じます。アニとベルトルの表情にも注目です。
7人で同時に巨人を討伐した結果
サシャとコニーは巨人討伐に失敗します。今、思うとマーレの戦士3人は戦闘能力にも長けているし、仕留められたのは当然の結果だったでしょう。
そして、サシャは巨人に襲われますがこの巨人はミーナを捕食した無垢巨人であり、かつてグロス曹長を捕食した巨人でもあります。
コニーも巨人に襲われますが、アニに助けられます。ここでアニを見るライナーとベルトルトの表情に注目です。危険を犯してコニーを助けるアニにライナーは「オイオイ」と近づき、引きつった表情で「良かったぜ、本当に」と言います。ベルトルトは驚いた表情で固まっています。
この件については19巻77話「彼らが見た世界」でアニがライナーに問い詰められる際に、引き合いにだされるシーンです。
一方で、コニーはこの件を恩に感じていて10巻39話「兵士」で「いつか借りを返さねぇと」と語ります。これは後に32巻129話「懐古」でアニを助けるシーンに繋がっているので注目です。
ミカサのエレンへの「愛情」描写がスゴい
何も言わずに駆けつけるミカサ
巨人の体からエレンが出てきた場面でミカサがエレンを心から大切に思っていることが分かります。突如、巨人となったエレンは脅威の可能性もあり、状況がわからず仲間達は困惑します。そんな中、ミカサだけがすぐに駆けつけます。エレンに近づく時の表情は感情を出していないですし、さらには言葉を一言も発していません。
心臓の鼓動が聞こえる
何も言わぬまま、エレンを抱きしめて心臓の鼓動を確認します。生きてることを確信したミカサは顔を赤らめ、子どものように泣きじゃくります。不安からの安堵の喜びという感情の変化の表現として上品です。
一般的な分かりやすい表現で例えるなら「エレン!」と言って駆け寄り、抱きしめて「生きている!」というような言葉での感情表現が想像されます。ここも「進撃の巨人」ならではの表現と言えます。
進撃の巨人9話『心臓の鼓動が聞こえる』の感想・ネタバレ
進撃の巨人9話『心臓の鼓動が聞こえる』の感想動画
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