【進撃の巨人】第109話『導く者』考察・解説・感想【ネタバレ】

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進撃の巨人109話『導く者』のあらすじ

脱走中のガビ・ファルコは、カヤの提案で、ブラウス厩舎に住まわせてもらうことに。
カヤはマーレ国から来たガビ・ファルコに「自分の母が何故殺されたのか」を質問する。

ザックレー総統は、ヒィズル国アズマビト家のキヨミたちを迎え入れる。
キヨミは氷爆石を燃料に用いて実現した世界初の飛行艇を持参する。

兵団は「シガンシナ区から全住民強制退去命令」「義勇兵の拘束」「エレンの幽閉」と次々と行動を開始。
リーブス商会のフレーゲル、新聞社のロイとピュレは、その現状に疑問をいだき、かつての仲間ハンジに詳細を尋ねる。
しかし、ハンジは「当時と状況が変わった」と言って、口をつむぐ。

情報を流したのは、新兵のフロック・ルイーゼ・ヴィム・ホルガーたちだった。
ハンジは調査兵団団長として、彼らを懲罰房に入れることを命令する。
懲罰房に入ったルイーゼは、850年の超大型巨人襲来時に、ミカサに助けられたことを語る。

ピクシスは、拘束中の義勇兵イェレナと会話開始。
「エレンの単独行動の謎」に、フロック、イェレナ達が関わっているのでは?と疑惑を抱く。

【時期】854年
【場所】パラディ島

進撃の巨人109話『導く者』で発生した伏線・謎

Qヒィズル国の飛行艇
(27巻109話)

A
(31巻127話)
Qガビは馬と相性が悪い。「馬術の訓練は無かったから」と言っていた
(27巻109話)

A
(31巻126話)
Qミカサの頭痛
(27巻109話)

A
(34巻138話)

関連進撃全話の伏線・謎まとめ

残された謎

Q南方マーレの訛り
(27巻109話)

A
(巻話)

進撃の巨人109話『導く者』で解決した伏線・謎

進撃の巨人109話『導く者』の表現・対比

進撃の巨人109話『導く者』の考察・解説

進撃の巨人109話『導く者』の考察・解説動画

サブタイトル『導く者』の意味

イェーガー派はエレンに導かれる。
ルイーゼはミカサに導かれたと感じている。
カヤは過去にサシャに導かれる。
イェレナはジークに導かれる。
関連進撃全話のサブタイトルの意味を考察

