【進撃の巨人】第120話『刹那』考察・解説・感想【ネタバレ】

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進撃の巨人120話『刹那』のあらすじ

ジークは、事切れる直前のエレンの頭と接触を果たす。
その刹那、始祖の巨人が発動。エレンの記憶が走馬灯のごとくフラッシュバック。
エレン・ジークの2人は「道の世界」にやってくる。
そこには、以前ジークを復活させた謎の少女ユミルもいた。

ジークは「始祖ユミルに、安楽死計画を命令しろ」とお願いするが、エレンはその願いを断る。
エレンは始祖ユミルに「力を貸してくれ」と命令するが、ユミルはエレンを無視してジークの前にひざまずく。
ジークは「不戦の契りを無力化し、始祖の力は俺が手にした」と語る。

そして、安楽死計画に賛成してもらうために、エレンの説得を再度試みる。
グリシャの記憶の中にエレンを連れ込み、グリシャの人生を巡る旅に出る。

【時期】854年
【場所】パラディ島シガンシナ区

進撃の巨人120話『刹那』で発生した伏線・謎

Qエレンの記憶の断片。エレン以外にも、グリシャ・クルーガー・フリーダの記憶もある。フラッシュバックのような体験。
(30巻120話)

A
(32巻130話)
Qエレンの記憶の断片の謎「未登場の帽子をかぶった少年の姿」
(30巻120話)

A
(32巻131話)
Qエレンの記憶の断片の謎「ヒストリアが泣いている」
(30巻120話)

A
(32巻130話)
Qエレンの記憶の断片の謎「嘘予告スクールカーストのアルミン・ミカサの姿」
(30巻120話)

A
(34巻139話)
Q
(30巻120話)

A
(巻話)

関連進撃全話の伏線・謎まとめ

残された謎

Q
(30巻120話)

A
(巻話)

進撃の巨人120話『刹那』で解決した伏線・謎

進撃の巨人120話『刹那』の表現・対比

進撃の巨人120話『刹那』の考察・解説

進撃の巨人120話『刹那』の考察・解説動画

エレンの記憶の断片

エレンの記憶の断片が面白いので解説していきます。

おおまかに分類すると、

「エレン・イェーガー」のほかに「グリシャ・イェーガー」、「エレン・クルーガー」、「フリーダ・レイス」の4人の記憶が入り混じっていると解釈できます。
(ちなみに嘘予告のスクールカーストのカットもありますがこれはネタと思われます。)

エレンにとって印象的な出来事と考えると切ないです。
①洗濯物を干す母カルラの姿、②シチューを食べる赤子の手(エレン自身の記憶)、③ナイフ&棒(2巻で強盗を刺した)、④アルミン(73話でエレンに海のことを告げた)、⑤ミカサ(1話の夢から覚めた時)1番大きく描かれていることから意識の中で占める割合が多くミカサのことが好きであると考えられます。

そのほかにもエレン・イェーガーの記憶として、

⑥訓練兵ライナー、⑦訓練兵時代のジャン、⑧女型巨人と分かった時のアニの姿、⑨リヴァイ、⑩ハンジ、⑪訓練兵時代のサシャ&コニー、⑫リヴァイ班の日常、⑬超大型巨人襲来、⑭父グリシャ(エレンが注射された時)、⑮地下室の鍵、⑯ファルコ(負傷兵エレンの記憶)⑰鳥、⑱調査兵団の馬、⑲ラムジー、⑳始祖ユミル、㉑泣いているヒストリア(地鳴らしの話しをした時)などがあります。

グリシャ・イェーガーの記憶として、

㉒飛行船(グリシャ)、㉓妹フェイ、㉔海、があります。

エレン・クルーガーの記憶として、

㉕パラディ島に来て脊髄液を注射したエルディア人を壁から蹴落とす(クルーガー)、㉖戸棚の隙間から焼かれる家族(88話クルーガーの家族)

フリーダ・レイスの記憶として、

㉗鏡越しにヘアセットする姿、㉘幼少期のヒストリア、などがありました。

 

