この記事の目次
進撃の巨人100話『宣戦布告』のあらすじ
マガトとヴィリーは「宣戦布告」イベント前に、固い握手を交わす。
パラディ島の襲撃計画を予測し、逆に利用する算段を立てていた。
ヴィリーが巨人大戦の真実を明かすその裏で、ライナーは自身の罪を、エレンは自分の考えを告げる。
ヴィリーの「パラディ島敵勢力への宣戦布告」と重なるように、エレンもまた「オレは進み続ける」とライナーに語る。
そして、エレンがついに巨人化。ヴィリーを殺し、世界の要人が集う会場にその姿を現す。
進撃の巨人100話『宣戦布告』で発生した伏線・謎
残された謎
進撃の巨人100話『宣戦布告』で解決した伏線・謎
進撃の巨人100話『宣戦布告』の表現・対比
進撃の巨人100話『宣戦布告』の考察・解説
進撃の巨人100話『宣戦布告』の考察・解説動画
サブタイトル『宣戦布告』の意味
ヴィリーがパラディ島に宣戦布告する。
エレンが世界に宣戦布告する。
関連進撃全話のサブタイトルの意味を考察
ポイント
エレンとライナーとヴィリーの考察というところは長いのですが、少ししっかりと聞いてもらえると嬉しいです。エレンとライナーとヴィリーの考察ですが、重なる複数の描写に注目すると、マガトヴィリーの考察は、エレンとライナーとヴィリーの考察は、重なる複数の描写に注目すると、わかりやすく見えてきます。実はエレンとライナー、そこにヴィリーの三者の考えが重なり合っています。ざっくりどんな流れかというと、大義名分を持っていて、生きたくはないし、生まれてこなければと一度は思ったが、生まれながらに求めるものがあるから、住み続けるみたいな話です。どういうところか深掘りしていきます。大義名分は、例えばライナーの場合は、壁に入った理由として、後に撤回するが、俺が悪いと、世界を救うためだったと語ります。ヴィリーは、世界を救うためにパラディ島に攻め入るし、エレンも仲間を救うために地鳴らしをすると語ります。そういう大義名分を持った三人です。三人が生きたくない、生まれてこなければと一度は思ったのです。ライナーの場合はこの描写を見てわかりやすいですが、俺を殺してくれ、もう消えたいって言ったりだとか言っていますし、ヴィリーの場合も、生まれてこなければよかったと語ります。エルディア人の今日を願っていましたと語ります。この辺で、余談ですけどジークのショットが映るのは、安楽死計画の伏線ですエレンも生まれてきたくなかったのかというと、そういう描写あります。早く俺を送ってくれ、もう辛いんだよ、生きてたってとエレンは語っていましたが、ライナーとエレンは非常に重なり合っている。さらにここでヴィリーも重なり合って、みんな自分は生きていたくないし、生まれてきたのが間違いだったと思っていたのです。しかし彼らは共通して生まれながらに求めるものがあります。例えばライナーの場合だと英雄になるためにパラディ島へ行く、俺は英雄になりたかったと語っていました。この時点ではライナーは全部投げ出したいところでエレンとヴィリーとは少し違うんですが。エレンの場合は自由を求めてレベルを襲撃するという、多分生まれた時からこうなんだ、生まれた時から自分は自由を求める存在で、それを全うするというところでエレンは行動しています。30話なんかを見てみると、他人から自由を奪われるくらいなら、俺はそいつから自由を奪う、父親が俺をそうしたわけじゃない、俺は生まれた時からこうだったと語ります。この辺りのセリフが実は25話のこの生まれた時からこうなんだというところと重なっていたりもします。さらにヴィリーの場合です。私がこの世に生まれてきてしまったからですと言って、それでパラディ島を滅ぼすという方向に話を持っていきますが、この3人見てわかる通り、生まれながらに求めてしまったものがある、生まれてきてしまったからそれをせざるを得ないという状況があります。状況がある中で24話の解説でも少し語ったのですが、住み続けるという意思を持ってです、ライナーはエレンに住み続ける、それしかないだろうと言いました。同じようにエレンもです、俺はお前と同じさ、俺は住み続けると語るのです。ヴィリーも役割を自覚して宣言するところでこの重なる複数の描写を見ていくと、ライナーとエレンとヴィリーがみんな似たような状況で住んでいると分かります。