【進撃の巨人】第26話『好都合な道を』考察・解説・感想【ネタバレ】

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進撃の巨人26話『好都合な道を』のあらすじ

エレンの回想の続き。
エレンは巨人化実権のときに、特別作戦班のメンバーが自分を信じてくれたことを思い出す。
エレンは逡巡した末、目の前の犠牲を許容し、巨人化しないで先に進むことを選ぶ。
その先でトラップを貼っていたエルヴィンたちの活躍により、女型の巨人捕獲に成功する。

【時期】850年
【場所】パラディ島 巨大樹の森

進撃の巨人26話『好都合な道を』で発生した伏線・謎

Q
(6巻26話)

A
(巻話)

関連進撃全話の伏線・謎まとめ

残された謎

Q
(6巻26話)

A
(巻話)

進撃の巨人26話『好都合な道を』で解決した伏線・謎

進撃の巨人26話『好都合な道を』の表現・対比

進撃の巨人26話『好都合な道を』の考察・解説

進撃の巨人26話『好都合な道を』の考察・解説動画

サブタイトル『好都合な道を』の意味

化け物扱いされて辛いエレンにとって、
仲間を信じる選択肢は、「好都合」だったと認識する
関連進撃全話のサブタイトルの意味を考察

ポイント

仲間を信じて突き進むことを決めたエレンですが、エルヴィンがです最終的に、エレンを追ってきた女型の巨人を捕まえることに成功しますと。この辺も、いくつか語るところがあって、好きだったのが、このエレンとリヴァイ班のやりとりの漫画表現です。ここが結構凄いなと思ってて、その回想シーンの中ですが、リヴァイ班とかの立ち位置とか目的が明らかになってくるのです。この巨人にならないとエレンはいけないです。能力使いこなせないといけないので、巨人化の訓練するのですが、その中で巨人になれない、井の中で巨人になれないどうしてだろうって悩んでる時に、ご飯食べる時にスプーンを拾おうとする。そのスプーンを拾おうとする時に巨人になれちゃうのです。つまり何か目的意識を持って、こう動作して、さらに自傷行為をしていると、巨人になれるってことを発見するシーンですが、この時にその巨人になったエレンに、リヴァイ班のみんなが、恐れるというか、敵意を持って囲むんです。そこが凄いいいシーンというか、面白いシーンですと思ってて、まずこの、なんだろう、1ページの中にセリフ多いです。進撃の巨人結構セリフ多い漫画ですけど、その中でも結構多くて、切迫感があります。その協調戦というか、わーという風な流れもあって、俺たちには人類に敵意がないことを証明してくれ、と言われて、我には責任がある落ち着けと言ってるだろうと言われても、兵長エレンから離れてくださいって。リヴァイはずっと終始冷静です。一方でこの人々が結構、こう、緊張していてというか、恐れている状況が、この例えば吹き出しの感じからも分かります。少しこれちっちゃいですけど、リヴァイのこの吹き出しって結構丸い形で、落ち着いてる感じが出ています。でも他のリヴァイ班のみんなは、ギザギザな感じで、結構こう、攻撃的というか、それらで、この感情の違いが見えてくるし。こんな感じでどんどんそれが大きくなってて、どうしたエレン、何か喋れよ。妙な動きがするな、早く証明するよ。シロ、エレン、答えろみたいな。だからお前は真にとっての、少し黙っててくださいよと言って、みんながこう緊張するシーンがあります。ところで、本当文字量が多くて緊迫感もあるし、吹き出しの形が違うところでなんか何気なく読んでるけど、漫画表現上手いなというか、無意識に、なんかこれ凄い差し迫った状況だな、というかみんなの心情が分かるな、と私は感じます。結局その様に、エレン、自分たちを攻撃する気がなかったのに、つい巨人になってしまったってことを、兵士たちは、リヴァイ班の兵士たちは知るのです。それに敵意を向けたことも反省して、こんな風にエレンが巨人になる時の行為、自傷行為です。自傷行為は、自分たちも行うというシーンがあります。自分たちとも手を噛むと。これってなんか、これも結構いいシーンですと思ってて、エレンが巨人になったってところで、その自分の判断が間違えていた。エレンに対する詫びの気持ちというか、敵意を出しちゃってごめんねみたいなを、言葉で言っても通じないです。