【進撃の巨人】第132話『自由の翼』考察・解説・感想【ネタバレ】

タキ

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進撃の巨人132話『自由の翼』のあらすじ

地鳴らし3日目夜(オディハ)

オディハについた一行は、飛行艇の準備ができるまでの時間をそれぞれ過ごす。
ファルコは目を覚まし、マガトの死やレベリオの被害を知り、泣き叫ぶ。
アニは、ミカサと恋愛話をする。
リヴァイ達はイェレナにエレンの行き先を聞き出す。
イェレナは「エレンは、カリファ軍港の次にスラトア要塞を目指す」と推測する。

地鳴らし4日目朝(オディハ)

ライナーはアニに謝罪と別れを告げる。
アニ、ファルコ、ガビ、そしてアズマビト一同は、飛行艇には乗らず、見送る。

離陸準備1時間前、飛行艇に乗る準備を済ませるパラディ兵士とマーレ戦士たち。
そこに突如フロックが現れて、飛行艇の燃料タンクに穴をあける。
ミカサの反撃にあって、フロックは死亡。

近づく地鳴らし巨人を止めるために、ハンジは殿を務める。
アルミンを調査兵団15代目団長に任命し、リヴァイと別れを済ませて、巨人の群れに立ち向かう。
ハンジの命を賭けた巨人の足止めによって、飛行艇は無事に飛び立っていく。

死ぬ間際あるいは死後に、ハンジは飛行艇が飛び去る姿を見送り、エルヴィン達調査兵団の仲間に愚痴をこぼすのだった。

【時期】854年
【場所】パラディ島

進撃の巨人132話『自由の翼』で発生した伏線・謎

Qイェーガー派が飛行艇に巻きつけていた爆弾を、飛行艇に持っていく。いつ、誰が使う?
(33巻132話)

A
(34巻137話)

関連進撃全話の伏線・謎まとめ

残された謎

進撃の巨人132話『自由の翼』で解決した伏線・謎

進撃の巨人132話『自由の翼』の表現・対比

進撃の巨人132話『自由の翼』の考察・解説

進撃の巨人132話『自由の翼』の考察・解説動画

サブタイトル『自由の翼』の意味

諫山先生によると「空を飛ぶことじは、自由を求めることの象徴」「皆が頑張った結果、空を飛ぶことができた」
参照YouTube『進撃の巨人』大山ダム銅像除幕式 ライブ配信
関連進撃全話のサブタイトルの意味を考察

