【進撃の巨人】第117話『断罪』考察・解説・感想【ネタバレ】

タキ

XYouTube もやってます。

進撃の巨人117話『断罪』のあらすじ

マーレ軍のパラディ島に対する捨て身の奇襲が開始。
エレンは自ら前線に出て、鎧の巨人と戦う。
更にそこに顎の巨人、車力の巨人も参戦し、エレンの始祖を奪おうと試みる。
そこに、獣の巨人がエレンを助けるために現れる。

【時期】854年
【場所】パラディ島シガンシナ区

進撃の巨人117話『断罪』で発生した伏線・謎

Qマガトがパラディ島に潜入していたガビと会って「ガビ」と呼び抱きしめる。その後「ブラウン貴様」と言い直す
(29巻117話)

A
(32巻129話)

関連進撃全話の伏線・謎まとめ

残された謎

Q
(29巻117話)

A
(巻話)

進撃の巨人117話『断罪』で解決した伏線・謎

進撃の巨人117話『断罪』の表現・対比

進撃の巨人117話『断罪』の考察・解説

進撃の巨人117話『断罪』の考察・解説動画

サブタイトル『断罪』の意味

ポルコはレベリオ襲撃で自分をくるみ割り人形にしたエレンを断罪するように戦う。
関連進撃全話のサブタイトルの意味を考察

マガトがガビと呼ぶ理由

マガトがガビを抱きしめる描写に注目です。元帥であるマガトが「ガビ!!」と言って抱きしめた後に

「ブラウン貴様!!」「誰が敵地に乗り込めと命じた!!」「勝手な真似を!」

と叱咤します。

つい「ガビ」と呼んでしまった後に、「ブラウン」と言い直していますね。

マガトという人物は、非常に冷静でちょっと冷酷な感じに今まで見えていましたが、人間性があると思わされるシーンです。「悪魔の末裔」と呼んでいた戦士たちに対して特別な愛情が芽生えていることが伺えます。戦士である子供達をずっと見守ってきたからこそ、彼らを心配しているのでしょう。

エレンとライナー4回戦目

エレンは、

「(…まさかマーレが捨て身の奇襲をかけてくるとは…)」

「(奴らの持つ情報だけじゃこんな危険を冒す判断はできないはず…)」

「ライナー」「お前だろ?」「マーレ軍にこんな馬鹿な真似させたのは」

と、モノローグで語ります。

確かにライナーがマーレ軍にはっぱをかけて、パラディ島を奇襲しました。エレンとライナーはお互いに気持ちをわかり合っている存在です。そんな彼らが、シガンシナ区という思い出の場所で、「エレンVSライナーの4回戦目」の開幕。

最終的に戦いの内容以上に、精神的な話・モノローグが非常に重要になってきます。例えば、ライナーが「俺とお前のどこが同じなんだ?」「もう…いいだろう」と語ります。このセリフは、レベリオ収容区の地下室でエレンがライナーに話した言葉ですよね。エレンの「オレはお前と同じだ」という言葉がずっとライナーの心に残っていることが分かります。

マガトが元帥になる

ガビが「マガト隊長!!」「ライナーが!!」と呼びかけたら、「元帥だ」「マーレの盾はそう脆くはない」と返します。ピークちゃんの「マガト隊長」発言にも、マガトは「元帥だ」と同じよう被せて対応します。これは天丼的なギャグであると同時に、深読みすると特別な言葉だったとも考えられます。

マガトのことを「元帥」と最初に呼んだのは、共にマーレ国の再建を目指していたヴィリー・タイバーでした。ヴィリーはマガトに「おめでとう元帥殿」「軍はあなたのものだ」と言っています。マガトがマーレ戦士たちに「忘れるな」「この奇襲作戦はヴィリー・タイバーの犠牲の上にある」と発言していることからも、彼と信頼関係、友情関係があったこともうかがえます。マガトには、”自分は元帥なんだ” ”そして周り国を背負っているんだ”という意識があったのでしょう。

