【進撃の巨人】第82話『勇者』考察・解説・感想【ネタバレ】

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進撃の巨人82話『勇者』のあらすじ

シガンシナ区内(外側) ※エレン・アルミン・ハンジ達 vs 鎧・超大型

ジャンが主導し、鎧の巨人に戦いを仕掛ける。
ジャンが囮になり、サシャとコニーの2本の雷槍で鎧の巨人の顎をふっとばし、ミカサが口の中から雷槍で仕留めようと試みる。
しかし、サシャの雷装は外れてしまう。そこへ死んだと思われたハンジが現れ、鎧の巨人に雷槍を食らわせる。
ミカサは鎧の巨人の口の中に雷槍を放ち、戦いに勝利する。

一方、アルミンは、倒れていたエレンを起こし、作戦を伝える。
アルミンは超大型巨人にアンカーを刺して、熱風を受けることで、消耗戦を仕掛ける。
アルミンが力尽き、やせ細った超大型巨人は、エレン巨人にとどめを刺そうと近づく。
しかし、超大型巨人の背後から、生身のエレンが登場し、うなじを削ぐ。
戦いには勝利したものの、その代償に、アルミンは重症を追う。

ウォール・シーナ壁内(内側) ※エルヴィン・リヴァイ達 vs 獣

戦況に変化なし。

【時期】850年
【場所】パラディ島

進撃の巨人82話『勇者』で発生した伏線・謎

Q
(20巻82話)

A
(巻話)

関連進撃全話の伏線・謎まとめ

残された謎

Q
(20巻82話)

A
(巻話)

進撃の巨人82話『勇者』で解決した伏線・謎

進撃の巨人82話『勇者』の表現・対比

進撃の巨人82話『勇者』の考察・解説

進撃の巨人82話『勇者』の考察・解説動画

サブタイトル『勇者』の意味

命を賭けて超大型巨人を倒そうとするアルミン
関連進撃全話のサブタイトルの意味を考察

ポイント

アルミンの捨て身の攻撃

アルミンは超大型巨人の熱風に耐えながら、命をかけて戦います。彼は「まだ話すな、エレンに託すんだ。僕の夢、命すべて、僕が捨てられるものなんてこれしかないんだ」と語りました。この言葉には、アルミンの覚悟と深い決意が込められています。

アルミンは何かを変えるためには、何かを捨てなければいけないことを知っています。そして「僕が捨てられるものなんてこれしかないんだ」と、自分の命と夢を捨てる決意を示しました。これはちょうど、死にかけているエルヴィンの姿と重なります。エルヴィンもまた、自分の夢を諦めて命を捨て、特攻に挑んでいたのです。

アルミンが「エレンなら海にたどり着く」と言ったのは、単に海に行ってほしいという願いだけではありません。海は象徴的な意味を持ち、自由の象徴です。エレンに自由を手に入れてほしい、巨人たちを倒し、この残酷な世界から解放してほしいというアルミンの強い思いが込められているのです。

超大型巨人討伐の王道展開

アルミンの捨て身の攻撃は、何度か超大型巨人を倒すための決定的な勝利につながりました。これは『進撃の巨人』における王道の展開であり、一見異色に見える作品の中にも、しっかりとした王道の物語が流れていることを示しています。

主人公エレンは、人類の敵であり、物語序盤で母親を殺した超大型巨人の仇でもあります。そのエレンが最終的に超大型巨人を自らの手で倒す展開は、物語の深いテーマとシンクロし、非常に厚みのある描写となっています。

エレンの熱風との戦い

物語の最初の頃、エレンは超大型巨人と戦い、うなじを攻撃寸前まで追い詰めました。しかし、熱風で跳ね返され、勝利はなりませんでした。

その後、エレンは再び熱風を持つ超大型巨人に挑みますが、今回の戦いではアルミンの捨て身の攻撃があったことで、超大型巨人は熱風を放てなくなります。その隙にエレンは再びうなじを狙い、今回は見事に超大型巨人を倒すことに成功します。

まとめ

このエレンの勝利は、単なる戦闘の勝利に留まらず、1話目での「取った」という言葉と同じセリフが使われることで、物語の循環と成長を感じさせる名シーンとなっています。アルミンの命と夢を賭けた行動が、エレンの勝利につながったことは、作品全体のテーマである「希望と犠牲」の象徴とも言えます。

『進撃の巨人』は、王道でありながらも深く哲学的なテーマを内包した物語です。アルミンとエレンの絆と、それぞれが背負う夢と責任が描かれたこのシーンは、まさにその集大成の一つと言えるでしょう。

進撃の巨人82話『勇者』の感想・ネタバレ

進撃の巨人82話『勇者』の感想動画

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