この記事の目次
進撃の巨人16話『必要』のあらすじ
847年、訓練兵団時代の回想。
ライナー・ベルトルトはエレンとアルミンに「何故兵士を目指すのか?」を尋ねる。
一方で自分たちは「ウォール・マリア南東の山奥の村出身」とウソを付く。
エレンは破損している立体機動装置にも関わらず、姿勢を保ち、適性検査を突破する。
進撃の巨人16話『必要』で発生した伏線・謎
(4巻16話)
Aライナー達の嘘。彼らはパラディ島ではなく、マーレ国出身だった。ライナー達3人はパラディ島に潜入後、開拓時代に「(自ら命を絶った)おじさん」と色々と話をしていた。その時の彼の出身地「ウォール・マリア南東の山奥の村」の話を参考にしていた。
(24巻96話)
(4巻16話)
A開拓時代に出会った「(自ら命を絶った)おじさん」の話を参考にしていた。おじさん目線での回想が、ベルトルト目線に置き換わって描かれていた。
(24巻96話)
(4巻16話)
Aライナー・ベルトルトこそが、エレンが殺さなきゃならない敵だった。エレン発言を聞いた二人の心境が苦しい。
(10巻42話)
(4巻16話)
A故郷はウォール・マリア南東の山奥の村ではなかった(ミスリード)。マーレ国戦士として「始祖の巨人」奪還の使命を背負ったライナー達。成果を残して、マーレ国の故郷に帰ることが彼らの行動理由となっている。
(24巻96話)
(4巻16話)
Aエレンの父親グリシャが初めて出会ったパラディ島民は、壁外調査に出ていたキースだった。キースとグリシャは、長い付き合いだった。
(18巻71話)
残された謎
進撃の巨人16話『必要』で解決した伏線・謎
進撃の巨人16話『必要』の表現・対比
進撃の巨人16話『必要』の考察・解説
進撃の巨人16話『必要』の考察・解説動画
サブタイトル『必要』の意味
兵士に「必要」な素質である立体機動装置の扱いが問われる
関連進撃全話のサブタイトルの意味を考察
ポイント
エレンが過去の訓練兵になった時に、立体軌道装置を扱うのに失敗したのです。失敗して全然ちゃんと立てないような状況だったのですが、なんとかギリギリ根性で合格する。結局その立体軌道装置は壊れていたということが判明するというシーンです。16話目のこのシーン、エレンがこの時に、立体軌道装置は壊れていたということが判明するというシーンです。16話目のポイントとしては3つあって、マーレ戦士であるライナーとベルトルトの会話の裏側が見える。キース・シャーディスとグリシャの伏線。あとは、サイサンのギャグシーンが面白いという話です。まず最初です、マーレ戦士ライナーとベルトルトの会話の裏側エレンがライナーとベルトルトと会話するが、この話の見どころの一つですが、その時にベルトルトが嘘のエピソードをエレンに話すんです。自分たちは村の出身でこんな風にして逃げてきたんだと言うんですが、この時ベルトルトは喋るのです。普段ベルトルトって無口な人物だからこそ、嘘をつくにあたって、こう、饒舌になったのかなという感じがします。このベルトルトがついた嘘ですが、これどんな嘘だったかというか、実際村には行ったのですが、村の子供ではなかったわけです。どういう状況かというと、自殺した集落の村のおじさんの話を元にインスパイアされて、それを再現したという感じです。こんなおじさんがいたのですが、こんなおじさんから聞いた話を、この3人が覚えていて、ベルトルトが外にバレないように話すためにこうやって言っているというのは、パラディ島に来る前ってマーレ国にいたので、マーレ国時代の話というのはもちろんするわけにはいかないです。そういうことで、こんな風に聞いた話を喋っていると。地味にこのおじさんが巨人を見たシーンが、全く同じような絵が描かれるのです。ところでベルトルトの話を聞いて、このシーンを自分の脳内で何度もリフレインして、ぐるぐる思い出して、そのシーンを思い出しながら語ったと分かります。話を受けて、結局エレン、君はなんで戦うんだということをベルトルトが聞くんですが、エレンは今となっては兵士になれるかどうかというところだけど、教訓をたっぷり味わったらそれ以上に、巨人たちを殺さなければならないと思ったよ。奴らは一匹残らず、というのです。これ、加害者側と被害者側の会話です。結局エレンというのは、ライナーとベルトルトによって母親を殺されてしまった。巨人たちがいっぱい入ってきて、母親を殺されてしまった被害者側です。被害者側が加害者に、巨人たちに駆逐してやると言っているシーンですが、この時の二人の複雑な顔です。ライナーには少し難しいところがあって、ライナーは元々マーレの戦士だったのですけど、彼らと生活しているうちにだんだん兵士になったというか、二重人格のようなもので、自分は兵士だってつい思い込んで、現実逃避していたのです。