【進撃の巨人】第58話『銃声』考察・解説・感想【ネタバレ】

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進撃の巨人58話『銃声』のあらすじ

リヴァイは、憲兵のボスであり、古い知り合いであるケニーと敵対。
仲間の兵士を失い、エレン&ヒストリアの奪還に失敗。
リヴァイが敵兵を殺す中、ジャン・コニーたち104期生は対人の戦いに躊躇してしまう。

ケニーは、誘拐したエレンとヒストリアの身柄をロッド・レイスに引き渡す。
自身を捨てたロッドを睨むヒストリアだったが、思いがけぬ父親の抱擁に心を奪われる。

【時期】850年
【場所】パラディ島

進撃の巨人58話『銃声』で発生した伏線・謎

Qケニーと中央第一憲兵の関係は?
(14巻58話)

A
(17巻69話)

関連進撃全話の伏線・謎まとめ

残された謎

Q
(14巻58話)

A
(巻話)

進撃の巨人58話『銃声』で解決した伏線・謎

進撃の巨人58話『銃声』の表現・対比

進撃の巨人58話『銃声』の考察・解説

進撃の巨人58話『銃声』の考察・解説動画

サブタイトル『銃声』の意味

ジャンと中央第一憲兵の戦いの中で響く銃声。
ジャンが撃たれて死んだと思われた
関連進撃全話のサブタイトルの意味を考察

王政編は104期生の通過儀礼

引用:『進撃の巨人』(諫山創、講談社)

進撃の巨人の世界は、キャラクター達の通過儀礼を描く物語でもあります。通過儀礼はある体験をして人間が変わる非日常的なイベントのようなものです。

リヴァイが「敵を殺せる時は殺せるわかったか」と104期生たちに聞くんです。

引用:『進撃の巨人』(諫山創、講談社)

ミカサは幼少期に人を殺めてるので通過儀礼が済んだ人間ですが、それ以外の仲間は通過儀礼が済んでいないのです。

リヴァイから「殺せ」と言われた時、ミカサは「了解」と言うのですがジャンは明らかに戸惑ってる顔をしています。ジャンは通過儀礼の前の人間として変わっていく前段階の状態だからです。

104期生以外にもリヴァイがケニーとの戦いで今までと違う展開を見せます。巨人相手では勝利を収めていたリヴァイですが、育ての親である存在のケニー相手ではピンチを迎えています。ここはリヴァイにとっての通過儀礼とも言えます。

ケニーの登場シーン

引用:『進撃の巨人』(諫山創、講談社)

ケニーの登場シーンはインパクトがあります。

リヴァイを追い詰めて酒場(ストヘスサカバ)に入ります。

「どうもこの店から薄汚いネズミの匂いがするな。ドチビのネズミのよぉ。みーつけたー!!憲兵様が悪党を殺しに来たぜ!!バン!!バン!!」

諫山先生がケニーについてインタビューで語っています。

「おかしな行動をしていても、彼自身は普通のことをやっている感覚にある…そんなキャラクター像を目指しました。」(諫山創、「進撃の巨人」ANSWERS、講談社)

ケニーの正体

引用:『進撃の巨人』(諫山創、講談社)

リヴァイはケニーに対して「まだ生きてるとは思わなかったぜケニー。憲兵を殺しまくってたあんたが憲兵やってんのか?あんたの冗談で笑ったのは正直これが初めてだ」と言います。

リヴァイはケニーが育ての親です。実際の関係はリヴァイの母クシェルの兄、つまり伯父さんです。詳細は第69話「友人」で語られます。

育ての親だったケニーはリヴァイが幼少期の時に去っていきます。その後、リヴァイはケニーに会うことはありませんでした。

ケニーは憲兵団殺しの「切り裂きケニー」と呼ばれ都市伝説的な存在として知れ渡っていました(第57話「切り裂きケニー」)。リヴァイはその正体が育ての親のケニーであることを知っていたようです。そのケニーが現在は中央第一憲兵に所属していることを知ります。

リヴァイVSケニー

引用:『進撃の巨人』(諫山創、講談社)

ケニーは警戒しているリヴァイたちを奇襲し、調査兵団の兵士を殺します。

リヴァイが「ケニー!!」と叫び立体機動装置での戦闘が始まります。酒場での戦闘ではリヴァイが瓶でケニーの位置を確認し、酒場の銃を上下逆・背面で撃つ描写があります。ケニーたちの意表を突き、ピンチを脱するリヴァイに対してケニーは「どチビなりに成長していたらしい」と認め、さらに「俺の夢が遠退いちまうだろうが」と語ります。ケニーの夢については第69話「友人」で語られます。

※アニメ#39「痛み」でこの戦闘シーンは伝説の神作画として有名です。

進撃の巨人58話『銃声』の考察・解説

進撃の巨人58話『銃声』の考察・解説動画

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