ポイント

その幻の世界って何なんだは、今までの進撃の巨人ではなかった描写です。死ぬ間際の走馬灯かもしれませんし、死後の世界かもしれません。あるいは道の世界です、記憶同士の交流かもしれないですが、ハンジが死んだことを知らない人物キースもいることを考えると、どういう状況と思いますが、この丸一と言いますか、あくまで漫画的表現なのであまり考えなくてもいいのだと、割と長い走馬灯、そこに道の世界とかも絡むのかな。どちらかというと死後の世界ではないのだと。調査兵団の同窓会的な、描き方がされていましたが、気になるテーマはまず2点です。1つ目がハンジとエルヴィンです。ハンジの長い巨人の話、これ聞くことみんな嫌がっていました。結論から聞こうとエルヴィン言うが、このハンジの長い話を聞くのが時間もなかったし、余裕もなかった。しかし、この幻の世界では道、道か分からないですが、長い時間があるそこが良かったです。例えばエルヴィンとのやり取りで言うと、結論から聞、問題は何だと言っていて、例えば調査兵団任された時も、エルヴィン、ピクシス司令との交渉は決裂した。司令には頼るなと。目先の作戦に関わることを言っていて、エルヴィンから、なぜ私を調査兵団団長にしたの?みたいな会話をする暇はなかったのです。そういう基本的にエルヴィンとハンジの会話は、時間がなかったのですが、今回は、ハンジとエルヴィンが、語り合う時間があると、ゆっくり聞くよところを言っているのがグッときました。死んだ結果、時間はいくらでもある。ハンジとエルヴィンの死を再実感できて切ないところがあるのですが、まずそういうところです。歯切れが悪くなっています。次、起こすモブリットです。最後にハンジさんを起こすモブリットの姿がありました。シガンシナ区決戦の時にハンジさんが生き残ったのはこのモブリットが助けたからでした。右手でやってハンジさんのことを井戸に突き落としたモブリットですが、その右手で再びハンジさんのことをこうまた起こすと、起こす役目はモブリットですというところ。ハンジからすると、あの日握れなかった手を握ったが、この描写だと。他にもこの登場人物見ていきましょう。まずこのキース・シャーディス教官です。調査兵団の服を着ている訓練兵の教官だったけど、死ぬ間際にマガトと共に死ぬ間際に来ていたこの調査兵団側として描かれていりますがまず一つありますし、あとはこのモブリットの隣にいる黒髪の女性サシャです。サシャは飛行艇を見ているのだろうなと、死ぬ間際の服装でこの黒い服を着てサシャが映っていました。この飛行艇に乗っている104期生達の姿、それをサシャは見ていると感じです。他にも、わかりづらいですが、この馬というネス班長です、シャレットと共にいるとか、あとはゲル側も、端っこで酒を飲んでいますが、このお酒も、死ぬ際の酒とは別ですが、酒を飲んでいるという姿もありました。こんな調査兵団同窓会というか、切ないです、過去の登場人物何人か出てきています。一方で、この左下のシミです。このシミ何なのかというところで言うと、ハンジさんの現実世界での主体的な表現だという気がします。その理由としては、131話の残酷描写を見てみましょう。ラムジーとハリルが踏みつぶされたシーン、こちらで黒く塗りつぶされたところがありますが、これと重ねる形で巨人の足跡をまず描いています。その中に、このハンジさんの踏みつぶされた現実の残酷な姿があるのだと。あとこの場所です、二段構えになっているのを気づきましたかね。ハンジの奥で立っている人たちは一段高いところにいますが、これは巨人の足跡の縁の部分です。で言うとこれの縁の部分だと思うので、ハンジさん踏みつぶされていて、この幻の世界の方では綺麗な姿でいるが、現実世界では踏みつぶされた結果です、ハンジさんの肉体自体はこの残酷な黒いシミの部分にあったところが、切ない部分と残酷な部分です。次、ハンジとリヴァイです。この二人を介して心境深掘りしていくとより分かる。前提として抑えておいた方がいいポイント3つです。ハンジさんの立場と強がり。ハンジはリヴァイにだけ弱さを見せる。リヴァイは冷たく見えるけど優しすぎると。この点を考慮した上で見ていくとまた見え方が変わるです。例えばハンジさんの強がりですが、調査兵団の団長であり、104期生達の一回り上の大人、先輩的な立場です。それ故に104期生たちに見せる顔と親しきリヴァイに見せる顔は違う。個人的なイメージとしては部活の同学年にはおいリヴァイのようなもので接しますが、後輩たちにはもう先輩っぽく振る舞うというか、感じで相手によって自分の見せ方を変えているのではないです。ハンジさんの気持ちが分かる表情の違いです。