【進撃の巨人】第2話『その日』考察・解説・感想【ネタバレ】

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進撃の巨人2話『その日』のあらすじ

845年のできごと

超大型巨人襲来でウォール・マリアが破壊され、人類は巨人の脅威にさらされる。
鎧の巨人がウォール・マリアの内門を破壊し、人類の活動領域が狭まる。

エレンの母親カルラは無垢の巨人(ダイナ巨人)に捕食され、死亡。
エレンは「巨人を駆逐する」と心に決める。

850年のできごと

ウォール・マリア破壊から5年。エレン・イェーガー達幼馴染3人は訓練兵団に入る。
エレン・ミカサは上位10名に入る。

 

進撃の巨人2話『その日』で発生した伏線・謎

Qカルラを捕食した巨人の正体は?
(1巻2話)

A巨人の正体はグリシャの元妻で王家の血を引くダイナ・フリッツだった
(22巻87話)

Qダイナ巨人が現れた理由は?カルラが食べられたのは偶然?
(1巻2話)

Aダイナ巨人にベルトルトを無視させて壁の中に向かわせたのは始祖の力を持つエレンだった
(34巻139話)

Q「我々以外の人類は107年前に巨人に食い尽くされた」という歴史の伝聞
(1巻2話)

A145代目の王カールフリッツが始祖の巨人の力を使って壁内人類の記憶を改竄した。その後、壁内の王政府が統治しやすい都合の良い歴史を流布したと考えられる。
(巻話)

Q巨人の超えられない強固な壁はどうやって築かれた?
(1巻2話)

A145代目の王カールフリッツが、マーレ国から連れてきたエルディア人に、始祖の巨人の力を使った
(25巻100話)

Q超大型巨人が突如現れて、その場で消えた理由は?
(1巻2話)

Aベルトルトが巨人化能力を解除したため。
(24巻96話)

Qハンネスがイェーガー家に現れた理由は?
(1巻2話)

Aアルミンが助けを呼んだため。
(3巻11話)

Qハンネスさんにとってイェーガー家が「恩人の家族を救う」である理由は?
(1巻2話)

A医者グリシャ・イェーガーがハンネスの家族の病気を治したため。
(18巻71話)

Qミカサの頭痛(1回目)
(1巻2話)

A自分の両親(家族)がいなくなったトラウマを思い出す
(2巻6話)

Q鎧の巨人の正体は?武器が効かない理由は?
(1巻2話)

A鎧の巨人の正体は104期生のライナー・ブラウン。硬質化能力があったため、武器が効かない。
(10巻42話)

Q少年エレンの「駆逐してやる この世から一匹残らず」発言
(1巻2話)

Aエレンがユミルの未練解消を導き、巨人の力がこの世から消えた
(34巻139話)

Q三重の名前「ウォール・マリア」「ウォール・ローゼ」「ウォール・シーナ」の由来は?
(1巻2話)

A145代目の王カール・フリッツが、始祖ユミルの娘の名前をつけた
(25巻100話)

Q上位10名にクリスタ・レンズが入って驚いていた顔をしている理由は?
(1巻2話)

A104期生ユミルが、クリスタが10位以内に入るように、裏工作した。ユミルは、クリスタが憲兵団に入り、内地で安全に暮らしてほしいと願っていた。
(巻話)

Q上位10名の顔ぶれについて
(1巻2話)

Aミカサはアッカーマンであるため、特殊な力を持っている。ライナ・ベルトルト・アニはマーレ国で既に訓練を受けてきたエリート戦士なので、上位に入るのは自然。
(23巻92話)

Q黒背景に850という数字
(1巻2話)

Aアニメで年号と発覚。
(巻話)

関連進撃全話の伏線・謎まとめ

残された謎

Q「107年前」に壁内意外の人類が食い殺されたとされている理由は?
(1巻2話)

A始祖の巨人の記憶改ざんがあったのがこの年?
(巻話)

Q「超大型巨人」という呼び方は?
(1巻2話)