まとめると大義名分を持っていて、生きたくない、生まれてこなければと一度は思ったが、生まれながらに求めるものとかがあるから住み続けることを選んだという、そういう人物たちです。この描写を踏まえた上で、ライナーとかエレンの考えを見るとまたよくわかっていきます。ライナーの場合だとエレンに対する気持ちが元々あって、それが徐々に変わったのがこの100話の話です。例えばこのパラディ島ーでの話で、ライナーとベルトルトがエレンを連れ去ろうとした時に言っていたセリフがライナーの心に深く残っていました。お前らができるだけ苦しんで死ぬように努力するって、あの時そう言ってたよな、そのために来たんだろう、それで責められるって思ってライナーはエレンに退治したのです。実際このセリフです。お前らができるだけ苦しんで死ぬように努力するよという、この呪いの言葉をエレンはライナーにかけたわけですが、それでライナーはわざわざ自分に会って語っているのは苦しませるためだろうって思っていたです誰かに騒いでほしかったみたいな気持ちも、少しあるようには思いますけれども、しかし実際はエレンは違ったと。ああ言ったっけ、こと忘れてくれと語るのです。ライナー自身もえ?と、全然思ってたのと違うじゃんと語るのです。エレンはねこれが本心だと思います。ああ言ったっけ、こと忘れてくれって。あの頃の俺は幼かったと。壁の中も壁の外も同じということを知らなかったし、同じって知った上での自分は目的のために攻撃しなければいけない、仕方ないという心境だと。で俺とお前は同じだとも語っていたりするので、昔の幼い考えを恥じています。黒歴史みたいなものだと思います。なので当時のそういうライナーへの憎しみは、
はもうなくなっています。そうではなくて、うん、あぁ言ったけ、こと忘れてくれが、それを表しています。もう一段深掘りすると、このエレンという人物何者かという話になるのですが、ここはまたそのうち別の動画で語ろうと思いますが今のエレンは、元のエレンではないです。元のエレンではないは、その始祖の巨人の能力とか、過去の記憶を垣間見たことで世界の歴史を知ったりだとかしたことで、もう、別の人格になっている、混ざった人格です。は、元のエレンがいないとかって話ではなくて、このエレンが、例えば、絵の具の赤色だとしたら、そこに、グリシャの記憶であったりだとか、クルーガーの記憶であったりだとか、過去の進撃の巨人の継承者の記憶が色々混じっている状態です。色が青色だとすると、エレンの赤色と他の継承者の青色が混ざって、今紫色になっているような感じです。つまりこの、人格は、容易に切り離せないものというか、一回、そういう経験であったり記憶を持ってしまうと、不可逆的なものというか、変えられない新たなものになってしまうのです。つまりここで言っているエレンという人物は昔のエレンの、引き継いではいるけれども、少し違う人物というか、大人になって、色々と見てしまったエレンです。といったところで、あの昔のそういう幼い頃の自分の発言を、少し恥じているという部分はあるのではないかなと。この辺りは、あの結構難しい話なんで、また別の動画で語ろうと思います。エレンは自分のことを憎んでいないとライナーは、何となく知ったわけですがライナーは、自分は生きていていいのかとか、思っていて結構苦しんでいる状況です。そこにエレンが現れて、今の俺にはそれがわかると思うって語ったわけですが、この時ライナー救われたのです。は、マーレの人々には、戦士としてこう振る舞う必要があったと、パラディ島は悪だと言ったりパラディ島の中では兵士として振る舞って、仲間だとこう振る舞っていた。そういう、ギャップがあったりしてベルトルトという仲間は、唯一その自分の辛さを知っていてくれたのですが、仲間もいない状況で、もう苦しみを持っていたのです。自殺しようと思うほどの苦しさをライナーは持っていました。さらにそのいとこのガビの、私なら理解できる発言に少し心動かされたりしているところを見ても、その苦しみを共有する相手がいないことでの苦しみ、孤独があったのです。孤独で増幅してしまった自分の苦しみを抱えていました。しかしそこに現れたエレンは、今の俺にはそれがわかると思うというこの発言によって、ライナーは少し救われたんだと思います。