エレンとジークの会話を振り返るとおもしろい

1つ目、エレンはユミルのことを知らないフリをしているところです。

エレンが「始祖ユミルだとなぜわかる」というのに対してジークは「始祖ユミルさん以外にこんな所をブラブラ歩いている人が他にいるか?」と答えます。エレンは記憶の断片としてユミルのことを既に見ていてユミル人生を知っているはずですし、この後の122話【二千年前の君から】で「もう従わなくていい、お前は自由だ」と語っています。なので、知っているけど知らないフリをしているのです。

 

2つ目はすぐに答えないエレンです。

ジークが「俺達の夢を叶える時が来た」の後に1コマ、エレンの顔を挟んで、「その鎖は?」という流れがあります。冷静に考えるとジークの意気込みの後に同調するように「そうだな、兄さん!」と言いそうな流れです。エレンのこの反応にジークも「(ジーク)・・・」というのが面白いです。ジークが不審に思っている様子がわかります。

 

3つ目、エレンが安楽死計画を拒む理由です。

安楽死計画を拒むエレンに対してジークが「なぜだエレン、答えてくれ」と言ったあと、

エレンは「オレがこの世に生まれたからだ」と語ります。このセリフは414話【原初的欲求】でも語られています。これらはエレンの根本にあるものであり、今まで敵と戦い、何にも縛れずに自由を求めてきた理由です。この考えが30巻まで繋がっているということです。

安楽死計画は他国の言いなりになって「子供を産む自由」が奪われることを肯定することであり、自由を求めるエレンにとってはあり得ない計画だったのです。

 

4つ目はジークのエレンへの不信。

ジークの「やっぱり」「信じたかった」というのがポイントです。ジークはエレンが裏切る可能性を視野に入れていました。とはいえ、ジークは父親に洗脳されたと思いたい、ジークにとってクサヴァーさんという存在がいたように、自分がエレンを救いたいという気持ちは本気であったと思います。ジークは「俺はお前を決して見捨てない」「俺が・・・始祖の力でお前を直してやる」とエレンに語ります。ユミルに命令できればエレン自身を説得する必要はないのでこの発言は本気で言っていたようです。

さらに深堀するとジークは周囲の人を見捨ててきた人生でした。そんな自分を見捨てないだれかがいて欲しい、唯一の肉親であるエレンが改心して味方でいて欲しい、というジークの心の不安定さからエレンを記憶ツアーへ誘ったと考えられます。

 

5つ目、エレンの命令にユミルが従わなかったところ。

元々、始祖と王家はセットでした。145代フリッツ王が「不戦の契り」を結び、その思想をパラディー島の王家で代々、受け継いでいました。しかし、グリシャが始祖を奪還したため、今回、エレンの「始祖」とジークの「王家の血」というイレギュラーな形で初めて「道」に来た状況になりました。なのでユミルは一旦ジークに従いそうになります。それはなぜか?122話のフリッツ王とユミルのシーンから伺えます。ユミルがフリッツ王の前でしていた服従の姿勢をジークにもしています。王家の血を持つジークへ服従するような、いわば奴隷ルーティンが出ているような切なさを感じます。

 

記憶ツアーの各シーンの考察

ジークが医者の肩書を利用して壁の権力者に取り入り、情報を得て王家に近づいていました。この人物は15巻に出ている貴族であり、兵団に命令を下すことができる力を持っています。

エレンの「こんなに早く突き止めていたなんて」この描写からエレンはグリシャの記憶は見てはいるけれども詳細に見ているわけではない、ということが分かります。

記憶をグリシャに送る力について考察します。

グリシャがジークのことを寝言で呼ぶシーンがあります。グリシャの後悔を感じるシーンです。

この場面はエレンが見ている記憶をグリシャに送っていると考えられます。進撃の巨人の能力の伏線となります。

そして、気になるのはエレンの表情です。ジークと同様に驚いた顔をしています。恐らくこの時、グリシャに記憶を送れることに気がついたと思われます。

 

