【進撃の巨人】第10話『左腕の行方』考察・解説・感想【ネタバレ】

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進撃の巨人10話『左腕の行方』のあらすじ

エレンの回想から始まる。
巨人に食べられて死んだと思われたエレンは、消化される直前に「巨人化」して窮地を脱する。
巨人から人間に戻ったエレンを待っていたのは、幼馴染のミカサ・アルミンと、エレンを恐れて取り囲む兵士たちだった。
駐屯兵団のキッツは、エレン達の言葉に耳を貸さず、榴弾を発砲する。
エレンは再び巨人の力を発揮し、ミカサ・アルミンを守る。

【時期】850年
【場所】パラディ島トロスト区

進撃の巨人10話『左腕の行方』で発生した伏線・謎

Qグリシャが地下室に残した「真実」とは?
(3巻10話)

A壁外人類は滅んでいなかった。パラディ島人類は世界から憎まれ、攻撃されていた。
(巻話)
Q何故「注射のせい」で記憶障害が起きる?
(3巻10話)

A注射を使ったことでエレンは「無垢の巨人」になった。初めての巨人化の際、前後の記憶が曖昧になる。
(巻話)
Qグリシャの「使い方は彼らの記憶が教えてくれるだろう」の意味は?
(3巻10話)

A歴代の進撃の巨人継承者の記憶のことを言っている。エレンが腕を噛んで巨人化できたのは、無意識に記憶を保持していたため。
(22巻88話)
Qグリシャの「ミカサやアルミン…皆を救いたいなら」という発言
(3巻10話)

Aグリシャがエレンに言った台詞と、クルーガーがグリシャに言った台詞が同じ。クルーガーはミカサ・アルミンのことを知らないので、未来の記憶を見て発言している。
(22巻89話)

関連進撃全話の伏線・謎まとめ

残された謎

Qエレンは何故記憶を思い出せない?頭痛に意味はある?
(3巻10話)

A巨人化の影響で前後の記憶を喪失している。さらには父親を食べたことを思い出したくない、トラウマに近いものもある。頭痛に関しては、ミカサの頭痛とは無関係。
(巻話)

