【進撃の巨人】第25話『噛みつく』考察・解説・感想【ネタバレ】

タキ

XYouTube もやってます。

進撃の巨人25話『噛みつく』のあらすじ

アルミン・ジャン達新兵は森の入口で待機。
女型の巨人を撃退するために巨人化するか迷うエレン。
リヴァイは「好きな方を選べ」とエレンに告げる。
リヴァイ班と巨人化実験したときのことをエレンは思い出す。

【時期】850年
【場所】パラディ島 巨大樹の森

進撃の巨人25話『噛みつく』で発生した伏線・謎

Qリヴァイのエレンへの評価「本物の化け物だ」「意識を服従させることは誰にもできない」
(6巻25話)

Aエレンは地鳴らしを決行する。
(31巻123話)

関連進撃全話の伏線・謎まとめ

残された謎

Q
(6巻25話)

A
(巻話)

進撃の巨人25話『噛みつく』で解決した伏線・謎

Qリヴァイ班の結成理由は?
(5巻20話)

A精鋭を揃えたのは表と裏の理由があった。エレンが推測していた通り、表向きの理由は「エレンが暴走した際に殺害する」こと。一方で、裏の理由は「兵団に潜む裏切り者から、エレンの身を守る」ことだった。
(6巻25話)

進撃の巨人25話『噛みつく』の表現・対比

進撃の巨人25話『噛みつく』の考察・解説

進撃の巨人25話『噛みつく』の考察・解説動画

サブタイトル『噛みつく』の意味

リヴァイ班の先輩に噛み付く & 巨人化のために噛み付くエレン。
関連進撃全話のサブタイトルの意味を考察

ポイント

この話結構いい話で、まず最初エレンの話に戻るのです。さきほどまでアルミンとかの話だったのですけど、エレン側に視点が変わって、エレンが巨人化して、女型が襲ってくるので、女型と対峙するか迷うのです。そこから過去の改造にエレンとリヴァイ班との思い出が働きます。この話の注目ポイントはいくつかあるのですが、まず最初リヴァイの冷静さと信頼という部分です。女型の巨人が来た脅威にエレンを守るために、リヴァイ班とに使命を全うしろ、遂行しろと言うのです。具体的にはそうじゃなかったはずだ。このハントの使命は、そこのクソガキに傷一つつけないように尽くすことだ。命の限りと言うのです。巨人であるエレンを監視するとリヴァイ班と最初エレンに言っていたのですけど、そうじゃなくて裏の目的というか、エレンの監視というよりもエレン自身をしっかり守るためだということが分かります。実際エルヴィンは壁内に誰かスパイというか裏切り者がいると考えているので、彼らがエレンを奪いに来た時にちゃんと戦えるようにリヴァイ班という声援を用意してたということも分かります。その後、23話の最後にリヴァイが落ち着けと言って仲間たちを止めるシーン。これ回想ですけど、それが格好良いです。エレンがスプーンを拾おうとして、巨人間を訓練の最中にスプーンを拾おうとして巨人になってしまうんですが、その巨人になったところでみんなが恐れてエレンを攻撃しようとします。敵を持って。その時にお前らやめろというのですが、そのシーンが結構印象的でした。リヴァイだけも一人冷静で、残りのみんなは恐怖に支配されているという状況です。もちろんリヴァイが凄い冷静というのもあるのですが、戦闘力の差もあるかなと思います。リヴァイ自身、とてつもなく強いを自覚しているので、残りの人は見たことのないエレン巨人の強さというのももちろんわかんないので、意味で恐怖におののくのは仕方ないんじゃないかなということです。守られる対象のエレンですけど、しばらく6話とか7話あざりだと精神の甘さというか幼さが見えてくるのです。今の魔王のようになってしまったエレンとは全然別物ですけど、エレンは残酷な世界の中でまだ子供のような立ち位置ですがこの6話時点です。具体的にはエレンを守るために、女型の巨人に襲われて死んでいった兵士たちを見て死んだと嘆くんです。また死んだ、助けられたかもしれないなとも聞き迫る表情で言っていますが、さらに仲間を見殺しにして逃げろって言うんですか?みたいに言ってます。これなんでかなって、エレンこんな甘ちょろいやつだけかなって思ったのですけど、よく考えたらエレンって自分のために犠牲になる人をまだ見たことないんじゃないです。1話とか3話で穴を塞いだ、巨人になって。でもその時も作戦やるは聞いてたけど、自分のせいで死んだ人とかも見てないし、自分が頑張っていく中で自分以外の人が実は犠牲になっているは直接は見るシーンがなかったという気がします。これまさに回想でリヴァイが語るセリフそのものですと思っていて、リヴァイとエレンの会話でリヴァイが何の危険も犯さず、何の犠牲も払いたくありませんと。なら払おうくれ、お前に殺される危険があるのは俺たちも同じだから安心しろ。ここで危険も犠牲も払わず、済む方法はないかとエレンは甘い考えを言ってしまうのです。ところでまだアマチュアルエレンですが、危険とか犠牲を払わなきゃいけないということをまだちゃんと理解、心の奥では理解しきれてないという状況です。