サブタイトル『刹那』の意味

エレンの首とジークが触れあって「始祖の巨人」が発動。
エレンとジークが行った「道の世界」の時間経過は、現実では刹那(一瞬)だった。
関連進撃全話のサブタイトルの意味を考察

ポイント

記憶の断片です。エレンが断る瞬間、死ぬ間際に、走馬灯のように色々な光景が、フラッシュバックのように、映ったのですが、このコマ、それぞれ見ていくと、エレン・イェーガーの記憶の他に、グリシャ・イェーガーの記憶、エレン・クルーガーの記憶、フリーダ・レイスの記憶という、その4人の記憶が混ざったような状況です。さらに別に、その他として、嘘予告スクールカーストって28話である、そこのアルミンとミカサがいました。その辺りもありますが、先にここだけ触れておくと、これはネタです。諫山先生のネタだと思うので、そこまで気にしなくていいと思います。どちらかと言うと注目はこのエレンの記憶です。それぞれ細かく見ていこうと思いますが、エレンにとって印象的な出来事って見ると、結構切ないかなと思っていて、例えば、この右上の方から見ていくと、洗濯物を干す母親のカルラの姿がありました。このシーンです。この母親カルラの上に、ダイナ巨人がいます。ダイナ巨人は、グリシャの前妻で、エレンの母親カルラを食べたカルライーターとも呼ばれる巨人です。そいつがここにいますと。さらにその下です、シチューを食べる赤子の手、これはこの120話で描かれている自身の手、エレンの赤子の時の手です。さらに、ナイフと棒もあったりして、ナイフと棒もあったりして、これは2話の6話で強盗を刺した時のものです。断片断片が結構エレンにとって印象深い重要なシーンが、記憶として出ていると感じがします。他にも、仲間達の様子というのもあります。量が多いのですが、最初アルミンです。73話でエレンに海のことを告げた時のアルミンです。エレンが夢を抱くきっかけとなった時の出来事かなと、ぜひ見返してみてください。次、非常に大きいのがミカサです。1話の夢から目覚めた時のミカサの姿です。伏線的な意味もありますし、エレンはミカサのこと好きというか、絶対に嫌いではないのですということが、このコマの大きさからも、分かります。その上にいるのがライナーです。ライナー結構大きめで、エレンはライナーへの友情というか、関係を感じてるんじゃないです。ライナーが訓練兵の時の姿です。頼れる兄貴だった時のライナーです。他にもいる人物、この辺にいっぱいいますが、下の方行って、ジャンの姿も映っていました。ジャンはもう、これも訓練兵の時とか、よくエレンと喧嘩していた時のジャンです。小さめです。ライナーの隣アニの姿です。女型の巨人とエレンが分かった時の感情だという気がしていて、アニが女型の巨人って分かった時、エレンは信じたくなかったですでもその証拠として、立体起動装置以外にも女型の巨人の戦い方です。をアニの戦い方、ファイティングスタイルというのと、頭の中で一致させていたので、この記憶が大きかったという感じがします。他にもリヴァイの姿です、ハンジの姿。いつの場面か分からないですが、ハンジはエレンに巨人について一晩中語り明かした、ソニー&ビーンなど、あの辺のシーンです。他にもサシャとコニーです。訓練兵時代の和気あいあいとしていた頃の姿です。あとリヴァイ班も映ってて感動ですが、旧リヴァイ班です。エレンが自分を信じなかったが故に死んでしまった人々ですが、彼らとの日常の姿が描かれています。エレンにとって重要な人、大事な人が描かれています。フロックの姿もないし、あとベルトルトの姿もないのが、ないんだのようなものでしたけど、ベルトルトはどちらかというとこの超大型巨人のコマがあったので、このコマでその印象が強かったと思います。他にも、注射する時のグリシャかなという、このグリシャの大きなコマです。グリシャの記憶ではなくて、エレンから見たグリシャの記憶です。その横に地下室の鍵もあるので、この辺りはエレンの幼少期というか、巨人に攻め入られた時の話です。さらにファルコ、負傷兵のフリをして会いに行った時のファルコ、ここ頬が赤くなっているので、それで分かります。