【進撃の巨人】第99話『疾しき影』考察・解説・感想【ネタバレ】

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進撃の巨人99話『疾しき影』のあらすじ

タイバー家の宣戦布告が始まる直前、アズマビト家がヴィリーのもとを訪れる。
当主のキヨミは挨拶を済ませ、イベントを見ないで、帰路につく。

ヴィリーは演劇仕立てで、エルディア帝国とマーレ国の歴史を語る。
そして、この世界を脅かす敵はパラディ島に住む「エレン・イェーガー」だと告げる。

一方その頃、イベント会場近くの地下室で、エレンとライナーは4年ぶりの再会を果たす。
ファルコ・ライナーは予想外のエレンの存在に動揺を隠せない。

顎髭の長身兵士は、ガビとピークを嘘の用事で呼び出し、落とし穴にはめる。
宣戦布告の裏で、それぞれの思惑がうごめく…。

【時期】854年
【場所】マーレ国 レベリオ収容区

進撃の巨人99話『疾しき影』で発生した伏線・謎

Qキヨミの発言「(タイバー家)あなた方は勇敢です。我々の一族はよく知っていますもの」
(25巻99話)

A
(27巻107話)
Qキヨミがイベントが始まる前に会場から去っていく
(25巻99話)

A
(27巻107話)
Qピークたち戦士を呼びに来た顎髭の兵士
(25巻99話)

A
(26巻105話)
Q顎髭の兵士がジークを別な場所に誘導する
(25巻99話)

A
(26巻105話)
Qピークがパンツァー隊に抱きつく
(25巻99話)

A
(25巻101話)
Qアニの父親が「名誉」とカッコつきで言う
(25巻99話)

A
(巻話)

関連進撃全話の伏線・謎まとめ

残された謎

Qエレンがファルコを同席させる
(25巻99話)

A
(巻話)
Q英雄へーロスは何者か?
(25巻99話)

A
(巻話)