ポイント

フロック達の破綻です。フロックは、エルヴィン亡き後に、エルヴィンを復活させようとした悪魔が必要なんだ、って言っていた人物です。概要欄のフロック解説動画なんか見てみてると分かりやすいです。フロックを中心に、コルガー、ビム、ルイーゼという神兵たちが、反乱を起こしたということが明らかになります。フロックたちは、このイェーガー派です。エレンを中心とした、エレンを信じる人たちで、彼らが、兵団を裏切ったというところが明らかになったという話です。ミカサの巨像としてのルイーゼ、ルイーゼですが、ここでの注目が、マフラーを見つめるルイーゼです。後に盗むフラグとなっていますが、3時1間の解説動画なんかでもやってるんで、そちらを詳しくは見てもらえればと思います。ルイーゼってミカサが助けたこの少女です。進撃の巨人序盤で助けていました。このルイーゼどういう物語上の役割があるのかというと、ミカサの巨像のようなものだと私は思います。ミカサは、幼少期にエレンに助けられて、生き方を教わって、理想のエレン像を抱き続けたのです。無意識に。戦わなかったら勝てない。エレンは自分を救ってくれた正しい人物だと考えています。ルイーゼも、同様にミカサに助けられて調査兵団に入ります。理想のミカサ像を持ち続けています。戦わなければ勝てないという考えもそうですし、あなたは最高の人で、理想的な人物だみたいに思います。特に注目なのが相手がどんな人物かところでこれは、ミカサにとってのエレンは、正しい人物、絶対に正しくて優しい人物ですが、ルイーゼにとってのミカサもそうです。自分にとって都合の良い理想的な人物。正直、完全に妄想のレベルまでいってしまっているというか、例えばアイドルはトイレに行かないとか、久々に会った幼馴染が昔と変わってないように接してしまうなど、自分にとっての相手の姿を勝手に考えてしまっています。自分が考えている相手の姿は絶対的に正しいという狂信です。それにミカサとルイーゼの関係でいうと、私はんじゃないのに都合よく見ないでくれよと思っているのがミカサです。つまりそのミカサが自分のそういう心情からミカサがエレンに見るときとあれこれ一緒なのではないかって無意識に気づいています。自分自身も同じでエレンにエレンあなたは完璧優しい人のようなもので思っていると、その様に見ているということが無意識に気づいたという、無意識に気づくための装置がこのルイーゼです。でこのミカサの頭痛ともに、もう大丈夫だ安心しろという、とてつもないホラーな感じの表現で幼少期のエレンの姿が映っていますが、頭痛ともに昔のエレンを思い出しているって、それは理想的な思い出だけじゃないし、今自分が信じたいエレンの姿ではないところで31話でも、エレンは最初から何も変わっていない、あれがエレン本来の姿だとしたら、私はエレンの何を見ていたのだろうと語っていますが、この辺りは、このルイーゼとの出会いところも、少し影響しているのではないです。次、ハンジの順番とフレーゲル。王政編で自分を痛めつけた、自分が痛めつけたサネスの言葉が蘇るのです。こんな役には多分順番がある、役が降りても誰かがすぐに代わりを演じ始める、頑張れよハンジ王政編で自分の正義のためにサネスを拷問したハンジが、またその正義側から、人々から、ハンジさんあなたは正しいのですかと言われると。この言葉は呪いのように、ハンジの心に深く刺さっていたのですということが分かります。この言葉言われた直後も、見返すと分かるのですが、ハンジ、物に当たったりだとかしていて、精神的なストレスになっていたと。王政編で出てきたメンツです、このフレーゲルとか記者の人々がまた出てきたところで王政編を彷彿とさせる。王政転覆は成功したのですが、憲兵団というか政治の中心部は、時間ともにどんなものであれ腐敗していくところも見て取れます。そういう皮肉も少しあるのではないです。一個、感動したポイントがあって、フレーゲルです、辛い立場なのは分かるよ、ハンジさん。だから目を見て言ってくれ、信じていいって言って言葉がありますが、これ何かというと、このフレーゲルの父親です、父親が、商人は人を見る目が肝心だと言って、リヴァイは信頼に足る人物だと語っていました。この言葉はの優位言というか、最後の会話です。ところでその気持ちをしっかりと受け継いで、人を見る目が大事だから目を見て言ってくれとフレーゲルは語ります。次、二つの教育。ガビとカヤの会話が、27話以降です、結構重要になってくるのですが、この二人の話は、この進撃の巨人の世界を象徴する小さな物語です。この言い争いでも、100年前あんた達の先祖が犯した罪の大きさが問題なのって、今私達の罪って何なの?とカヤは返すんですが、これって、親世代の教育によって差別意識を持った子どもたちという話です。ガビたち、マーレ国の戦士は、教育の再生産的なものというか、親の罪のせいで子どもたちは迫害されてしまうと、他の人々に言われなき差別を受けてしまう、連鎖する偏見というものがあります。も概要欄の呪いとは何かみたいな動画で語ります。ガビの考えとカヤの考えが、また真逆が面白いところです。この二人は、他の人から受け継いだ考えで接しているが実は共通しています。ガビの場合だと、親とかから言われるマーレ国の教育です。一方でカヤの場合は、左者の思いです。お姉ちゃんが生きていたら、行く当てのないあなたたちを決して見捨てたりしない、私にそうしてくれたようにところで思いを受け継いでいるは一緒ですが、実はその種類が全然違ったが、この二人の対比を通じて見えてきます。小ネタが二つです。好きなやり取りで、キヨミを迎えるザックレー層と、前回と違って少人数での出迎えで、社交的な会話をした後に、無線のお相手が義勇兵でなかったことを真摯を察しします、とキヨミが言います。それに、お気遣いに感謝します。改めて世界一危険な姉妹へようこそ、とザックレーが語るのです。非常に高度な会話ですと思っていて、無線の相手が義勇兵でなかった、うちは揉めしてるんでしょ、予想通り、とこう言って、ザックレーは否定せず、ごまかさずにお気遣いに感謝します。改めて世界一危険な姉妹へようこそ、という少し皮肉めいた言い方で言うと、大人たちだから政治的な建前を使うのです。ライナーお前のこと許せねえなど、ふざけんなとかじゃなくて、しっかりと政治的な建前を使いつつ、その中で情報を伝える、さらに自分たちがどういう情報を認識してるかというところまで伝えるという、いうのがこのキヨミの会話から分かります。この辺り結構賢い会話だなあというところで好きです

進撃の巨人109話『導く者』の感想・ネタバレ

進撃の巨人109話『導く者』の感想動画

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