【進撃の巨人】第39話『兵士』考察・解説・感想【ネタバレ】

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進撃の巨人39話『兵士』のあらすじ

南班と西班は合流し、ウトガルド城で休んでいた。しかし巨人の襲撃にあい、防衛戦を強いられる。
ライナーは捨て身でコニーを助けて「普通のことだろ…兵士なんだからよ…」と語る。
一方ベルトルトは「昔のライナーは戦士だった」と、ライナーの発言を否定する。
獣の巨人の追撃は止まらず、調査兵団兵士たちは窮地に陥る。

【時期】850年
【場所】パラディ島ウトガルド城

進撃の巨人39話『兵士』で発生した伏線・謎

Qライナーの回想で「仲間を巨人に食べられた」シーンは何?
(10巻39話)

A
(24巻95話)
Qライナーが故郷に帰ることに強くこだわる。それを聞いてベルトルトが嬉しそう。
(10巻39話)

A
(24巻95話)
Qコニーが巨人のうなじを削ごうとするのをライナーが止める
(10巻39話)

A
(10巻40話)
Qライナーが巨人からコニーを庇い「普通のことだろ…兵士なんだからよ…」と発言
(10巻39話)

A
(巻話)
Qコニーがライナーに助けもらう。「いつか借りを返さねぇと」と発言
(10巻39話)

A
(32巻129話)
Qベルトルトの発言「(危険な役回りを引き受けるのは)悪いクセだ」「昔のライナーは戦士だった」
(10巻39話)

A
(24巻95話)
Q巨人が再度襲撃してくる。作戦行動でも取っているようなタイミング。
(10巻39話)

A
(23巻93話)
Qライナーの傷の手当に酒が使われる
(10巻39話)

Aゲルガーが死ぬ前に飲もうとした酒が空だった
(10巻40話)

関連進撃全話の伏線・謎まとめ

残された謎

Q子供の巨人?巨人同士で遊ぶ姿
(10巻39話)

A
(巻話)

