この記事の目次
進撃の巨人4話『初陣』のあらすじ
845年から5年が経過。再び姿を表した超大型巨人は、トロスト区の扉を破壊する。
訓練兵達は初の実戦に挑むが、巨人に全く歯が立たずに死んでいく。
孤軍奮闘していたエレンは、親友アルミンを助けて、巨人に飲み込まれてしまう。
進撃の巨人4話『初陣』で発生した伏線・謎
(1巻4話)
A知性巨人所持者は巨人化も解除も自由自在にできる。消える際に蒸気を発するのは巨人の性質。ベルトルトは訓練兵団に紛れ込むために、立体機動装置をつけたまま巨人化し解除したと思われる。
(7巻28話)
(1巻4話)
Aマーレ戦士達が意図した日にちだった。調査兵団が出払った日をあえて狙っていた。
(24巻97話)
残された謎
進撃の巨人4話『初陣』の考察・解説
進撃の巨人4話『初陣』の考察・解説動画
このブログの内容は以下の動画でも解説しています
サブタイトル『初陣』の意味
エレンが兵士として巨人と戦う初陣
関連進撃全話のサブタイトルの意味を考察
立体機動装置とは
エレンが所属していた34班のメンバー
- トーマス・ワグナー
- ミーナ・カロライナ
- ミリウム・ゼルムスキー
- ナック・ティアス
以上の全員が死亡してしましました。死亡キャラについてはこちらで紹介しています。
エレンvs超大型巨人
エレンと超大型巨人の関係が面白いです。
幼き日のエレンは、超大型巨人を見上げていました。そして4話では、同じ高さで対等に渡り合います。
そして、ウォール・マリア奪還作戦時のときには、「殺った」と言って、上から超大型巨人を仕留めます。
この位置関係によって、エレンが超大型巨人を上回ることが、暗示的に描かれているのです。
巨人の特性を人類が理解できたのは何故?
巨人は基本的には死にません。いくら倒しても復活し、うなじをやれば倒せるけれども、強い敵だと設定から分かります。
諫山先生が影響を受けた「マブラヴオルタネイティヴ」の敵の圧倒的な強さと絶望感が元ネタなのでしょう。
また、人類が壁外にいる巨人の特性をどうやって理解したのか?という謎は、スピンオフ作品の「進撃の巨人Before the fall」を読むと分かります。諫山先生も監修しているはずなので、見比べると面白いです。
無垢の巨人の正体は、エルディア復権派
ここで出てくる無垢の巨人は、エルディア復権派の人々です。無垢の巨人についてはこちらで紹介してます。
見比べると分かりますが、21巻の86話・22巻の87話で、グリシャの過去の記憶に描かれています。
一番わかりやすいのは、「覗き込む巨人」の元の人です。
他にもトーマスを食べた巨人も特徴的です。
ベルトルトの表情が意味深
4話のベルトルトの表情が意味深です。ベルトルトは超大型巨人となって扉を壊した後に、人間に戻って、すぐにみんなの元に紛れ込みます。
ジャンが「なんで今日なんだ、明日から内地に行けたのに」と言っているのに対して、ベルトルトの顔は「すまないジャン」と物語っています。ベルトルトの正体が超大型巨人と知った上で見ると面白いポイントです。
炎の水、氷の大地、砂の雪原
エレンに「きっかけ」を与えたのがアルミンの発言です。「外の世界というのが実はあって、おじいちゃんの本によると塩が山ほどあるだけじゃない」「炎の水、氷の大地、砂の雪原、きっと外の世界はこの壁の長の何倍も広いんだ」と言っていました。
「炎の水」というのはマグマ、「氷の大地」は南極、「砂の雪原」は砂漠です。
進撃の世界は、我々住んでいるような地球の鏡合わせの世界なので、一致する場所があります。
エレンとライナー
エレンはただ毎日ぼーっとして過ごしていた時に描かれた空。
この描写と全く同じ描写が進撃の巨人23巻94話「壁の中の少年」でも描かれています。ライナーとエレンを対比させる構図です。
ライナーがマーレ軍の戦士としての訓練を受けている時の話です。「世界を脅かすパラディ島の悪魔を成敗すればエルディア人を、世界を救えるんだ。俺は世界一の自慢の息子になれるのに」と言って、壁の外を見ています。
この空と繋がっているのが、実はエレンがいたパラディ島側の風景。エレンが「はぁ、何か起きねえかな」と言っていますが、同じ時期に「何かを起こすライナーたちは訓練をしていた」のです。
希望からの絶望
仲間の死
34班にエレンは所属していたのですが、その仲間たち一人一人に名前があり、親近感がわきます。
「これから人類の反撃が始まるんだ!」ってのところで、エレンと一緒に調査兵団に入るって言った人々が、みんな食べられていく。見るも無残な形に…。
ミーナやトーマス、名前を付けられたキャラクターもすぐに死んでしまう。
主人公の死
ここで起きた衝撃の展開というのが、主人公エレンが足を食べられる、さらには巨人に食べられるというまさかの流れです。
少年漫画的な希望を見せておいて、訓練の成果も出せないまま訓練兵がどんどん死んでいく辺りが進撃らしい絶望な世界。
なぜこんな展開にしたかと言うと、新人漫画家の1冊目だからでしょう。
買われないと意味がない、話題にならないとダメだということで勝負に出たのです。
進撃の巨人4話『初陣』の感想・ネタバレ
進撃の巨人4話『初陣』の感想動画
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