あと鳥です。エレンだと思いますが、幼少期にエレンがよく見ていた、73話あたりで、毎日空か雲を見ていたとエレンが語っていますが、その時の鳥です。他にも、結構どうでもよさそうなコマとしては馬です。調査兵団の馬かなという、これもエレンのものかわかんないけど、エレンです。その隣にあるのがこの31話123話で出てくる、泥棒をした異国の少年です。こちらはその123話の解説動画でも語っていますが、エレンが手にかけている時のシーンが、この123話ではないです。その調査兵団が、マーレ国に潜入した後に、エレンが単独行動し始めたそのタイミングで、エレンが会いに行ったという推測ができます。他にも、とびとびで申し訳ないですが、お子さんユミルがちっちゃく、写っていたりだとか、あとは泣いているヒストリアです。ここはポイントで、エレンがヒストリアに秘密で会いに行ったその時に、色々と打ち明けたと思います。その進撃の巨人の能力というか、過去の記憶を通じてです、フリーダ・レイスとかを殺したのは、自分だということをエレンが知った上で、それもヒストリアに伝えているのではないです。今のままだとヒストリアは巨人にされてジークを食べなきゃいけない、だから妊娠するなりなんなりで逃れるしかない俺は地鳴らしをして世界を滅ぼすつもりだなど、会話もあったと思いますが、それプラスで自分自身の罪の告白、未来の自分の罪の告白みたいなところも言ってるのだが思ったところです。他に、グリシャ・イェーガーの記憶、これ3つほどありました。また戻って、最初飛行艇です。左上にあったこの飛行艇ですが、グリシャが、外に出たいと思ったきっかけです。それを見に行きたかっただけなんだって語っていた飛行艇です。他にも妹のフェイです。自分がそうやって飛行艇を見に行ってしまったが故に、死んでしまった妹のフェイの姿もあったりします。その横に、この海の絵がありますが、これグリシャでも、クルーガーでもエレンでも誰でも成り立つ絵だと思いますがフェイの隣にこのコマがあるので、グリシャだと。エレンとかだとしても、整理すると思いますが、グリシャにとって一番印象深かったと。次、エレン・クルーガーの記憶です。パラディ島に来て脊髄液を注射した相手を壁から蹴落とす、こんな感じのシーンがあったのですが、これはエレン・クルーガーです。エレンの前の前の進撃の巨人の継承者であるエレン・クルーガー。彼が、エルディア人たちを蹴落としていた時の描写です。他にも、戸棚の隙間から焼かれる家族を見ている88話でクルーガーの家族は殺されたことが明らかになっていますが、その時の描写がこれです。両親と共にさらにクルーガーにも姉とか妹がいたことも、このコマから分かったりします。この辺りはグリシャとも重なっています。漫画だとその88話、このコマです。このコマでありました。他にもフリーダ・レイスの記憶、これ2つしかないですが、ヒストリアと自分のヘアセットです。エレンが過去に思い出した記憶でもありますが、自分がヘアセットしている様子とか、あとは幼少期のヒストリアです。エレンの記憶ではなくて、フリーダ・レイスの記憶としてのヒストリアかな。多かったのですが、エレンの記憶の結晶です。この配置であったりだとか、大きさところも多少は意味持つのだところもあるので、ぜひ見返してみてください。次です、エレンとジークの会話深掘りすると面白かったので、細かく見ていこうです。最初エレンはユミルのことを知っているエレンが始祖ユミルだとなぜわかるとジークに言うのですが、始祖ユミルさん以外にこんなところをブラブラ歩いている人が他にいるかと、ジークが返します。ここも面白いギャグですが、始祖ユミルだとなぜわかるって言ってるが、エレンは記憶の断片としてユミルのコマ、さきほどあった、それプラス、この122話において始祖ユミルの人生を知っているからこそ、もう従わなくていい、お前は自由だと語って、お前の好きなようにしろと言っていたと思います。知っていたが、知らないフリしたが個人的な読みです。二つ目、すぐに答えないエレン。