例えば口元に関してとアルミンにはアルミン・アルレルト15代調査兵団団長に任命するという直前には、口元がへの字で上がっています。一方でリヴァイ相手には、への字で下がっているところでこの辺も無理せずにグッと、無理をしない形で対比的に描かれているとか、あと目元を、アルミンには強い目力で接して、頑張れよ任せたよという顔を見せていたのですが、その後にリヴァイには、明らかに動揺しているとか汗もかいているというか切ない顔をしています。この辺り見るとアルミンにはの虚勢を張っていて、それでこんな力強い目をしていたのですという、その辺りも見えてきます。他にも発言もリヴァイには、自分の死を理解して恐怖して死にたくない、それでも強がるというところがあって、それを終えた上で今最高にカッコつけたい気分なんだよ、このまま行かせてくれと言います。私は行くではなくて、あくまでも私に行かせてくれところでここで引き止められてしまったら恐怖に負けて進めなくなると。それをリヴァイは察して心臓を捧げようという、エールを全てひっくるめて理解した上で送ったと。ハンジさん、弱さを基本的には見せないです。パラディ島のナイフのシーンでも、フロックたちに君が正しいのかもしれない、全ては私の責任だ、これ以上勝手な真似は許されないと言って、この時も目力が強いというか、調査兵団団長としての立場を全うして、毅然とした覚悟で挑んでいました。しかし、一人になった後は、切ない目をしていたりして、この辺りでもハンジさん人によって見せる顔を自覚的に変えていると言いますか、立場を全うしていることがありそうです。ハンジが唯一弱さを見せたのはリヴァイです。いっそ二人でここで暮らそうかという発言が一番わかりやすいと思いますが、全ての責任放り投げてしまいたい、本心とか弱さをさらけ出してもいい相手が、このリヴァイだったと。リヴァイ側の話ですが、気づきにくいのがリヴァイのこの肉体と精神の辛さです。まず肉体的な辛さですが、もう大けがのリヴァイです。基本的に座っている描写が多いですアルミンがわざわざ水を持ってきたりして立つときには手すりが必要な方がいます。
本当にあのもうボロボロの体です。リヴァイが今回唯一、手すりとかを使わず、自分の足で唯一立っていたのが、このハンジさんとの別れのシーンだったりするわけです。実はこの時も辛さを我慢しながら立っている。どうしても言わなきゃいけないことがあるからこそ本当は、立つのもこうやってしんどい状態なのに、立って、ハンジさんに会いに行ってると。あとクソメガネという呼び方も、気になるところです。一問一答コーナーで諫山先生答えていました。リヴァイはハンジのことをクソメガネと呼ばなくなったのですかという質問に、団長になってからは、組織の長の立場を重んじているので、呼ばないと言っていました。ただ今回は、相変わらず巨人とは片思いのままだなクソメガネなど、ハンジがピークに振られた時も言っていましたし、おいクソメガネと最後呼びかける時も言っていたと。この組織の関係ではなくて、あくまでもリヴァイとハンジというプライベートな関係に戻って、対等な立場として話しているところが、この呼び方から分かります。当然ながらこれはハンジさんが覚悟を決めていく直前には、リヴァイ側の余裕のなさもあるです。さらには、エルヴィンに、建前使うなと言ったように、このクソメガネというのも、もう建前使うなよと、俺とお前のこの一番近い距離感で、しっかり本音を話せよと、あの強がるなよところでクソメガネという表現でもあるのだと。このリヴァイの心境ですが、これが本当に考えると切ないです。わかるだろう、リヴァイ。ようやく来たって感じだ、私の番がと言われた時に、色々考えていたです。死んでほしくない。本当にこいつが行く必要あるのか、というところ。ハンジの選択を、尊重しようという、様々な言葉が脳裏を駆け巡った結果、最終的にこの一瞬目を閉じて、開くのです。ジークとの戦いの時に、仲間の兵士たちを、殺す選択をしたのと、同じような感じで一瞬目を閉じて、開くと。眉間のシワも切ないですし、灯らない、光が灯ってないこの目ところも切ないです。妄想ですが、不甲斐なさもあるのだと、自分が万全の状態、怪我をしていなければ、本来であれば、これリヴァイが矢表に立って、侵害理由を務めてやっていたと、団長であるハンジを差し置いて、戦闘能力の高い自分が巨人を止める役目だったはずなのに、自分が、万全じゃないばかりにそうしてしまったと。兵長は、強い人だから一瞬こんな後悔が出ても、欠数だろうが、様々な考えが灯っていたという妄想です。リヴァイが言ったのが、心臓を捧げよというセリフだったのですが、この心臓を捧げよです、どういう意味かというと、まず兵長の基本的な考えを、おさらいするのですが、今まで使わなかったということは、リヴァイの信念とは異なる言葉です。