進撃の巨人10話『左腕の行方』の考察・解説

進撃の巨人10話『左腕の行方』の考察・解説動画

サブタイトル『左腕の行方』の意味

エレンが巨人に食べられた「左腕」が再生。
ミカサとアルミンを守るために、エレン巨人が「左腕」を使う。
関連進撃全話のサブタイトルの意味を考察

ポイント

得体の知れないエレンの恐怖こんな感じで壁の端っこにエレンを追い詰めています。このシーン好きで、街のど真ん中とか適当な場所で、そのままエレンを囲むんじゃなくて、しっかりとできる限り端っこに追い詰めて、みんなで囲っています。さらに砲弾というのも用意されて、完全に包囲された状態を作っているところでこの人間がどれだけ巨人に怯えてるのか、さらに巨人になるかもしれないエレンに怯えてるのかとわかります。もうセリフでもあるように、我々人類はお前のような得体の知れないものをウォール・ローゼナイに侵入させてしまっているのだ。たとえ貴様らが王より授けられし訓練兵の一人であっても、リスクの早期排除は妥当だ。私は間違っていない。と叫ぶシーンがあります。得体の知れないエレンの恐怖というのがまず描かれていきます。この10話では幼馴染のポジションというのも描かれていて、これも結構注目で、アルミンとミカサというのはどういう人物かというのがここで分かります。アルミンがミカサ人と戦ってどうするのだ、この狭い壁の中でどこに逃げようと言うんだ。ミカサがどこの誰が相手であろうと、エレンが殺されるのは阻止する。これ以上に理由は必要ない。アルミンは話し合うんだよ。誰にも何も状況がわからないから恐怖だけが連戦してるのだと語ります。この後の行動方針も完全に一緒で、ミカサというのは基本的にはエレンが殺される以外、エレンが殺されるのを防ぎたい。エレンのために頑張る。他の人の命とかというのは、エレンが助かることよりは優先順位下だよねというところでずっと動き続けてますね。アルミンは一言目には話し合おうよ、話し合おうよってこの後もずっと言うんですが、そういうキャラクターというのはこの時からずっと描かれています。今となってはゲス要素とかも徐々に出てきてはいますが、基本方針を話し合おうよって、このアルミンはずっと言ってるとわかります。エレンの人の説得もこの辺り3話ポイントかなと思っていて、返答を失敗しています、エレンは。先ほどその人間たちに、兵士たちにお前は巨人なのか人なのか、なんでさきほど巨人に化けてたんだというところでエレンはみんなから恐怖されてるのですが、貴様の正体はなんだと聞かれて、答えは間違えるな、死ぬのは俺だけじゃないんだぞってエレンは思いながら、俺は、自分は人間ですと語るのです。でこれ実は返答としては失敗でして、その後問い詰めた隊長が、仕方ないことだ、誰も自分が悪魔じゃないことを証明できないのだからと言って、放弾を打たせます。エレンは何やってんだ、俺は自分の願望いただけじゃねえかと反省をすると。でこの時エレンは答えを間違えてしまったのですけど、これなんで間違いというか、いわゆる悪魔の証明というもの。ここでもこの人自身も言ってるように仕方ないことだ、誰も自分が悪魔じゃないことを証明できないのだから悪魔の証明って話があって、今皆さんがあなたは悪魔じゃないことを証明できますかって言われたら証明できますかね。これ無理です。今私は人間の姿に見えるんで人間ですって言っても、いやそれが悪魔じゃないことの証拠にならないし、この24時間見張っててもらったらわかると思います。いやこの24時間以外はどうですかとか、なんか自分がそうじゃないことを証明というのってもう不可能です。悪魔の証明を言われてエレンは普通に、自分は人間ですという願望をただ答えただけこの返答というのは失敗だったのです。これが後の伏線というか、エレンの対人の問答にどんどん繋がっていきます。エレンがこの後いろんな人と話す時に、結構慎重な物言いで正しく回答するのは、この時の失敗があったからです。ミカサやアルミンみんなを救いたいならというセリフがあります。これ結構重要で、エレンがグリシャの記憶を思い出すシーンがあります。巨人化直後は記憶の障害が起きるのですが、その記憶の障害を乗り越えて少し思い出すんです。その時にグリシャのセリフで回想の中で、お前はウォールマリアを奪還して地下室にたどり着かなければならない。この力をその時役に立つはずだと、その進撃の巨人の能力というか、巨人化能力のことです。使い方を彼らの記憶が教えてくれるだろうと言ってますね。ミカサやアルミンみんなを救いたいなら、お前はこの力を支配しなくてはならないと言ってます。このミカサやアルミンみんなを救いたいなら、支配しなければならないってどっかで聞いたなという思う方がいると思いますが、進撃の巨人の後半でグリシャの回想をエレンが見つけてみるシーンの中で分かりますが、クルーガーが、ミカサやアルミンみんなを救いたいなら、使命を全うしろってグリシャに対して言っています。これ誰の記憶だっけかなと言っている進撃の巨人の力を使ってです、記憶を見せたという可能性があります。つまり未来のエレンというのが、クルーガーとかグリシャを介して伝えているのではないです。このシーンなんてもう明らかにそうです。もう間違いなくそうですし、このグリシャの言葉というのも、一見その最初読んだ時は自然だと思ったのですが、ミカサやアルミンみんなって誰だよって話で、このグリシャのセリフというのは、未来エレンに何か言われてたって感じがします。この時のみんなというのは、104期生も含むんじゃないです。この段階では子供エレンは104期生になっていないけれども、グリシャというのは未来エレンからの、進撃の巨人能力で植え付けられた記憶によって、みんなって104期生のことも含めて言ってるんじゃないかなということです。

進撃の巨人10話『左腕の行方』の感想・ネタバレ

進撃の巨人10話『左腕の行方』の感想動画

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