A何故かマーレ国とパラディ島で知性巨人の名称は同じ。作品の都合上、そう読んでいるだけだと思う。深読みすると「すべてのユミルの民は道でつながっている」ので、固有名詞に関する記憶が無意識に共有されている可能性もあるが…。
(巻話)

進撃の巨人2話『その日』の考察・解説

進撃の巨人2話『その日』の考察・解説動画

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サブタイトル『その日』の意味

超大型巨人が壁を壊した日・人類の安寧が壊れた日。
86話「あの日」と対比。
関連進撃全話のサブタイトルの意味を考察

ポイント

アルミンの手が震える。

104期訓練兵「成績上位10位」の顔ぶれ

引用:『進撃の巨人』(諫山創、講談社)

引用:『進撃の巨人』(諫山創、講談社)

  • 【首席】ミカサ・アッカーマン
  • 【2番】ライナー・ブラウン
  • 【3番】ベルトルト・フーバー
  • 【4番】アニ・レオンハート
  • 【5番】エレン・イェーガー
  • 【6番】ジャン・キルシュタイン
  • 【7番】マルコ・ボット
  • 【8番】コニー・スプリンガー
  • 【9番】サシャ・ブラウス
  • 【10番】クリスタ・レンズ

よく見ると、特殊設定を持つ人物ばかりです。

まず、ミカサは「アッカーマンの血筋」で圧倒的に強い。

アニ・ベルトルト・アニは「知性巨人」を持つマーレ国戦士で訓練済み。憲兵団を目指しているので、成績上位になる必要がありました。

主人公エレンは「進撃の巨人・始祖の巨人」を既に継承していました。上位の化け物を除くと、実は一般人最強です。流石主人公です。

クリスタ・レンズは「真の王家の血」をひく人物で、後に壁の中の王となります。

ここに入っていないメンバーに関しても凄い人々揃い。

アルミンは、座学の成績は良いが、実技の成績が低かったため、11位以下です。最終的には超大型巨人を継承し、第15代目の調査兵団団長&パラディ島を代表する人物になります。

そばかすユミルは、本来ならクリスタの位置にいたのでしょう。色々と裏工作をしています。クリスタの「何で私が…」と驚く顔も印象的です。

 

偽の歴史

「今から107年前に我々以外の人類は、みんな巨人に食いつくされた。先祖は壁を築いた」と歴史が語られています。その後の歴史を見てみると分かりますが、これは嘘。

人類の記憶は改ざんされていて、貴族たちが情報を流布して、市民にそう思わせているだけ。実際はパラディ島の外側にエレンたちと同じエルディア人は生きていました。先祖は壁を築いたと言っていますが、145代目のフリッツ王が巨人の力で壁を築いています。

 

ハンネスの心理描写

引用:『進撃の巨人』(諫山創、講談社)

ハンネスはグリシャに恩があります。伝染病が流行した時に、グリシャの治療でハンネスの妻は命を救われています。なので、グリシャの妻であるカルラがピンチに陥っている、巨人に食べられそうになっている場面でハンネスが迷います。カルラの願いに応えるか、俺の恩返しを通すか…。

引用:『進撃の巨人』(諫山創、講談社)

そこで、願いに応えるという体で、巨人から逃げるのです。ここで巨人の圧倒的な強さが無意識に刻み込まれる。巨人の強さが際立つ良い描写ですし、恩人の奥さんを救おうとしているけど、それでもその恐怖が勝ってしまったというような心理描写が凄い。

 

カルライーター(ダイナ巨人)の動き

引用:『進撃の巨人』(諫山創、講談社)

エレンの母親カルラを食べた「カルライーター」と呼ばれている巨人がいます。彼女は、グリシャの妻、フリッツ王家の末裔の「ダイナ・フリッツ」です。

グリシャを愛していたという気持ちを基にして、グリシャの家にたどり着く。

元妻のダイナが、グリシャの新しい妻であるカルラを食べてしまう。女性同士の戦いという感じもありますが、非常に切ないシーンです。

カルラがここまで来たのは139話のエレンとアルミンの会話で語られている通り、エレンの始祖の力によるものです。

 

進撃の巨人2話『その日』の感想・ネタバレ

進撃の巨人2話『その日』の感想動画

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