この時はまだ入ったばかりだったので、兵士状態ではなかったと思いますが、こんなのを聞いて、自分がやってきたこというのはひどいことだったと。彼らというのは、元々パラディ島の中の人々というのは悪魔の末裔だって教えられていて、島に行ったら悪魔だらけだって思っていたのですが、普通の人々だった。しかも普通の人々が奪われたものがあって、それを奪ってしまったのが自分たちだという、そういう複雑な気持ちが混じってエレンのことを見ています。一方でライナーもライナーで、お前は何かあるのかとエレンが聞くと、俺には大事なものがある。帰れなくなった故郷に帰る。俺の中にあるのはこれだけだと語るのです。この時、故郷というのは先ほどまで言っていたベルトルトの嘘の村だと読者はみんな思っていたのですが、結論としては、マーレ国に帰るというところがライナーが思っていたところです。始祖の巨人に奪還して故郷に帰るが実はライナーの思っていたことでしたという話です。16話でキース・シャーディスとグリシャの伏線というのも実は描かれていて、キース・シャーディスがエレンに、実は装備を破損させてエレンに試験を受けさせていたわけです。特別優れているわけでもなさそうだが、しかしこの破損した装備で一時、姿勢を保った。ことをできる者が他にいるだろうか。グリシャ、今日お前の息子が兵士になったぞキース・シャーディス教官、ただのサシャと喧嘩するおっちゃんかなって思っていたら、実はグリシャと関係していたこの謎がずっと謎だったのですが、結局です、後から15話の中でまずグリシャの記憶でエレンが一瞬思い出します。逃げまとうキース・シャーディス教官をグリシャの記憶でハッと思い出して、グリシャとあの人会っているのだと思い出します。その後グリシャと関係したということでキース・シャーディスの元を訪ねに行くんです。訪ねに行ったら剥げている訓練兵時代から剥げていた記憶があったのですが、このビフォーの映像とアフターの今の状況で、確かに顔は一緒だけど髪の毛全然違うじゃんところでこんなによく気づいたなと私はと思いますが、エレンは何度か気づいてキース・シャーディスを元に訪ねたのです。キース・シャーディスってグリシャと色々関係あったのですが、なんで装置を破損させたかというと、キース・シャーディスとエレンの母親が仲良かったのです。仲良くて、エレンの母親がエレンに特別じゃなくてもいいから生きていてほしいと願っていました。一方でキース・シャーディス自身というのは自分のことを特別じゃない人間だと自覚していたのです。そういう言葉も聞いたりして、エレンも別に特別じゃなくてもいいし、エレンの母親がその様に言っていたから装備を破損させて、わざわざ調査兵団に入って死に行くことはないよなと少し手心を加えたのです。しかし結局エレンというのは、完全に根性だと思いますけど根性でなんとか立体起動装置に乗って一定時間止まったということでこんなことできる人はいないよねというところでエレンが特別であると認識した。自分はあくまで傍観者なので何もできなかったんですとキース・シャーディスがこの時一瞬自分自身を卑下というかと思います。ことをできる者が他にいるだろうかというセリフがそういう意味がありました。16話のサシャのギャグシーンが面白いということでミカサがエレンにあなたが調査兵団に入るなら調査兵団に行くし、あなたがまた村とか、国境に戻るのであれば私もついていくよと語りましてミカサがその様に言っているのはエレンはあまり気にせずに食事の終わりの鐘で立ち上がってミカサが会話をした後、横を見るとサシャが座っています。さきほどまでエレンはこの席にいたのですけどサシャが座っている。つまりそれもらってもいいってことですか?とパンを指差すんです。パンを指差す。これ結局サシャというのは他に人々誰もいないのでわざわざミカサがパンを残していることに気づいて隣に座ったのです。ミカサ自身もこうやってエレンと喋る中で夢中になってしまってパンを食べ損ねていったという状況です。その状況でそれもらってもいいってことですか?と聞いて何言ってんだこいつのようなものでミカサが見て、サシャがありがとうって言うとしたら普通に食べて、とても真顔になるという。この真顔が面白いです。サシャのキャラクター、とてもいいキャラクターですということです。これが16話のシーンです。
進撃の巨人16話『必要』の感想・ネタバレ
進撃の巨人16話『必要』の感想動画
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