エレンすまなかったと言えるけど、そこでわだかまりも残る。自分たちを処罰してくれとか、給料を減らしてくれって言っても、それも本質的な問題じゃないよね。だからだってじゃあエレン、お前はいや、危険かもしれないけど、もう少し厳重じゃないようにするというのも、おかしいです。実際危ないかもしれないし、の目的はエレンを守るこということでじゃあ何ができるかなーところで自分もエレンの気持ちになる、ところを体で示したのです。体で示してエレンに謝罪するところでこんな発想もあるのかが、リヴァイ班の面白いところでした。これ判断を間違えた代償ですけど、リヴァイがやめろお前らって言ったのに、感情的になって接してたは、悪いことっちゃ悪いことですけど、それ故に生きてこれた人々です。リヴァイ班のメンバーは、精鋭揃いですけど、みんな視線を乗り越えてきたのは、その様に何が起こるか分からない状況の中で、最適な答えを常に探していて、警戒をしていたからこそ生き残っていた人その自然な行動だよな、仕方ないよな。エレンが苦しむのも仕方ないし、リヴァイ班のみんながエレンを恐怖に思うのも仕方ない。どちらも間違えてない。残酷な世界だからこそ起きてしまった衝突ですところが、エレンとリヴァイ班とのやりとりです。その後エレンの発言とかも色々あって、みんなに敵意を向けられてです、リヴァイに気分はどうだって聞かれるのですが、あまりよくありませんと答えるのです。これ結局まだみんなに囲まれている状況でして、当然ながら巨人になった代償ではなくて、みんなから恐怖されていること、敵意を向けられたことか、自分が信頼されている仲間だと思ってたけど、信頼されてなかったってことで傷つくシーンです。それがあまりよくありませんというセリフに表れてますね。さらに先ほど言った仲間・絆・信頼を良いものとして描かないが、この辺からじわじわ描かれていくというか、表現されていきますが、普通その友情・絆・信頼とかって良いもの、ジャンプ漫画でもよくありそうだし、みんなで一致団結して戦おうみたいなのって、日本人みんな好きです。でもその友情・絆・信頼とかって、時には悪い結果ももたらすよねということを、実は諫山先生は描きたかったって言っていたのです。この話でそれが描かれていて、エレンは過去の件で、色々あったけど、リヴァイ班を信頼していると。状況で、ペトランに、組織で活動する私たちがいると。あなたを頼るし、私たちもあなたに頼られたりと。私たちを信じてと言われるのです。信じてと言われる。どうするエレン?ところで、信じて、じゃあ進みますと言うのです。女型の巨人を自分一人で倒そうとせずに、みんなを信じて、進みますと言うのです。その進んでしまった後に、エレンが自分の心に気づくんです。このシーンとても上手いなと思ってて、自分の心とか闇とか、弱さに気づくんです。結局自分は新しい信頼とか、仲間、居場所が欲しかっただけなんだ。巨人になってしまったことで、小鹿のような体調とか、いろんな人に化け物扱いされてたです審議所でもそうです。ピクシスとか、ザックレーとか、いろんな偉い人たちがいるところで、あいつ危ないと言われて、化け物扱いされた嫌な思い出があると。さらに、結局仲間外れというか、104期生とかみんな、自分と違う班で動いてるので、1ヶ月とかしばらくあったってところもあって、エレンの心が、心の土台となる部分が揺れ動いている状況です。エレンは、生まれた時から自由を求めるとかはあったけど、一応普通の人間じゃ、普通の人間な側面もあって、普通に家族がいて、その後友達というか、幼馴染、アルミンとかミカサーという仲間ができて、その後、巨人に壊されたりして、訓練兵にはなるけれども、訓練兵時代に104期生たちという仲のいい仲間ができて、常に居場所があったのです。エレンの居場所が、今初めてなくなった瞬間です。誰とも知らない人々の中に投げ込まれて、自分の力で人類を使わなきゃいけないみたいな状況。さらには化け物扱いとかされてて、どんなに心が強いと思っていたエレンでも、心が少し揺れ動いている状況です。それにエレンはついに気づいてしまったというシーンです。結局その仲間を信じるって、一見いい言葉に聞こえるです。仲間を信じようみたいな。本のタイトルでもありそうな、信じる心のようなものだけど、実際それって本当に良いものなの?が、この進撃の巨人六幡で描かれている面白いところです。