リヴァイからすると、弱いやつはすぐ死ぬなど、言うが、人が死ぬたびに心に傷を負っていたと。ただし、立場もあるので、心を強く保って、表明には見せていなかったのです。リヴァイは多くの人の死を体験していたと。結果、他者には、生きろとか、生き残れが、基本的なスタンス、命を尊重する、存在です。当然ながら、自己犠牲など、仲間の死というのも、本来は、一番望んでいない人物、だからこそ、心臓を捧げよは、狂信的な何かのために、命を投げ捨てること、この行為への、肯定でもあるので、その言葉への距離勘が、あります。あとは、このエルヴィンの詐術も知っているので、人を動かす大きな力を持つ言葉、心臓を捧げよを強さと責任という言葉を知っているので、迂闊に使ってはいけないところもあったと思います。つまり心臓を捧げよは、リヴァイのこの命への味、味方であったり、言葉への強さというところから、普段は自分は使わないリヴァイ自身の信念とは、違う言葉だったはずです。しかしこのハンジさんに最後、心臓を捧げよと、言っていたわけですが、どういう意味かというと、自身の理念を話けなど、お前の心の奥底の選択を尊重するというところ。リヴァイというキャラクターは、相手の心情を察するキャラクターです。このエルヴィンとリヴァイのウォール・マリア奪還作戦の時の、俺はもう地下室に行きたいんだと、全ては俺の頭の中の妄想に過ぎないのかと、エルヴィンが聞いた時に、エルヴィンが一瞬こうリヴァイの方を見るのです。リヴァイに、指して委ねたところもあるのだと、という表現は私が分からないですが、リヴァイからすると、このエルヴィンのね心臓を指して、俺は選ぶぞ、夢を諦めて死んでくれと、言葉を話したわけです。エルヴィンがかけて欲しかった言葉ところで、発言をしたのです。ハンジさんにも心臓を捧げようと、言ったのは、どちらも、一歩踏み出したい彼らが望む言葉を指してです、投げかけたと思います。リヴァイ自身の考えではなくて、あくまでも相手の背中を押す、言葉を投げる辛い役割として、リヴァイはこんな発言をした。自分の死んでほしくないなど、相手の死にたくないという気持ち、全てを理解しながらも、心臓を捧げようと、このハンジのために言ったという感じがします。リヴァイの辛さですが、これ以前の考察動画でリヴァイ泣いてるのかなと思ってました。みんな泣いていて、顔の片側だけが写っていて、リヴァイも、顔が、包帯に隠れていますが、その包帯の中では泣いているのかなと思っていたのですが、諫山先生のブログなんか見ると、兵長のこの包帯の下の表情、このシーンだと思いますが、一応撮っていた泣いてはいなかったのかなと、右目は無事に見えるが失明しているなど、表情が切ないがあるのですが、泣いている方がグッとくるんで、泣いているのだと見てるのですが、公式言言外によると泣いてはいないです。その悲しい気持ちはあるでしょうし、最後の別れを集ましてたからこそ、ギリギリまで、ハンジさんの姿を見ないで座っていたというシーンがこちらです。「見ててくれ!」とリヴァイは最後言っていたのですが、このセリフも、普段は使わないです。お前の意思は俺が受け継ぐなど、相手のための言葉を言っています。約束しようと言っていますが、この見ててくれはハンジさんの思いを受け継ぐ意思、側面もありますが、ベクトルが、相手のためというよりは、自分のためという感じがします。プラス、今の自分には見えないかもしれませんが、死者が自分を見ているかもしれないと、ねえリヴァイみんな見てるかな、今の私たちを死んだ仲間に誇れるかなと、ハンジさんが言っていたからこそ、ハンジさんも、自分のことを見ているのかなところもあるかもしれませんが、のも込みでそうであれば俺の側にいてくれという気持ちもあるのだ、ハンジさんがリヴァイにだけ弱音を吐けたように、リヴァイにとっても、ハンジさんだけに吐けたのが唯一の本音、それが本音であり弱音が、見ててくれという発言だったと。おまけですが、この見ててくれという言葉はね思い返すと、このジークが、クサヴァーさん見ててくれよって死ぬ間際に言っていたのですが、この言葉をイメージしているのかなとか、言えないほどの力を発揮できるのは、死者の思いを受け継いだ時など、思いを受け継いだ人間の強さを無意識に信じている、学習してしまった側面があるのかなとか、これ妄想ですが、思ったりしますし、あとはリヴァイの予感ところも、おまけ的に話すと、ハンジさんがみんな見てるかな、今の私たちを死んだ仲間に誇れるかなというシーンですが、やつということを言ってんじゃねえよは、当然ながらエルヴィンのことです。