進撃の巨人99話『疾しき影』で解決した伏線・謎

進撃の巨人99話『疾しき影』の表現・対比

進撃の巨人99話『疾しき影』の考察・解説

進撃の巨人99話『疾しき影』の考察・解説動画

サブタイトル『疾しき影』の意味

疾しい気持ちを持っていて裁かれたいライナーや、開拓地のおじさん。
ヴィリーの演説で出てくる偽りの歴史を表す影絵。
関連進撃全話のサブタイトルの意味を考察

ポイント

99話ではライナーの表情に注目です。ライナーの表情をかなり細かく諫山先生が書き分けているので、この辺もです、お前たちは世界を救おうとした、そうなんだろうって聞かれたときのライナーの表情も、何を答えるべきなんだろうって、下手なことは言えないし、何を自分は言うべきなのか、本当に何を考えているのかということを凄い考えながら語ります。その辺の表情に注目です。ライナーの場合、この99話で明らかになったのが、世界を救うという大義ではなくて、英雄になる、家族と暮らすという個人的目的のために動いていたが根本の考えとしてあったのです。もちろん、世界を救うという目的がないわけではなくて、0、100の問題ではないです。英雄になるって話があって、世界を救うという目的とか様々なものが合わさった状態でパラディ島に向かっていたわけですが、それでは、いえ、自己正当化のために世界を救うという大義名分を抱えていたところもあったと。疑問みたいなもの、本当は英雄になりたかったし褒められたかったわけなんですが世界を救うという、自分の夢みたいなものに酔いしれていたという疑問みたいなものにライナー自身も気づいていると分かります。現実社会でいうと、成功した企業家とかが後付けで立派な企業同期を語るようなものです。本当は最初はお金持ちになりたいとか有名になりたいと始めたが、成功した後に実はこんな社会のために役立つような目的があったのですって語るような、そういう疑問に近いです。この辺りは詳しくは100話でかなり深くお話しします。次、99話の2つ目のポイントがピークの読みです。ピークちゃん、鋭いキャラクターということが読み進めていくうちに分かります。例えばこの、イェレナが、変装していますが、それに気づいたシーンなんかでも、このイェーガーをそのまま正門に行けという言葉を受けて、「…」ってなって、少し疑いを持つんです。は、ジーク・イェーガーのその呼び方をイェーガーって呼んでるから、その呼び方に少し違和感を持ったというところだと思います。それで、どこの所属と、少し鎌掛けというか問いかけをしたりだとか、それは残念、素敵なアゴヒゲだと思ったのにと、アゴヒゲイェレナつけてたわけ、そういう怪しい部分についても、何かボロを出さないかなと探りを入れています。この辺りピークちゃん鋭いです。さらに、その怪しいとも分かっていたので、自分のパンツ値に、後で助けに来てと言ってるわけです。この辺でもしっかり漫画としても伏線が入ってるし、ピークは鋭いキャラクターなんだということが描かれています。次、3つ目です。世界の歴史。フリッツ王とか巨人大戦の真実が徐々に明らかになっていきますが、現時点でわかっていることについてお話します。145代フリッツ王がやったことって、このフリッツ王です、巨人大戦の始まりを実は収めたという話ですが、色々とやっていました。タイヴァー家と結託したりだとか、英雄ヘーロスを裏から祭り上げたり、巨人大戦を同時討ちさせたり、エルディア国民をパラディ島へ何十万人っていたでしょうけれども、王家の力で国の移動のようなものでやったと思います。あとはところで王家が始祖を使えないようにしたりだとか、実はフリッツ王がどんな気持ちで何をやったかところが、もう少し今後明らかになるということです。ここでの注目はタイヴァー家が語るように、真実と事実は異なるという話です。つまり実際に起こった出来事と世間で信じられていることは違うよという話でした。事実とは少々異なってタイヴァー家がと共に受け継いできた記憶としては、巨人大戦の裏側ではこんなことがあったよと語っていました。この辺で考えるべきなのはジークのセリフです。大事なのは物語だと24話で語っていましたが、その世界を動かすためには物語が重要なのではないかというところが改めてです、少し考えさせられます。王様は何を目的としてたのかというところがわかりづらいのですが、平和を享受したいとか、一時だけの楽園を築きたいというところは、本当です。いずれ報復を受けるまでの間、壁の中の世界に争いのない、束の間の楽園を享受したいという回想がありましたが、これはケニーに語っている言葉なんかを見ても本当です。ただそれだけではないかなところが、本当に考えていたのは何かとか、なぜわざわざ島を攻撃されても反撃しないって言ったのか、言った方が楽園が築きづらいわけです。なのにあえて言った理由は何かとか、あとは進撃の巨人、いつ行方不明になったとかも少し気になったりなど、そのあたりがこの歴史は気になるところです。巨人大戦のこの絵なんかを見ると、王様と8つの巨人がいるので、この時には100年前には進撃の巨人は普通に管理されていたとかというところから、世界の歴史が一旦明らかになったようで、実はまだ謎が隠されているのではないです。次です、なぜエレンはファルコに話を聞かせたか。エレンが、「いいやファルコ、お前もここで話を聞くんだ。」