俺達の夢を叶える時が来た、だから安楽死計画するぞエレンとジークが言った後です、エレンがその鎖は?と聞いて、今気づいたかこの鎖に心配してくれてありがとうって、この辺りも改めて冷静に読み返すと、結構ギャグな感じがして面白いのですが、ポイントは、この一コマ置いての直接的じゃない返答です。エレンが何か思ったような顔をして、その後にその鎖は?と、俺達の夢を叶える時が来たに、そうだなアニさんって言わずにその鎖は?ところでそれにジークも、「…」という感じで、不審に思っていることが伝わります。この辺り面白いです。次、エレンが安楽死計画を拒む理由です。安楽死計画を断るエレンに、なぜだエレン答えてくれとジークは言います。エレンは俺がこの世に生まれたからだと理由を語ります。実はこのセリフ過去にもありました。エレンが寝ている時に4話あたりで、壁から一歩外に出ればそこは地獄の世界なのに、どうしてエレンは外の世界に行きたいと思ったの?とアルミンが寝ているエレンに語りかけるのですが、俺がこの世に生まれてきたからだとエレンは答えます。この時のタイトルが、原初的欲求のようなものだったのですが、これエレンの根本にあるものです。なぜエレンは今まで敵と戦ってきたのか、他の人の縛られずに自分の自由を求めてきたのか、それはもう俺がこの世に生まれてきたからだ。それを話き通すところが、このあたりの話から30話まで繋がっていることが分かります。安楽死計画をするは、他国の言いなりになって子供を産む自由、自分側の自由を奪われることを望むというか、肯定するようなものです。それを拒否すると。それはなぜかというと、自由を求める自分がいて、その意思を話き通したいからだというところです。次、ジークのエレンへの不信です。安楽死計画反対だって言われたお兄ちゃんジークは、かよエレン、お前だけはわかってくれると信じなかった。あの父親に洗脳されたせいなのかとエレンに問いだします。ジークの嘘泣きっぽいなと、顔に手を当てていますが、全然泣いてなかったりとかして、嘘泣き勘があるが面白かったのと、言葉としてです、信じたかったという言葉。裏切られることが前提です。ジークはエレンに裏切られるということを感じていたと。過去の動画でも語ったのですが、ジークの人生は裏切りの連続だったというところがあるので、それ故エレンが裏切る可能性を、頭の片隅に置いていたと分かります。とはいえです、ジークの真理としては、父親に洗脳されたんだと思いたいのです。グリシャが悪くてエレンは悪くないと思いたい。それはクサヴァーさんが自分にしてくれたように、本気でエレンを救いたい気持ちが大きいです。お前にも誰か助けてくれる人が必要だったんだ。俺は決してお前を見捨てない。俺が人の力でお前を治してやるという。本心です。当然ここでジークが命令できるのであれば、別にエレンを説得する必要ないですから。ただ、ジーク自身の人生を振り返ったときに、周囲の人を見捨ててきた過去があります。元々エルディア復権派のフリをして、マーレ国の戦士として活躍していたが、それを裏切って反マーレ派義勇兵になったと。ただそれも裏切って、安楽死計画を自分一人でイェレナと一緒に計画していた誰も自分の仲間っていないです、イェレナ以外。自分を見捨てない誰かが欲しいという、ジークの心の不安定さもあったと。さらに言うと、グリシャはダメだったが、唯一信頼できる肉親が欲しいからこそ、エレンに改心して欲しかったという、ジークのした心の弱さというか、不安定さがあって、そのエレンの、グリシャの記憶通話に悟ったという気がします。次、エレンの命令にユミルが従わなかった。ここもポイントかなと思っていて、ジークは、俺は歴代の壁の王と違って、初代王の思想に染まらないまま到達した、不戦の契りを無効化した。元々です、始祖の巨人と王家の血はセットだったが、145代フリッツ王が、両方持っている人が、不戦の契りを交わして、初代王の、始祖の巨人を使えないようにしたと。