進撃の巨人39話『兵士』で解決した伏線・謎

進撃の巨人39話『兵士』の表現・対比

進撃の巨人39話『兵士』の考察・解説

進撃の巨人39話『兵士』の考察・解説動画

サブタイトル『兵士』の意味

パラディ島の兵士状態のライナーは命を賭けて仲間を助ける。
42話「戦士」と対比。
関連進撃全話のサブタイトルの意味を考察

ポイント

実はこの回は、ベルトルト目線で見るとホラーでもある。

まず1つ目、兵士ライナーの暴走がひどいです。こちらは、まず最初104期生たちって今、立体起動装置を持っていないです。ライナー、ベルトルトとか、ユミル、コニーとか、そういう人々がいますが、疑われていたので立体起動装置を持っていないです。巨人じゃないかと思われていたので。塔にバリケードを作って時間稼ぎするのですが。巨人がどこまで来てるか見てくると言って、そのお前らは板でも棒でも何でもいい。かき集めて持ってきてくれとライナーが先陣を切っていきます。ライナー、おい待てよ。ライナー、待つんだみたいにベルトルトが言ってるのですが、ここの注目心がライナーのその心情です。ライナーって自分が戦士なのか兵士なのかこう揺れ動いている状態でマーレ国から来た人ですが、自分のそのマーレの使命を忘れてしまっています。それでたまに兵士としてこんな風に行動すると。これも巨人の方に突っ込んでいくわけだから危ない役目です。それをわざわざ引き受けるこれ今兵士モードのライナーです。その兵士モードのライナーにベルトルトが、待てよ。ライナー、待つんだと全力で止めにかかっています。さらにこの10話の前、この直前に、ライナーとベルトルトって獣の巨人を見ています。自分の使命思い出したはずなのに、またこんな変な行動してるベルトルトは困惑しまくりです。なんで非難をこの後もするのですが、コニーが、訓練でも本番でも変わらねえのかよ。まっさきな一番危険な役回りを引き受けやがって、あいつには敵わねえなと言います。ベルトルトが、悪い癖だと語るのです。これ悪い癖だは本当、悪い癖というか、マーレ国の戦士という役目を忘れて、こんな風に行動しているということを非難している、描写です。この後、ライナーはピンチになってしまうんですが、中で、このままじゃあ俺はここで死ぬのか、俺の最後はここなのかと自問自答します。そのタイミングで回想が入ります。回想が入って、マーレ国から来て、パラディ島に来たばかりの頃、その時に自分の仲間が食べられた光景をフラッシュバックしていきます。回想が終わって、ライナーはベルトルトに命からがら助けられますが、このライナーを命がけで救うのって、104期生の他のメンバーよりも、ベルトルトが必死の覚悟で救っていますと分かります。その後またライナーが情緒不安定で、故郷って発言をします。さきほどの回想で、自分のことを思い出して故郷に帰るぞみたいに言うのですが、それでベルトルト的には嬉しいです。戦死であることを思い出したのですということで喜ぶんですが、こんな感じでライナーが生き延びて帰るぞ絶対に、俺達の故郷になと言って帰ろうって喜びつつ言ってるのですが、またこの後さらにコニーが襲われて、ライナーが助けに行きます。巨人に手を食わせて、ライナーみたいになって、コニーを助けるわけです。この時のベルトルトの心情って切ないです。さきほどみたいに、戦死になったと思ったら兵士になって、また戦死に戻ったと思った直後にこうやって、捨て身の行動を始めるコニーがまたライナーは昔からこうなのか、こんな風に作ってくれる、いいやつなのかって聞くと、いや昔のライナーは戦死だったとベルトルトは語るのです。昔のライナーは戦死だったけど今は違うと言います。でもライナーは完全に兵士モードに入っちゃってるんで、なんだそりゃ、戦死って何のことだよと聞くんです。ここでもうベルトルトの心折れまくりだと思いますが、こんな感じでライナーが兵士なのか戦死なのかを、10話11話ぐらいまでは非常に楽しんで読める。後から読み返すと。2つ目の話です。ライナーの回想の真実ライナーは先ほどのコニーを助ける前に、巨人に襲われてしまうと。巨人に襲われた時に回想でパラディ島にやってきた時のことを思い出すんです。パラディ島にやってきた時こんな感じで何者かがライナーを助けていますが、これは顎の巨人を継承していたマルセルです。マルセルというマーレ国の戦士です。こんな光景があって、これは後ほど104期のユミルが顎の巨人と判明するのですが、その顎の巨人になるユミルがその顎の巨人を元々持っていたマルセルを食べるというシーンです。それをライナーとベルトルトが見ているという描写です。これ真相が語られるのって進撃の巨人24話です。そのタイミングでもライナーとかベルトルトは実はマーレ国から来た戦士でパラディ島に潜入していたんだってことが分かるのですが、その時このライナー視点で改めて語られた光景としては、死亡・奪還作戦に参加した自分は4人の一人で、その一緒に行動していた顎の巨人のマルセルがユミルに食べられてしまうという展開です。みんなを救う英雄になるのだというタイミングで全力ダッシュで逃げるライナーの姿がありますが、実はこの時、先ほどのこの時には映っていないですが、ここにアニが存在します。24話ではちゃんとアニが描かれているという描写の対比があります。逃げ足が速いライナーの姿と実はアニが映っているが後から見ておおおって思うところです。マルセル・顎の巨人はユミルに食べられているということも分かる。ただこの10話の時点ではその辺の不自然さがないです。ライナーとかベルトルトは、故郷で元々村に住んでいて、村で巨人が来て襲われて自分たちで兵団に入ったんだと語るのですが、そういう村とか故郷って発言って似てるです。似てるので村が襲われたって言って故郷に帰らなきゃは、なんかそのまましっかり受け取れてあんまり伏線に感じないというか、本当ライナーとベルトルトの正体がわかるまでその言葉は気づかないところで非常にうまい伏線です。これがライナーの回想の真実で、3つ目が戦士達の迷いコニーを助けたアニの話です。コニーがライナーに助けられた後に、俺お前に助けられてばっかだな、ああそういやアニにも命張って助けられたよな、いつか借りを返さねえと言います。これ別にそれは普通のことだろう兵士なんだからよというのですが、回想シーン思い浮かんでいながらも普通のことだろう兵士なんだよというあたりが、ライナーの今の精神状況の不安定さを表しています。このマルセルが元々ライナーのアニ気分的な存在というか、リーダー的な存在です。リーダー的な存在だったので、自分もならなきゃなところが、無意識に影響してるのだと思いますが、こんな風に言っていて、作者的には、アニもそういえばコニー助けたな、でもアニってメガネの巨人で人類の敵だよな、なんでだろうみたいに混乱してしまうと。ライナーもなんか怪しいなと思ってたけど、あれライナーも今コニー助けたけど、これどういう意味なんだろうなのようなもので、読者は混乱する仕掛けが仕掛けられています。ライナーって自分が戦士と兵士さまよっていること、どっちかどっちか分かんなくなっているこということ自体を分かってないので、いわゆるミステリー小説でいうところの序章ストリップのようなものです。例えばその小説の字の文で、僕と主人公が書いてたら誰でも男だって思うです。でも読み進めているうちに、実はその主人公が男じゃなくて女だったって分かるような、そういう序章ストリップに近いものかなということです。そのライナーが実は敵だったって分かったのが、今回10話まで非常によくできた伏線が、ずっと張り巡らされてたという感じです。

進撃の巨人39話『兵士』の感想・ネタバレ

進撃の巨人39話『兵士』の感想動画

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