人を殺すとか、何かを助けるために他の人を犠牲にするは、大義名分があるが、許されない行為です。ましてや、英雄になりたいって最初思っていたライナーが、自分の望む英雄とは違うような人物に今なっていて、そういう苦しみを抱えている。そういう苦しみとか辛さが、誰にも理解されない状況だったのです。しかし、人を殺してしまった加害者の辛さを理解してくれる人物が、エレンという人物が現れたところでこのライナーは、少し涙目になってるということです。逆に言うと、エレンにとっても、この、自分が責任、自分の責任だって、言ってくれる人間への喜びもあったと。この後、ライナーはいや、俺が悪かったんだ。俺が英雄になりたくて、あんなことやったんだって。他の人のせいにしないで、自分が悪いと語ります。エレンも今こんな心境のはずで、もう自分で始めた物語を自分の責任として背負うという気持ちその様に、思ってくれてる人物がいる喜びというか、少なくとも孤独じゃなさを、このライナーが救われたようにエレンも、実は感じていたということです。ライナーの気持ちに関して4つ目です。自分で自分の背中を押すところで歴史とか環境、教育のせいではなくて、自分の考えのせいだとライナーは語ります。マルセルが食われた後に、始祖奪還作戦を実行したのは保身もあるが、英雄になりたかった、尊敬されたかったと語るのです。自分のせいだ、自分の責任だと断言します。もう死にたいなど、いうわけですが、これはもう自分の意思、自分が始めた物語が招いた結果だというところで、エレンと共通していきます。エレンが以前語っていたように、自分で自分の背中を押した奴の見る地獄は別だところでライナーも、そういう自分で自分の背中を押して地獄を見ているというところが明らかになっていくということです。ライナー側の視点ですが、今度エレン側の視点に関して考えてみると、エレンは、何考えてるのだところが、少し見えてきたかなというところでいくつか話していきます。前提として、このエレンはライナーと対話する必要は実はないです。そのレベリオを襲うという目的のためには、別にライナーと話す必要はなかったと。マーレの軍が集まった時点で自分で攻撃すればよかっただけです。ライナーをまたエレンに頼んで別のところに閉じ込めてもらえばよかったし、ファルコを連れてくる必要もない。さらにはこのヴィリーのスピーチをわざわざ聞こうぜって言って聞く必要もなかったのです。パラディ島の戦線布告も待たない方がいいわけです。そこで世界の真実が明らかになる前に攻撃した方がいいはずですが、そうしなかったところでエレンのこの行動なんでだろうところを、理解するための一つのきっかけになると思います。エレンにとって大事だったのは納得だと思います。ライナーと会話することで、なんで自分はこんな状況なんだろうと納得することが大事だった。わざわざライナーに会いに行った理由です。それプラスでファルコへの教育みたいなところも1割ぐらいは、あったと。注目すべきはこのエレンの気持ちです。まずライナーを非難はしていないです。私最初読んだ時に、エレンがお前と同じだよ、仕方なかったってやってたってとても高圧的な態度で話してるのを見て、非難してるように思ったですライナーお前のせいだって。その後、絶対許さない、お前を殺すみたいに言っていたわけだから、憎んでるのかなと思ったが、読み進めているうちにどうやら違うようですと感じています。エレンの気持ちとは実は変化があったのです。元々は巨人許さない、巨人駆逐してやるって思って、巨人だったライナーたち、お前たちも絶対許さないって、苦しんで死ぬよう努力するよと語っていました。しかしその後エレンが見たものは、壁の外の人々でした。壁の外も壁の内側も同じ状況、普通の人間もいるし、それぞれの人々が自分の目的達成のために他の人を犠牲にしてしまう、仕方ない部分もあったということを理解します。自分自身もそういう状況を知った上でも、それでも行動しようと、エレンは考えてレベルを襲撃したりしたわけです。こんな気持ちの変化があったから、ライナーへの信条も当然ながら変わっていきます。元々はライナーに絶対許さないって苦しんで死ぬよう努力するよって言っていたが、ライナーと同じような状況に自分がなるのです。多くの人々を犠牲にしてでも進むかを選ぶと、パラディ島以外の人々を殲滅してでもパラディ島を守るべきかというところで悩むと、その上で選ぶ。