エルヴィンも死ぬ間際に、仲間たちは俺らを見ている、捧げた心臓がどうなったのか、知りたいんだと、エルヴィンはリヴァイに言うが、このハンジさんの発言を聞いた視線で、ハンジさんにエルヴィンを重ねて、無意識に嫌な予感を感じていたが、こちらのシーンです。ハンジさんの最後の戦いところを見ていきましょう。まず、雷槍を使って巨人に挑んでいきました。世界連合艦隊でもまともに一匹も倒せなかった、壁内巨人ですが、このハンジさんの発明した雷槍で、何匹か倒すことができたと。調査兵団の英知の決勝巨人を倒す、無謀な試みの、象徴的なシーンです。十字架を背負う。この死に行く姿ところでこの雷槍が重なって、明らかにこの十字架を意識している、巨人って素晴らしいなという発言、これが何と言ってもよかったです。から自分が死ぬことを理解している、ハンジの恐怖、今最高にカッコつけたい気分なんだよ、このまま行かせてくれという、言うが、リヴァイの言葉で勇気をもらって覚悟を決めたと。いつものおちゃらけたハンジさんに戻って、君が言ってんの初めて聞いたよと、勇気と元気を取り戻していったわけです。だからこそ、この死に際の一言は、リヴァイの心臓を捧げようという一言がなかったら、出なかった言葉なのだ。この心臓を捧げようという言葉を聞いて、もう責任ある十四代団長という立場もすでに下りたし、本来の巨人好きの一人の兵士として、向かっていったわけです。アルミンに託して、自分は一兵士に戻った、ハンジさんは最後に一度だけ、純粋に巨人を見ることができたという感じがします。純粋すぎる眼差しで巨人を見ていた。という発言をしていました。巨人って素晴らしいな、このは、自分の忘れていた世界の見方を、再び思い出すことができたというところかな。巨人を見るという様々な夢が叶わなかったとしても、ずっと追ってきた、巨人を研究したいとか、夢に最後にもう一度向き合えたシーンが、ここです。巨人は素晴らしいということは、人生の肯定というか、側面もあったと。ハンジさんの死ぬ間際の表情ですが、萌え落ちるところの逆転すると分かりますが、口元が、ニヤッ、口角が上がっているような、表情をしていたので、それは、このうっすらとした微笑みは、悔いなき選択といいますか、ハンジさんにとっての人生の肯定だったということです。ハンジとリヴァイの話です。次、フロックの死についてお話していきますが、フロックもフロックで長いこと活躍してきたわけですが、ついに死亡しました。フロックが飛行艇に被害を与えたのが、この間接的な原因になってハンジさんが死亡したわけです。だから、このハン・イェーガー派の代表であるハンジを倒したという、イェーガー派としての代表としての役目も、果たした。最後のセリフですが、行かないでくれ、島のみんなが殺される、俺達の悪魔、それだけが希望という発言、最後までパラディ島のことを思って、フロックなりの信念で動いていたところも伝わります。フロックの行動ですが、誰かを意図的に撃たなかったです。支援で攻撃しなかったと、悪魔を蘇らせなかったリヴァイとか、裏切ったジャンとか対立する思想の、ハンジを撃ってもよかったはずですが、そうではなかったと、あくまで飛行船を狙ったと、せめてお前だけでも道連れに、的な考えもなく、最後死んでいきました。それ故に、フロックなりの信念に基づいて行動したということを理解した、ジャンとハンジさんも、フロックを攻めてはいないです。一方的に悪とは断罪せずに、確かに君の言う通りだよと言っていました。フロックの運ですが、129話で、ガビに撃たれたフロックですが、海に落ちたはずだけど、生きていたは、フロックの名前の由来である、思わぬ幸運とかまぐれという意味が、ふたたび思い返されます。船にしがみついて、最悪のタイミングで登場したわけですが、先ほど言ったように、唯一の総出しであるオニャンコポンを狙ったか、燃料タンクを壊そうとしたのです。ただし、思った以上にダメージを受けていて、計画的には行動できていないです。本来は、人が集まっていないときとか、隠れて行動するときだったのですが、出血多量で体温も低下し、一晩船にしがみつく中で、飛行艇を狙って、ギリギリ成果を出せた。このフロックのシーンですが、地味な注目ポイントが、効果音が少ない回です。ふざけていないと。状況の中で、最後不吉なフロックの登場ともに、一気に銃声が鳴るところでぜひこの辺りの効果音注目して見返してみてください。ここもアニメ化されたら凄いシーンです。次です、15代目団長アルミンですが、キース・エルヴィン・ハンジ・アルミンと、調査兵団の団長は移り変わっていきました。このアルミンが団長を任された時の目が注目です。エルヴィンの代わりに生き残ってしまった時と同じようにこの怯えてると言いますか、託されたものが大きいのです。