それがパラディ島の中でずっと受け継がれてきたのですが、グリシャとエレンによって始祖を奪還して、始祖の巨人とジークの王家の血が分離した状態の、イレギュラーな形で初めて道に来たが、この120話の状況でした。この時に、ユミルは、一旦ジークに従いそうな感じだったのですが、これなぜかというと、ユミルの奴隷根性のせいかなという気がします。ジークの前に、ユミルが座り込んでいる姿、これ実は122話で、フリッツ王のシーンを見ると、なぜかが分かります。ユミルにとっての、ある時への服従の姿勢だと、我が奴隷ユミル、お前はよく働いたとこう言われている時、地べたに座って、上を見上げる、それが、ユミルにとっての、尽くす相手への、忠誠の姿勢みたいなところです、を感じます。この時も、王家の血を持っているジークに、同じようなポーズをしています。の奴隷ルーティーン感じかなところでユミルの切なさが垣間見えます。3つ目です、記憶ツアーの各シーンを考察。121話にも続いていきますが、120話時点での、いくつかのコマについて見ていきます。1つ目です、王家に近づく。ジークが、手を、ゴマを擦りながら、医者の肩書を利用して、壁の権力者に擦り寄り出したぞという感じで、この壁の権力者って誰かというと、進撃の巨人15話で反対していた人です。ウォール・シーナの扉を全て閉鎖せよって言っていた。結構、権力ありそうな感じの命令できる、貴族の中でも上の方の人、この人に取り入っていたと。そこから情報を得て、王様の在りかを知ったの、神皇を。エレンはグリシャの過去のパラディ島での生活を意外と知らなかったのですが、この描写です。こんなに早く突き止めていたなんて、壁の王の根城だと、エレンは語っていました。この辺りからグリシャの記憶を見てはいるのですが、どこまで見たかが微妙なところです。グリシャが生まれてから、パラディ島に来るまでの記憶は、色々見ているだろうと。それは22話あたりを読み返すとです、分かるのですが、その後に、パラディ島に来てからの記憶を、どれぐらいエレンが見ていたのかなというと、微妙だということがこのコマから分かります。ジークに嘘を言っている可能性もありますが、これは本音です。次、記憶をグリシャに送るグリシャがジークのことを寝言で呼ぶシーンがありました。感情的に見ると、寝言でつい息子の名前を呼んでしまうほどに、後悔しているグリシャの様子というのも、垣間見えます。マーレ国に置いてきてしまって、自分を告発するような子に育ててしまったという後悔が、グリシャにはあったという感じがします。そのジークって言った後に、ジークそこにいるのかとは、明らかにこれジークの姿が見えている感じです。そこにいるのかと言って、バカが、ジークがあんなひげ面おじさんなわけないだろ、ただの夢だとグリシャは語ります。当然ながら、エレンが見ているジークの姿、記憶をグリシャに送っているかなと、ここら辺はこのエレンが今見ているジークの様子を、始祖の巨人の能力を使って、グリシャにインプットしている。進撃の巨人の能力の、伏線のようなものです。ひげ面おじさんという単語から確実に、ジークのことは見れていることが分かります。気になるのが、このエレンの表情です。この前後のコマを見ても、ジーク同様に驚いた顔をしています。ここ気になります。って口を開いた感じして、ジークもこの後のコマで、はって感じですが、・・・。
この時に、このグリシャと、グリシャの記憶の中で、進撃の巨人の能力で記憶を送れることに、このタイミングで気づいたと。次です、見えているという話で、ここも想像ですが、グリシャが、赤子のエレンを抱き抱えている時、それをエレンとジークが見ているコマがありました。この時の赤子のエレンの目線ですが、ジークの方を見ている感じしませんかね。どっか別の場所を見ているというより、ジークと目が合っているような感じがします。この後のコマで、大人のエレンが、ジークの方を見ています。赤子エレンにグリシャが見えている可能性もあるのだという気がしています。そうだとすると、この進撃の巨人の能力は、自分の過去の継承者に、記憶を送れるというものですが、それ以外の人にも送れるんじゃないです。