そこで選んだことで、感じた辛さ、加害者になる辛さところがライナーも同じだろうところでライナーの気持ちを理解できたと思います。俺はお前と同じだよというセリフもありました。エレンもライナーも自分で自分の背中押した奴の見る地獄を見ているというところで非常に重なり合っているし、いずれにせよ仕方なかったは非難しているわけではなくて、本当にただ言葉通り仕方なかったという意味でしかないのではないかなと。さらにこのヴィリータイガーにのエレンの表情も注目です。ヴィリーが、それは私がこの世に生まれてきてしまったからです。だから世界平和のためにパラディ島を滅ぼしましょうと言っていましたが、この生まれてきてしまったからはエレンが生まれながらに自由を求めたのと同じです。生まれてきてしまったから俺は自由を求めてミカサを襲った盗賊も殺し、巨人も駆逐するしと生まれてきてしまったからと言っています。環境のせいではなくて自分が生まれながらの自分がそう思ってしまったという話です。だからそこでそのヴィリーにの少しした神話性というか、お前もそういう考えなんですを理解ができています。それ故にこのヴィリーが、自分側の都合でパラディ島の悪魔と共に戦ってほしいという言った一言に、滅ぼされる側の自分としてはこの怒りの表情を浮かべていないです。普通なんか自分を攻撃する敵たちがいて一致団結したらそれに怒ったりだとか畜生ってなるはずだと思いますが、この時のエレンのこの表情は怒りじゃないです。どこか諦めた感じであったりだとか、仕方ないよねという本当その言葉が似合うようなこの絶妙な表情だと思いますが、それは、この相手への理解と諦めという二つがあったからかなと、俺とお前は同じだってライナーに語った言葉がみんなそうだというところまでいきます。このヴィリーも同じなんですと、あいつも自分が生まれてきてしまって生きるために、目的を叶えるためにパラディ島を殲滅しようとしていますということで理解していますし、世界の状況に諦め、仕方ないという気持ちがあるはずです。エレンのヴィリーへの気持ちです。エレンのこの企みがあったとすると、わざわざこのパラディ島との対立構造が生まれる瞬間を待って攻撃したというところ、スピーチを聞いて、スピーチがしっかり終わるまで待ったところも少し意味があるかもしれないですが、いずれにせよヴィリーのことは非難をしていないがポイントです。このライナーを非難していないとか、ヴィリーを非難していないというところから共通して見えてくるのがエレンの諦めというところです。この進撃の巨人の世界は残酷な世界です。それは何かというと、戦わなければ勝てない。奪われるなら、奪わないといけないという。人間もそうだし動物もそうです。生存競争、弱肉強食の中では、生き残るためには相手のものを奪わないと生き残れないというものがあります。残酷な世界ということをエレンは理解しています。さらに状況だからこそ、相手側にも事情があると。自分たちが攻撃されるのは相手が何かを得るためだと。逆に自分たちが相手を攻撃するのは自分たちが何かを得るためだところでそういう、ぶつかり合いがあるところをしっかりと理解しています。ところで残酷な世界への理解だったり、相手の事情への理解ところで、定めなど、世界の構造ということへの諦めをエレンはここで持つんです。諦めましたと。この諦めという言葉ですが、その語源から言うと、元々仏教語です。サティアの訳語で真実、真理、悟りを意味したりするのですが、つまびらかにする、色々な観察をまとめて真相をはっきりさせるなど、意味があります。つまり、この元々の意味では諦めって、明らかにするということです。明らかにするイコール諦め、諦めです。ところでエレンはじゃあ何しに来たのかというと、諦めに来たというところです。今言ったように諦めは別にネガティブなワードではないです。物事がどういう風にしてそうなっているのかを明らかにする。だから仕方ないよねという。例えば、雨が降っていることに、昔の人とかが怒っていたとします。その場合に、なぜ雨が降るのかを理解できていないからこう怒ったりするわけです。雨は水蒸気が蒸発していって雲ができて、そこから雨が降るという、そういう一連の流れを理解する、明らかにしたらそこにの諦めが生まれます。