エルヴィンの代わりであり団長として作戦を決める。エレンを止める。できれば殺さずにパラディ島の未来を守ると、たくさんのアルミンにのしかかる重圧があるわけです。しかし、ハンジさんがこのアルミンを選んだにも意味があるでしょうし、ハンジさん自身が調査兵団団長であったところも、意味があったのです。妄想度強めですが、まずハンジさんの苦悩です。ハンジ自身も、なぜ団長に選ばれたんだと苦悩するシーンありました。あんたの唯一の出作だなんで私なんかを団長にしたんだよと言うが、だからこそアルミンには、なぜ君が団長なのかという理由をしっかり述べています。調査兵団団長に求められる資質は、理解することを諦めない姿勢にあるよとハンジさん言っていました。ハンジさんが団長になった理由ですが、現実的な台所事情はあったです。商業的な理由としては、ミケなどの幹部クラスがどんどん死んでいて、ハンジさんは、古株であると。リヴァイは、戦闘する兵士の方が活躍できると。漫画的にもリヴァイは責任ない立場の方が自由に動けるという思惑も、諫山先生にはあるので、その辺りもあったです。ただ、積極的な理由も、あったとは思います。何かというと、この調査兵団的な発想です。知りたいなら見に行けばいいという、知的好奇心と目的のために危険を厭わずに行動する精神ところが、ハンジさんにもあります。この辺りを考えると、もしも他の人物古株が生き残っていたとしても、かなり責任です。実際のこのハンジさんの功績。外交もできていたキヨミとかマガト達と、さらには統率力、支柱のシーンが印象的ですし、方向性を示せたと、虐殺はダメだと、具体的な作戦は示せてはいなかったのですが、その兵団の中の調査兵団団長だったので、兵団自体は本当にそれが最終的に求められては、責任を一人で背負うべきだったのかはありますが、その後は、具体的な作戦は示したかったのですが、時間が迫っていたところで仕方ないところもあったと思います。ハンジさんとエルヴィンについて見ていこうと思いますが、この調査兵団団長はハンジ罪お前だと言われて、壁内の状況が大きく変わっていく中で、エルヴィンからすると自分なりの答えを見つけられる人物として、ハンジを信頼していたところも見えてきます。期待していたのはエルヴィンのようなみんなを率いるリーダーシップとか特別な作戦というわけではなかったと。次にアルミンにハンジさんが期待するものですが、理解することを諦めない姿勢です。アルミンもエルヴィンのようなリーダーシップはないし、ハンジのような外交力はできないと、月外交はできりますけどね。アルミンの理解することを諦めない資質が、アルミンを突き動かしていくのだと、エルヴィンの代わりという呪いから解かれた、アルミンなりの動き方を指定していってくれると思います。次、小ネタです。小ネタもたくさんあるのですが、まず一つ目、エレンの行き先と新地名進撃の巨人の世界ってこのアフリカ大陸、これを反転した世界です。それ故に、この地名見ていくと、カリファ軍港はアフリカを逆にしたものでし、スラトアをアトラス山脈かを逆にしたものです。このカリファ軍港は、130話でエレンと壁内巨人たちが襲っていたのがカリファ軍港です。スラトア要塞は、これから行くところ、エレンの攻撃目標。さらにこのイェレナ発言に関してですが、見ていこうです。何を言うか忘れたので確認しましたが、イェレナが、突如エレンの行き先を語っていました。嘘は言っていないです。メタ的に考えてもここで嘘をつかれてもというところなんで。このイェレナは、ジークは間違えていないと認めてほしいと言うが、ジークは敗れたとでも正しかったところでイェレナという人物にとって大事だったのは、考えとか信念ですところも意味できます。ハンジさんは無力だったと語って肯定しているようでしてはいなかったのですが、この辺りのそれぞれの人物にとって大切なものは何かところも見えてきます。このイェレナの発言と、地名は特に関係なかったです。次です、アニの愛情ですが、131話で突如発生したこの恋愛空間です。アニは、何をするべきか、本当にこのままでいいのかと自問しながら、自然とアルミンの方に目線が行っているところが切なかったです。無意識で、今まではなぜ生きるのかというところの答えとして、父親と再会するためというところがあったのですが、その再会を果たせない、今、無意識に生きる意味を求めていたという、目線誘導です。ミカサも、アニとアルミンの思いに一瞬で気づくというところが面白かったです。作中でずっと描かれているテーマとしての愛という観点で見ると、まずカルラからエレへの母親から子供への愛情というところが親子愛あります。ファルコのガビへの恋愛、ウーリのケニーへのこんな友愛的なものとか色々あるのですが、ものが、変えていくんだろうなと。暴力、憎しみ、怒りみたいな世界から愛情を許し、話し合いそれらへの転換になると思います。
