【進撃の巨人】第24話『巨大樹の森』考察・解説・感想【ネタバレ】

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進撃の巨人24話『巨大樹の森』のあらすじ

女型の巨人戦を終えたアルミン達は、馬を引き連れて現れたクリスタに救われる。
女型の巨人は調査兵団の兵士を殺しながら、エレンの特別作戦班に近づく。
エレン達が巨大樹の森に侵入した直後、女型の巨人が現れる。

【時期】850年
【場所】パラディ島 巨大樹の森

進撃の巨人24話『巨大樹の森』で発生した伏線・謎

Qクリスタは馬に好かれるし不思議な人徳がある
(6巻24話)

Aクリスタは幼少期に動物が話し相手だった
(13巻52話)

Qエレン以外の特別作戦班メンバーも、状況・作戦を理解しないまま壁外調査に参加している。
(6巻24話)

Aエルヴィンが信頼し、作戦を話したのは、5年以上前に入団した一部のメンバーだけだった。それ以外のメンバーは真の目的を知らないまま、作戦に参加している。
(7巻27話)

関連進撃全話の伏線・謎まとめ

残された謎

Q
(6巻24話)

A
(巻話)

進撃の巨人24話『巨大樹の森』で解決した伏線・謎

進撃の巨人24話『巨大樹の森』の表現・対比

進撃の巨人24話『巨大樹の森』の考察・解説

進撃の巨人24話『巨大樹の森』の考察・解説動画

サブタイトル『巨大樹の森』の意味

パラディ島だけに存在する巨大な森
関連進撃全話のサブタイトルの意味を考察

エレン(リヴァイ班)

引用:『進撃の巨人』(諫山創、講談社)

壁外調査は1巻第1話の冒頭で描かれていますが、具体的に描かれるは初めてです。そのため読者も分からない部分がありますが、エレンたちも同じように把握しきれていないということが面白い作りです。

さらにエレンが「オレが新兵だから今の状況を飲み込めていないだけでは?」と考える場面でリヴァイ班の先輩たちも同じく分かっていないというのがポイントです。

巨大樹の森に入っていくことにも戸惑っている所でリヴァイは「立体機動装置が使えるから有利に戦える」とだけ伝えて何が待っているのか、読者も分からないし、登場キャラも分からないのです。

裏の作戦である敵のあぶりだしを誰も理解してない状況でも上司の指揮に従うという規律が守られることは兵団として機能する上で重要です。

一見すると不条理に見える作戦ですが、作戦成功のためには個人の感情は二の次になることもやむを得ない、というのが戦場の現実として描かれいます。

この何のために戦うのか…という疑問はがエレンと同じ感情であり追体験できるシーンです。このストーリーの構成が「進撃の巨人」の魅力でもあります。

ジャン、アルミン、ライナーの3人

指笛ジャン

引用:『進撃の巨人』(諫山創、講談社)

ジャンが指笛で馬を呼ぶシーンがあります。なぜジャンの馬を呼んでいるかというと、アルミンの馬は女型に投げ飛ばされて、おそらく死亡しているからです。ジャンとライナーの馬は怯えて逃げ出しましたがライナーの馬だけ戻ってきてくれました。ジャンの馬が戻ってくればジャンとアルミンも二人乗りして行動できる、というのが理想です。馬が戻って来なければ誰かをこの場に残して行くことになるのです。ジャンが葛藤するように自分が走る、という案もありますが壁外で馬なしで行動することは死を意味します。

これらのことから、ジャンは何としても馬を呼び戻したいのです。ジャンが指笛をする際に口元がヨダレだらけになっている姿から必死さが伝わります。

ジャンは最悪の場合も想定して「誰を残していくか」と葛藤しています。自分のためじゃなくて、みんなのためにどうすべきか悩んでいる様子が吹き出しで描かれています。調査兵団にあれだけの意思を持って入団した時点で、公のために動くと誓ったことが改めてわかるシーンだと思います。

アルミンの覚悟

アルミンの案で緊急事態の信煙弾を撃つことにします。そして、アルミンは1人残るなら自分が残ると伝えます。そして「その代わりエルヴィン団長にだけ報告してほしいことがある」と語るのです。

これは前回の話から考えて「女型の巨人」が現れ、その巨人はエレンと同様に人が巨人化した姿であるということ。更に死に急ぎ野郎の言葉に反応したことから104期生の同期の可能性がある、ということを言おうとしたとだと思います。

ライナーも敵の1人ですが一緒に死線をくぐり抜けたの仲なのでこの時は信頼していて、考えを託そうとしたのでしょう。

ライナー

ライナーに関しては汗をかいているだけで、モノローグなどは語られていません。

「女型の巨人」の伏線

引用:『進撃の巨人』(諫山創、講談社)

アニが女型である伏線として蹴り技のシーンがあります。練兵時代の対人格闘の練習シーンでも蹴り技が印象的だったアニですが、それと被せて女型の蹴りのシーンが表現されています。パンと蹴っ飛ばして馬も人も死んでいくのが強烈です。

アニの残虐性

引用:『進撃の巨人』(諫山創、講談社)

女型の怖さとして残酷さもあります。立体機動装置のワイヤーを掴んでおもちゃのようにヒュンヒュン回しています。凄まじい遠心力によってぐったりしている兵士を最後は果てしなく遠くに飛ばしてしまいます。

23巻第94話「壁の中の少年」で描かれるシーンと重なります。マーレ国での幼少期のアニたちが訓練を終えて疲れて息があがったり、かがんだりしています。そして、ライナーとポルコで言い争いが始まります。アニは奥で体をかがませている様子がずっと描かれています(あがった息を整えているように見えます)。最後にベルトルトに話しかけられ、実は虫を見ていたことが分かるのですが…その虫は死んでいて体液がアニの足にこびりついています。それを見てベルトルトもライナーも引いています。

こんな感じでアニは何を考えているのか謎な部分が多いです。アニ・レオンハートの解説動画はこちら。アニの生涯や家族、さきほどの残虐性などについて考察しています。

進撃の巨人24話『巨大樹の森』の感想・ネタバレ

進撃の巨人24話『巨大樹の森』の感想動画

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