その様に、その場合の諦めは別にネガティブな意味ではなくなります。ところで諦めというところが一つポイントなのではないです。エレンは元々です、パラディ島で自分達の仲間が殺されて、どうしてそうなったのか俺には分からなかったところをずっと気持ちとして持っていたのです。それをライナーの元へ来て聞きに行ったと。俺には分からなかった、どうしてだライナーと明らかにしに来たのです。アニとの戦いの時でも、どんな大義があって人を殺せたと、なぜお前らはそうしてるのだという疑問を持っていました。そこがずっと明らかになっていなかったのですが、やって、ライナーとの会話を通じて明らかにしようとして、ライナーと会ったと。そういう事情だったんですと。お前もそういう事情で動いていたんですということが明らかになったから、エレンは、諦めをすることができたと。はネガティブな意味ではなくて、そういうものなんだ、仕方ないよなにつながってくるのです。実はこの心境と似た人物がいて、それがベルトルトです。仕方ない、だけど選択するしかないんだって言った人物で、実はベルトルトという人物がもう一人いました。志願しなく決戦の時のベルトルトは、アルミン達と対峙した時にわざわざ対話をしたのです。その対話は破綻してしまうわけですが、その時にわざわざ話したのはこのエレンがライナーに会いに行ったのと同じような心境だと思います。そこでベルトルトは君たちは誰も悪くないし悪魔なんかじゃないよ、でも全員死ななきゃいけない、もうダメなんだと語っていました。その当時世界の真相を明らかになる前に読んでいた時は、何言ってんだベルトルぞって感じでしたが、この時のこの心境とエレンの今の心境が一緒です。仕方なかった、全部仕方なかった、だって世界はこんなにも残酷じゃないかというところは、仕方ない世界に対する諦めであり、だからこそ自分はもう選ぶしかないんだという、心境です。それでエレンは、仕方ないと諦めて理解した。さらにはその状況で何か選択すると壁の外も内側も同じで犠牲になる人がいるということも理解しています。31話なんかを読むと、市場の少年がのことを見て涙をしたりだとか、まだ何もって、何があったのまだ何もと言って、これから地鳴らしである日突然日常が終わって何もかも奪われるということを示唆しています。全ての自由を奪われるのだって、俺がそうであったようになと。状況をしているけれども、全ての自由を奪う側に自分がなるところを選択していくわけです。それはなぜかというと、生まれてきてしまったからだと。元々自分が自由を求める人間だったからレベルを襲撃するという選択をするわけです。エレンは生まれながらに他人から自由を奪われるくらいなら、そいつから自由を奪う。生まれた時からこうだったと語っていました。はもうライナーとかベルトルトとかヴィリーがやっていたこと同じで、自分達の目的のために相手が犠牲になることをそれを知りながらも選択する。自分の自由の代償を誰か他人が受け入れることを知りながらも済むという話です。気持ちでいたんですが、ライナーと出会ってその住み続ける意思がより強固になったと。ライナーに会いに行ったのは、この物事を明らかにするため、諦めるためです。さらに自分で自分の背中を押して住み続けるためでもあります。ライナーがエレンが訓練兵時代にただ住み続けるそれしかないだろうって言った時に手を貸したように、今度またエレンもです、ライナーに手を貸して住み続けるのだ俺はと語っていました。住み続ける意思をエレンは改めて持っていました。結果的にその結果がどうなるのかはわからないと。ファルコとの会話でもその地獄の先にある何かを見ていて、希望かもしれない、地獄かもしれない、それはわからない、住み続けたものにしかわからないと語っているので、進撃の巨人の能力で未来は一部見ているんでしょうけれども、その結果が最終的にどうなるのかというところまではわからないけれども、このパラディ島が危機的状況で奪われ続けるぐらいなら俺は奪う側に回る、自由を妨害されるなら俺は相手の自由を奪ってでも済むんだというこのエレンの気持ちが見えてきます。結構複雑な話ですが、まとめると、キャラクターたちは生まれながらの定めとか、過去からの因果みたいなところで苦しんでいるわけです。それを解消するための行動をしていくと、解消するための行動をしていく中で、徐々に世界の構造が明らかになって迷うのです。