継承する予定の自分、過去の自分にも送れるです、可能性もあるのだが想像しているところです。そうだとすると、進撃の巨人1話の謎です、そのミカサとの会話で、いやなんかすっげー長い夢を見ていた気がするのですが、なんだっけ思い出せないなというのも、未来のエレンが過去のエレンに記憶を送った、それを思い出せないようにしたと。このフリーダが、ヒストリアに頭ごっつんとやって、やったように、記憶はなんだろう、送ったのですが、それを思い出しづらい形にしていたみたいな可能性もあるのではないです。最後、小ネタ、サクサクと5つほどいきます。全ての道が交わる座標、道とか座標がついに明らかになったのですが、現実世界の1秒も経たない間の世界らしいです、ここは。この場所で起きていることは刹那の間だサブタイトルが刹那でした。刹那は、ウィキペディアで調べたのですが、諸説あるが、指をひとはじきする間に65刹那ある175分の1秒という説がよくあるらしいです。ただ、中間派の回数であるリュージュ、ナーガール・ジュナーは、それよりもっと短いんだよみたいな話を言っているっぽいです。いずれにせよ、とてつもなく短い間で、この道の世界の出来事は起きていたのです。ジーク自身がを無効化しようとして、長い時間かけたって言っていたので、現実世界では本当0.0001秒ですが、道の世界では、ジークは何年とかそういうレベルの体感だったのかもしれないです。次、展開の面白さを改めて解説。この30話あたりってわかりづらくないですかね。私も最初読んでいた時、衝撃の展開の連続すぎて理解できなかったのですが、読み返して諫山先生の伝えたかった面白さがわかったかなと思っていて、この質の巨人の能力発動の鍵というか、手綱を握れるのは誰だって話で、クサヴァーさんの言葉であったり、アルミンの言葉で、それがエレンだと我々は思っていたはずです。エレンもそう信じて、ジークを騙してここまで来ていたと。しかし、ジークの試みによっては無力化して、鍵を握っているのはジークだということが明らかになったと。エレンが手綱を握っていると思ったら、実はジークが手綱を握っていた計画が破綻して大ピンチだが作者の仕掛けた伏線であり、見せたかったことだと思いますが、正直、この衝撃の展開の連続、新情報の連続すぎて、そこへの驚き感じなかったです。そういうものなのかって思いながら、これどうなるのだろうというところで読んでいたのですが、改めて冷静に読むと、こんな意図があったという感じがします。あとこの話、まさにゲームオブスローンズという海外ドラマがありますが、その中で記憶旅行的な描写があります。この影響を絶対受けてるなとかというのも読んでいて感じました。あとエレンのジークの呼び方です。基本的にエレンってマーレ編以降、2,3とジークのことを呼んでいます。しかし、この120話の最後だけ、次の記憶だジークと呼び捨てにしています。作者のミスかもしれませんし、あるいはエレン自身が、進撃の巨人の能力を使えることを確認して気が緩んだのかなみたいな気もしています。どうでもいいところですが、ジークと呼んでいたのが気になりました。最後、音のない世界の続きで、119話の解説動画、前回の動画概要欄に貼ってあります。こちらの中でも語ったのですが、この作品内で音のない世界が描かれていたのです。うスローモーションで、効果音もないし、人の声も聞こえないような状況で、エレンの頭がガビによって打ち抜かれてしまうという描写がありました。実はそれ以降、30話の119話の最後から30話の122話で壁崩壊するタイミングまで、そこまでの間、実は効果音が全くないです。この辺り非常に面白いなと思いました。我々読者は気づかないですが、30話のこの浮遊感というか、特別な場所にいる感じは、こんな演出、効果音をつけないという演出によって、変わった世界にいるなという感じを持っていたということがわかる

進撃の巨人120話『刹那』の感想・ネタバレ

進撃の巨人120話『刹那』の感想動画

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