今までエレンって何を差し出してきたかというと、相手の命を差し出してました。盗賊に襲われた時に差し出すというか、相手の命を奪って自分が生きながらいたこともあるし、さらには自分が死んでもいいからというので、アルミンの代わりにアルミンの巨人から助けたりもしたです。相手の命とか自分の命なら差し出していける強さはあるのですが、自分以外の人、仲間とかが死んじゃうというところは、そこまでエレンは強くないというか、それを自分の仲間を差し出してでも何か遂行する目的があるというところまでは覚悟を持ちきれてない状況です。仲間とか無関係な人が死んでいくのは許容できないがこのエレンの状況です。エレンとリヴァイですが、悔いなき選択というところが出てきたのがこの話です。結局この6話から7話ってエレンが何を信じますかという問題です。今までエレンって言えば力を持っていなかったです自分がやりたい、巨人を駆逐したいって思ってても力を持ってなくて、ずっと叫び続けていたような少年ですが、力を偶然ながらも持ってしまった。そのことに気づいてしまった何でもやれると思ってたけど、力を持ってしまったが原因に本当にやっていいのかとか、本当に力を持っているけどやれるのかに疑問を持ってしまったのです。それがこの時のエレンの状況です。エレンですが、リヴァイとこんな会話をしています。女型の巨人に自分が巨人になって戦うかところで自分を信じるか、俺や彼ら調査兵団組織を信じるかだ、俺にはわからない、ずっとそうだ。自分の力を信じても、信頼に至る仲間の選択を信じても、結果は誰にもわからなかった。だからせいぜい悔いが残らない方を自分で選べとリヴァイはエレンに悟すんです。このセリフが後からどんどん聞いてくる感じです。どっちを信じるか、自分の考えで正しいものを信じるのか、自分の仲間とかを信じるのか、どちらがいいのか、結局それって正解はない問題なんですが、悔いのない方を選ぶのが、ある種のメタ的に考えた時の正解というか、生き方だと思うよとリヴァイは語るのですが、この時のエレンはそれをしっかり理解しきれず、どちらを信じようというところで迷っているような状況です。この悔いなき選択、悔いが残らない方を自分で選べは、リヴァイ兵士長の昔を描いた、地下で暴力団じゃないけど、暴力団じゃないです。子供だった時代を描いた悔いなき選択というスピンオフ作品があるので、そちらの方を読んでいただければなということです。概要欄にリンクも貼っておきます。エレンは、自分が納得できない、理解できないことを信じるか、迷っています。どっちにしよう、どっちにしようと迷っている状況です。最終的には、ペドラに、兵長の指示に従いなさい、と言われて、見殺しにする理由がわかりません。それを説明しない理由もわからない。なぜです?と聞いて、兵長が説明すべきではないと判断したからだって、それがわからないのは、お前がまだヒヨッコだからだ、わかったら黙って従えって。今まで黙って従い、黙って従いって言われたのですけど、黙って従うことそれ自体が兵団にとっての意味というか、正しい選択だぞと、みんなに言われて、信じろって言われるのです。さらにこう、正々堂々というか、ペドラに信じてと言われて、結果的にエレンは、仲間たちを信じることにしたです自分が納得できないものとか、そういうのを信じずに、仲間を信じた。結果、色々と失っていくことになるのですが、ここで描いているのは結局、絆とか仲間とか信頼に対するアンチテーゼだと、諫山先生は言ってますね。この辺の話また次の話と、あとは次回の動画というか、7話のところで語られていきます。いずれにせよここで最初、悔いなき選択しろとリヴァイが言ってたことを覚えておけばいいと思います。あと、おまけでジャンが可愛いなーところでこの話の最初でアルミンとジャンが待機していますけど、ふざけた命令を上官にされてるって森に巨人入れるなみたいに言われて、それに、いやいやしたがって、なんでだよふざけんなよって、上官後ろから刺されること多いらしいぜみたいに言ってますが、実は状況にいらついてるだけと。ただジャンはやっぱ冷静で賢いので、巨人を森に入れないという命令のその目的はわからないですけど、わからなくてもなんか全体の目的があって、それの一部の手段として今自分たちがこうやっていますということは理解しています。それ故なんか、何やるかわかんないけど、とりあえず遂行することは大事ですというところは理解していると。理性ではです。とはいえ感情的にはふざけんなよ、なんで理解できないんだってところもあるので、なんかアルミンといらつきをぶつけてるところが、ジャン可愛いなみたいなところです。

進撃の巨人25話『噛みつく』の感想・ネタバレ

進撃の巨人25話『噛みつく』の感想動画

関連記事

23話『女型の巨人』
24話『巨大樹の森』
25話『噛みつく』
26話『好都合な道を』

コメントをするのは「自由」だ…