迷うけれども一回諦めるのです。仕方ないんだと諦めて、その上でそれでも誰かが犠牲になることを厭わず選択する流れです。生まれながらの定めでいうと、エルディア人というだけで迫害されるという、マーレ戦士達の状況であったり、外に行く自由がないとか、滅ぼされる運命があるというパラディ島民、彼らの状況でもあった。その状況を改善するために行動します。マーレ戦士はパラディ島に攻め入るし、パラディ島民は巨人を滅ぼす。エレンはライナー達が巨人として苦しんで死ねるよ、努力するよって言ったり、グリシャはエルディア復権を志したりすると。は苦しい状況とか置かれている運命を変えるために行動するのですが、その時はまだ代償とか犠牲は見えていないです。自分がどういう風に得をするのかプラスになるのかというところしかまだ見ていない。しかし行動していく中で、どうやら自分たち側だけじゃなくて相手側にも何か状況があったりだとか、
創生ざるを得ない理由があるようだぞ、ということが見えてきます。ベルトルトとライナーが壁の中に入って、人間だって、みんな悪魔じゃなくて人間なんだと気づいたり、エレンが、マーレ国に渡って、壁の中も壁の外も同じだと、みんなで酒を飲み交わしたりだとかしたように、そういう状況を知ると、つまり、何かを改善するためには、逆にそれによって犠牲になる人がいる。自分のプラスは、誰かにとってのマイナスなんだを理解します。その上で進むのをやめるのか、あるいは止まるのかという選択に立たされる。そこで、ライナーとかベルトルトとかエレンが選んだのは、いや、世界は残酷であると、仕方ないと、選択肢を選ぶしかないなという道です。ライナー、ベルトルトは、パラディ島に住む人々が人間だ、悪魔ではなく人間だって知りながらも、逆殺をしたし、エレンも、壁の中も壁の外も同じだってファルコに語りながらも、レベリオを襲撃したという話です。他者のマイナスと自分のプラスという、全てを理解した、状況を理解した上で、自分で自分の背中を押して行動したという。ところでまさにこの自由とか何かを求めるためには、代償が必要ですが、進撃の巨人ではずっと描かれていますが、そういう代償がある上でも、果たしてあなたは選択しますかという、ところが一つ、進撃の巨人の大きなテーマなのでは…。
一つ目、ファルコを同席させた理由で、これエレンなりの教育があったと。海の向こう側の全てが敵に思えたり、自分たちを侵略する悪魔と思えたと。ライナーたちは教育によって、壁内人類は悪魔と教えられて、しかし実際に行ってみて、それは間違いだと気づいたの、こんな感じで。壁の中も壁の外も同じだと、これを、ファルコに伝えるエレンなりの教育でもあったと。自分がもうすでに知ってしまった世界の真実であったり、そういう無知による不自由をなくすために教えたというところがあるのではないです。この世界を滅ぼす悪役だを、ファルコに印象付ける意味もあったかもしれないです。ヴィリー・タイバーの言う通り、俺は悪者だ、世界を滅ぼしてしまうかもしれないをあえて意図的に言っているのは、その様にファルコから見て悪役になれるようにしたという気持ちも少しあるのではないです。次です、ヴィリーとマガトの会話の意味はところでこの2人、考えていることをそれぞれ見てみると、ヴィリーの場合はマーレ国とかエルディア人を救いたいと。マガトの場合はマーレ国の存続であったり、債権です。それにパラディ島勢力の協力者の影が迫っていたりしました。この服装を見るにキヨミの関係者、アズマビト関係者かなと。このキヨミの側近とかと似たような服装をしているので、そこら辺も少し見てみてください。この時彼らが想定している敵は、パラディ島勢力プラス協力者が分かります。プラスでそのマーレ国は他にも敵がいるので、それ以外の国からも狙われているのではないかという気持ちもあるはずです。そういうのがありながらも、軍幹部は橋の特等席、一区間にまとめておくように、犠牲になってもいいから、海を出すじゃないけれども、そのマーレの軍を再建するためにそういう古い人々を排除するって気持ちがあったはずです。無能な幹部などくれてやればいいと語ります。さらに自分が演説することで敵の攻撃を受けようと語っていました。そのヴィリー・タイバーとマガトの気持ちとしては、あえて攻撃を受けようという姿勢です。