ポイント

1つ目、マガトがガビを抱きしめる描写。ガビと言ってマガト、元帥が、ガビを抱きしめるのですが、この時にこのガビって抱きしめて、「…」の後に、ブラウン貴様、誰が敵地に乗り込めと命じた、勝手な真似をと言います。呼び方が最初、ついガビって呼んでしまっています。その後にブラウンと言い直しているのがポイントです。このあたりマガトという人物、非常に冷静で少し冷酷な感じに今まで見えていたと思いますが、それだけじゃない人間性があるのではないです。悪魔の末裔って呼んでいた戦士たちに、特別な愛情、感情が芽生えていると気がします。子供たちをずっと見守ってきたから、彼らを心配しているというのもありますし、このガビに何か特別な感情もあるのではないです。例えば、この26話でファルコを心配する時です、その時はグライスと名字で呼んでいます。グライス何をしている、怪我は?と同じように心配していますが、抱きしめてもいないし、肩に手をやってグライスと呼んでいるので、少しガビに対する対応と違うなと。もちろんこれ異性として好きではなくて、ガビへの特別な愛情、血筋的な何かとか、無き娘の姿をガビの面影として重ねているのではないかとか、可能性があるです。このガビの実は父親なのではないか説も考えてみたのですが、それは少しなさそうです。マガトは黒髪でガビも黒髪です。黒髪じゃない母親だったらマガトが父親かなと思ったのですが、多分これガビ一家、父親と母親両方黒髪で、ブラウン系の中でもライナー達は金髪普通に両親から生まれた。このマガトがガビを抱きしめる描写でした。次、エレンとライナー、4回戦目。エレンが、まさかマーレが捨て身の奇襲をかけてくるとは、奴らの持つ情報だけじゃこんな危険を犯す判断はできないはずと語ります。ライナーお前だろところでライナーが確かにハッパかけてパラディ島を攻めていたのです。何故エレンとジークが会う日に偶然にもマーレ国が攻撃してきたのかというところは、漫画的演出なので深く考えなくていいですが、様々な出来事が一日に起こってしまった。エレンはお前なんだろ、マーレ国にこんな馬鹿な真似をさせたのかとライナーの気持ちをわかっていると。ライナーとエレン、お互いがお互いを一番わかり合っているのがこの2人です。25話の解説動画でエレンとライナーの会話なんかを語っているのでそちらを見てください。志賀市なくという思い出の場所でエレンとライナーの4回戦目が開幕します。最終的に戦いの内容とかもはやどうでもよくて精神的な話、モノローグとかが非常に重要になってくるのですが、ライナーが俺とお前のどこが同じなんだ、もういいだろと語ります。どんなセリフかというとライナーとエレンがレベリオ収容区の地下室で話した言葉です。エレンが俺はお前と同じだって言った言葉がずっとライナーの心に残っているということが明らかになります。次、マガトが元帥になるという話で、これ少しギャグだと思いますが、マガト隊長ライナーがってガビが言ったら元帥だ、マーレの盾はそう脆くないって、自分が隊長じゃなくて元帥だと言います。ピークちゃんがマガト隊長って言ったら元帥だって同じように転論してくるというか被せてくるギャグですが、これギャグであると同時に少し深読みすると特別な言葉だったという気も少しします。元帥って最初に呼ばれたの誰かというとヴィリー・タイバーからです。ヴィリー・タイバーと一緒にこのマーレ国の再建を目指したと。の信頼関係、友情関係があったヴィリー・タイバーから、おめでとう元帥戸の軍はあなたのものだって初めて元帥と呼ばれた。だからこそ自分は元帥なんだ、マーレ国を背負っているのだという意識があったと。だからすぐに訂正した。もちろん、その軍の起立的に元帥だは言わなきゃいけないですが、深い意図もあったということでしょう。最後小ネタ4つです。ピークとポルコの信頼。ピークって普段ポッコとポルコ・ガリアードのことを呼んでいますが、このエレンと敵対するシーンではポルコと呼んでいます。シリアスモードです。ポルコと言って手を出すシーンで、これだけでポルコに対する意図が伝わっています。つまり手錠を切ってガビを解放してくれと。それにガビはついでに巨人化のための傷をつけてというところまでまこみで、このポルコという一言からガリアードは読み取ったのです。ピークの腕を切って、ピークちゃんを巨人化するところで非常に、二人の信頼関係というかバディー勘が垣間見えるこの会話です。次、エレンとジークの待ち合わせ。エレンとジークはシガンシナ区て待ち合わせをしていました。なんとか約束の場所に間に合ったが少し遅れたかなところで約束の場所シガンシナ区に特定の時間に待ち合わせをしていました。この時です、ジークが現れるということはエレンからするとリヴァイがやられたという意味です。この後の話でアルミンたちが語るように、リヴァイがやられたからジークが一人で来たんだということが明らかです。このジークが、あとはお兄ちゃんに任せろって言ったセリフの時にエレンが少し絶望的にも見える顔をしているのはリヴァイやられたのではないかというところでショックを受けていると感じがします。なんとも言えない表情です。元々エレンはリヴァイがジークを傷つけた状態で、手足切り落とした状態ぐらいで連れてくるのを待っていた可能性もあるのではないかながこの表情から読み取れます。次、パラディ島の4年間。パラディ島って港を作ったりしたのですが、軍事力的には、内装を使える人を増やしたりとかしたが、近代的な戦いには慣れていないというか、戦えるレベルじゃなかったということがこの戦闘シーンで明らかになるのです。確かジークが語っていたように、レベリオ収容区の襲撃は奇襲だったので成功したが、それが勘違いだったながこのマーレ国との戦いで分かります。特に、この銃撃です。空からの攻撃には全く手出しもできず、空を見張る人たちもいなかった。さらにこの遠距離からの銃撃に持っている武器が内装とブレードなわけです。戦国時代とかに銃に、銃が出てきた時代にいまだに刀で戦っているそれぐらいの戦力差があるような状況でパラディ島が大変な状況をパラディ島の人々はリアリティを持っていなかったとエレンは、危ない危ないと思っていたが。最後ポルコの発言です。償わせてやる俺の街を蹂躙したこと言って、レベリオ収容区を襲ったエレンへの復讐をポルコ・ガリアードは語るのですが。まったくマーレ編以前と同じ会話です。エレンがライナーにここは故郷があった場所だ、シガンシナ区は俺の家があった場所だって取り返しやるお前らをぶっ殺してとエレンは語っていました。まったく4年前の状況と一緒です。なので繰り返される悲劇がシガンシナ区という場所で起きていると分かります

進撃の巨人117話『断罪』の感想・ネタバレ

進撃の巨人117話『断罪』の感想動画

関連記事

115話『支え』
116話『天地』
117話『断罪』
118話『騙し討ち』

コメントをするのは「自由」だ…