と言って、ライナーとの会話に同席させたわけですが、これはもちろんファルコが外に出て行って、ライナーさんここにいますよって知らされたら困るというところもあるとはと思いますが、それ以上にファルコに話を聞かせたいというエレンの気持ちがあったと、というのもわざわざファルコに、ライナーを連れて来させるという選択をしたわけです。実際他の方法もあったはずです。イェレナと協力してライナーだけ自分の元へ呼ぶなど、そういう方法もあるはずなのに、あえてファルコを同席させているというところがポイントです。似たような描写は実は他にもあって、エレンとミカサとアルミンとの話し合い、これが後に行われるのですが、そこでもガビを同席させています。エレンがミカサにお前のことが嫌いだったなど、アルミンと殴り合いの喧嘩をするようなシーンです。そこでもあえてガビを同席させているところでファルコとかガビって何者かというと次世代の子供です。次世代の子供に何かエレンは伝えようとしてるんじゃないです。例えば憎しみの連鎖による今の悪い状況であったりだとか、壁の中も壁の外も同じだとエレンは語っていましたけど、そういう、教育を受けていると気づきづらい真実であったりだとかなのです。あるいはエレン・イェーガーは悪人だという印象を植え付けようとしたのかなという感じもします。この辺り100話でもまた語ります。他にもキヨミの考えはところも気になります。もう99話100話は本当に話すことがたくさんありますが、キヨミの行動です、ヴィリー・タイバーと話して馬から去っています。つまりこれレベリオが襲撃されるということはもう知っています。パラディ等と協力しているので、この後起きることは知っているので、早速さとこのように逃げていくと。何故来たのかなという、単に来ただけなのか、釘を刺しに来たのかなところも少し気になります。あなた方は勇敢です。我々の一族はよく知っていますものと言って、その後の巨人大戦の天末に驚いた表情とかもなかったのです。キヨミの表情とかもあえて映し出されていなかったので、その辺のすべての歴史をキヨミたちは、アズマビト家は知っているのではないかなと。それを知った上でこんな、あなた方は勇敢ですというセリフって結構皮肉に思えるのです。その英雄ヘーロスの真実としては、タイバー家が裏で格作して、自分たちだけ甘い汁を吸っているということをキヨミは理解している。それを知った上であなた方は勇敢ですって完全な皮肉です。ところでその辺りです、注目かなと。さらにキヨミが直前に楽屋に来たということも含めて、わざわざ楽屋に来れるところもポイントかなと思って、昔からの深い付き合いが、アズマビト家とタイバー家とかあったということです。フリッツ王とアズマビトとアッカーマンとタイバー家あたりの話が、100年前何があったかところで後々語られるんじゃないです。次に小ネタです。アニの父親。31話で再登場するアニの父親ですが、この25話時点でも登場していました。いただいた名誉をあんまり無限にしまうのも恐れ多いとこう言っています。それにライナーの母親は身に余る名誉ですと言って、その名誉に対する捉え方が2人で違うと分かります。ライナーの母親は本当にありがたいありがたいというポジティブな意味で捉えてますけれども、アニの父親は名誉と格好つきです。英語でよくあるダブルクオーテーションというか、少し皮肉めいたりだとか、悪いことをさすときに言う名誉。この時の名誉というところから考えても、かなりネガティブな皮肉めいたニュアンスで言っているというところが少し注目です。次タイバー家はどこまで知っていたか。舞台前のヴィリー・タイバーは明らかに汗をかいています。それプラス、魔雅と協力して端っこの席に警備があまりいない状況で幹部たちを集めているところを考えると、この後自分が襲われるだろうということも知っていたのかなということでしょう。エレンとかと協力しているということはないと思います。先追の巨人を誰が持っているのかエレンは知らなかったので協力はしてないと思いますが、そういう自分たちが犠牲になってもいいから、世界に宣言するというところまでは思っていたと思います。3つ目です、エレンがフリッツ王と同じ役回りをするのかところでフリッツ王は表の歴史では悪役だったのです。しかし実際世界を救った、巨人大戦を終わらせて、巨人達の支配を終わらせたのは彼だったということが明らかになりました。ここでの注目は145代のカール・フリッツという吹き出しがあるところでエレンの顔が映っています。は単にエレンが子僧の巨人を継承しているという意味かもしれませんし、あるいはフリッツ王的な役割をエレンが演じるというところの伏線かもしれないなと。彼こそがヘーロスっていった吹き出しのところでマガトの姿が映っていたりもするので、その英雄ヘーロスの物語、つまり世界を救ったのは実は悪役と思われていた人物だったが、このエレンを通じてまた描かれる可能性です。も少しあるのではないです。あとはタイバー家が、わざわざ名指しで呼んでいること、平和への反逆者その名はエレン・イェーガーとエレンは悪者、悪人だよところを強く主張しているところも、エレンがフリッツ王と同じ役回り、つまり英雄ヘーロスがエレンを討って世界は平和になった、でも実はそれはエレンが仕組んでいた結構予想されている展開ですが、その辺の話というのも、辻褄が一つ合う伏線も少しあるとは思います

進撃の巨人99話『疾しき影』の考察・解説

進撃の巨人99話『疾しき影』の考察・解説動画

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