攻撃を受ければ、マーレ国のエルディア人が犠牲者とみなされる。ここをヴィリーは狙っていたはずですし、マガトとしてもこの軍の幹部が犠牲になることで、軍の建て直しができる。さらには共通の敵を設定することで、他の国の軍隊と戦わなくて済むというメリットがあるところでことをやろうとしていました。その他、小ネタですが、ファルコの言葉がライナーを苦しめる。ここ気づきづらいですが、ファルコがエレンに騙された。あなたの言葉に励まされて尊敬していたのにずっと騙していたと、エレンを非難する言葉がありますが、ここで実は注目なのが、エレンもライナーを尊敬して騙されていました。つまり、この言葉が刺さる相手、これの言葉によって苦しむ相手がもう一人ライナーがいます。だからここライナーと同じコマで、その後ライナーのドアアップになっていたりします。実際エレンはこのライナーを尊敬している描写が、石山先生少し書き足りなかったって言ってますけど、いくつか描かれています。俺もお前みたいに強くなれたらいいなとか思っていたっけところでエレンはライナーを尊敬しているというところです。このように24話の解説動画でも語ったのですが、ライナー、エレン、ファルコところを重ねて描いている。この侵撃する意志が受け継がれているのと同様に、エレンを裏切ったライナー、さらにはファルコを裏切ったエレンというところが、相似の関係というか似たような描写であります。次、巨人化と治療です。エレンが話しながら治療をしていますが、恐らく巨人化する前に今のうちに治療しておこうというところで足を治していたりしたとか。ヴィリー・タイバーのけじめところでこの辺も深掘りもっと作者にしていただきたいですが、ヴィリー・タイバーは党首になって、妹に巨人の力を継がせていました。お前を犠牲にした俺のけじめだと言っていましたが、これはヴィリーが党首だから長生きしなきゃいけなかった、13年以上生きなきゃいけなかったからこうしたのかなところもあるのではないかなと。あとは悪魔の末裔と悪魔で、エルディア人は悪魔の末裔、ベルトルトがアルミンの挑発を受けていった一言です。マーレ国では常識とされている表現です。悪魔だったり悪魔の末裔。まがともエルディア人は悪魔の末裔に違いありません。私たちは悪魔に違いないと語ります。ここでいう悪魔は別にその巨人になれる人物ということではなくて、誰かが犠牲になることを知っていながらも自分達の目的を遂行しようとするところで悪魔、悪魔的存在ということです。エレンがファルコに語った、俺は世界を滅ぼしちまう悪者という発言だったり、これ悪魔というキーワードでまた別の動画で語っていますが、そこら辺も注目です。あと手を取り合う描写で、ヴィリーの演説で世界の国々が手を取り合うには超えなければならない問題がありますところでライナーとエレンが実は手を取り合っていたところでこれから手を取り合う国々に、手を取り合ったライナーとエレンところも少し示唆的かなと。この辺は、どうなるかまだ分からないですが、そういう描写があっているというだけです。あと最後少しした想像で、エレンがライナーと会った理由ですが、エレンからすると、このライナーが俺のせいじゃない、環境のせいだって言ってくれたら、自分の気持ちも少し楽になっていたと。お前つらかってるなって言った時に、そうなんだよ、俺はつらかったんだよ、マーレのせいで俺はこうなっちまったんだって言ってくれたら、エレンとしても少し救われたと思います。でもライナーは俺のせいだと語っていたのです。エレンがライナーの元に来たのは、物事を明らかにしたかったというのもあるでしょうし、大虐殺する前に少し弱気になっていた気持ちがあったら、エレンもまだこの時は人間らしさがあったかもしれないです。でもいずれにせよライナーが俺のせいだって言った言葉を見て、俺も今からレベルを襲撃するが、それは全部自分の責任なんだと。俺が生まれながらにこうだから、自分の自由を求めて他の人々を攻撃するのだという覚悟を持ったということでしょう。少しした想像でした。
進撃の巨人100話『宣戦布告』の感想・ネタバレ
進撃の巨人100話『宣戦布告』の感想動画
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