人間には本音と建前というか、本心と言い訳みたいな部分があって、表面上の言葉ではエレンは仲間を信じるって言ってるのですが、じゃあこれ仲間を信じるって、いい意味なのかというと、その根底の部分少し違いよね。仲間を信頼しているから、本当に信頼してるから信じてるのかというと、実はエレンの場合そうじゃなかったよ。仲間が欲しいから信じたいとか、仲間外れとか一人は嫌だから信じたいという、発想で持って、仲間を信じるという結論に至ったとエレンは気づくんです。結局その自分を信じるか仲間を信じるかで仲間を信じていた。自分がこう動くべきって、自分が正しいと思う、納得のできる考えということがあったけど、女型の巨人に今なって、人が死ぬのが嫌だし、それを誰か、自分が助けなきゃいけない気持ちがあったけどそっちを選ばなかったというところに、エレンは気づくと。こんな心象風景もあります。新しい信頼をあいつらと言う時のような、心の拠り所、もうたくさんなんだ、化け物扱いは仲間外れはもう、と言ってる。この時、104期の仲間は、みんなエレンを優しい目で見ていますけど、この審議書の中で、エレンをどうするかどうか、殺すかどうか、生かすかどうかって、会議の時はみんな冷たい目で見ていた。化け物扱いされてたってことを、エレンはトラウマ的に覚えています。ところで仲間を信じるってことが、無条件に正しいと思いたかったが、エレンの考えです。これは非常に残酷な描写でして、エレンの弱さが招く今後の事態が、
仲間が逆に死んでしまったりだとか、いうような状況ですがこれはこれでエレンを、その仲間を信じたってことが責められたのかというと、そうでもないがこの進撃の巨人の世界で、リヴァイが語るように、巨人と対峙すればいつだって情報不足だ。いくら考えたって何一つわからないって状況が多すぎる。ならば努めるべきは迅速な行動と、最悪を想定した非常な決断。かといって血も涙も失ったわけではない。お前に刃を向けることに、何も感じないってわけにはいかんだろう。だがな、後悔はないと言うのです。つまり、いつだって情報不足で、何が正解かは常にわからないと。何を信じればいいのかというか、どういうふうなところで行動するべきなのかというと、正しかったどうかではなくて、後悔はないかというところで考えるのだよって、悔いなき選択ってリヴァイは言ってるし、後悔はない。自分は今まで悔いなき選択をしてきて後悔はないと言ってるんで、こちら側で考えていくのがいいのですとエレンが気づくんです。こんなで結局、一旦その仲間を信じた結果、一体は成功に見えたですエルヴィンが巨人を生け取りにしたんで、一旦成功に見えたのです。事実はエルヴィンは裏側で色々暗躍していて、壁を破壊するスパイであるアニ達を捉えるつもりだったと。それをバレないように一部の兵士たちだけでやっていた状況ですが、結果的に女型の巨人の確保に成功しました。これにはエレン含めてみんな、リヴァイ班です、予想外の顔をしています。え、何が起こったんだみたいな顔をしていますが、ほんと、エルヴィン含め一部の人間しか知らなかったと。この時のエレンの感情としては、仲間を信頼してよかったし、迷ってよかった。自分は選択を間違えたと思ったけど、間違えてなかったという、先ほどの考えを少し払拭するように、信じたいと思います。ここで、調査兵団の力だ、舐めてんじゃねーぞ、分かったかって言われて、信頼してよかったでしょう、みたいなペトラの顔があって、そうだな、自分はよかったんだと言って、はいってこう、満面の笑みでこう、返事をするという、これとても悪意あります。この後結局エレンの選択って少し間違いで、間違いとはもちろん言い切れないですけど、それによって仲間たちが死んでしまう展開になるので、はいって言ってるけど、いい顔してる、いい顔する時は、だいたいその後に悪いことが起きるというか、予想外のことが起きちゃうよなが、進撃の巨人の怖いところです。だから何かしらこう、希望を持たせるような展開があると、常に絶望があるが読んでいて、不安になりつつ面白いところです。

進撃の巨人26話『好都合な道を』の感想・ネタバレ

進撃の巨人26話『好都合な道を』の感想動画

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