が大事だところを感じます。その中の最終地点として、徐々にこの進撃の巨人の後半では、恋愛ところも愛情の一種として出てきています。次、昇進しているジャンですが、正直頼りにしていたからなと、ジャンが落ち込んだ表情で言っていたのですが、これ何なのかなというと、アニとアルミンの恋愛がうまくいきそうで落ち込んでいるジャンの姿です。アニが離れるというところよりも、彼らも恋愛がうまくいきあがってみたいなです。女型の巨人戦の後、八話の時も、この自分の好きなミカサがエレンの完美をするよって言った時に、このジャンの様子がこの顔から落ち込んでいるところで明らかにここと、重ねて描いているので、昇進しているジャンの様子が描かれていました。次、クソヒゲ女です。兵長言っていました、クソヒゲ女の意識が戻ったと言うが、これはレベリオ襲撃の時のイェレナの変装のことを言っています。次、132話のタイトル、自由の翼ですが、当然ながら調査兵団の象徴ではあります。外の世界イコール自由、鳥イコール自由です。ただ今回のタイトルには、いくつかの意味があります。まず、ハンジさんたち、というかハンジさんの調査兵団団長としての責務意思と言いますか、今回よく見ると、パラディ島側でつけていたのはハンジさんたち、厳密にはピークちゃんもつけていますが、調査兵団のこの翼を背負っていたのはハンジさんです。調査兵団の意思の象徴人物としてのハンジさんを際立たせるために、このカットが描かれているのだと。犠牲のおかげで飛行機が飛ぶ。飛行艇のこの翼というところと、自由の翼を明らかに描けていると、自由を求めて飛んでいく翼です。さらには、エルヴィン達の服装も、この自由の翼を背負って死んでいったハンジさんを迎え入れてくれたのは、みんな、この自由の翼を着ている調査兵団メンバーところも、切ないところです。次、ライナーの自己犠牲ですが、このライナー離脱後のアルミンの活躍は知らないだろうが、ライナーは、このアルミンへの信頼が凄いあります。お前はダメだ、ユミルを止める切り札はお前しかいないと言ってね。そこで、ここは俺がと言うのですが、ダメに決まってるだろうとハンジさんに突っ込まれていましたが、諫山先生が言ってると、ここは俺がと、死にたがる、死にたがるというか、殿を務めたがるライナーです。このライナーは、アニとライナーの関係も、一つ見どころです。まずこのふざけんな、許せないというところで言うと、このマーレの戦士たちがパラディ島に潜入して、帰ろうとするアニを制して作戦実行を告げた、このライナーが、アニにボコボコにされていました。この時のアニの気持ちは許せないというところ。そこからエスカレートしてです、嫌いとか殺したいという嫌いな状態になったのです。兵士として104期生達と、戯れる、このエレンと戯れるライナーの様子を見て、アニは怒ってると。不真面目な奴にも説教と兵士とはどうあれべきか教えてやろうじゃないかと兵士モードのライナーを言っています。一方でその後、マルコを殺せなど、戦士であることを証明しろと語ると、お前が一番兵士やっていたのではないかという感じですが、はい、うんそれがあったからこそ、それ以上顔を近づけないでくれるなど、分かりやすい、嫌いな描写がありました。しかし最終的には、アニはライナーのことを、仕方ないなという形で許していきます。その理由としてはこの127は終末の夜の会話かなと、マルコを殺したのは自分だって、アニの発言をこう遮って、自分自身が犠牲になろうとしたというところ、それがあります。さらには今回の謝罪も、ずっと謝りたかったと、お前とベルトルトに、そうさせてしまったのは俺のせいだを、言っていました。ジャンにも許されるとは思っていないけど、けじめとして、謝罪をしていたのですが、謝ることすらは拘りましく思えるとは言いつつも、ずっと謝りたかったと、謝っている。結果的には小さなコマですが、このマーレ戦士というか、ライナーとアニの和解が、しっかり描かれていました

進撃の巨人132話『自由の翼』の感想・ネタバレ

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1 COMMENT

リケジョのお婆婆

タキさん、解説有り難うございます。この解説を見て、何故こんなにハンジさんに魅力を感じるのか言葉に表したくて作品を読み返してしまいました。一番は、彼女の動機が普遍的でぶれが無いことです。第52話の中で「皆を早く安心させてあげたい」、「人同士で争わなくても生きていける世界にしたい」が、巨人研究へと進み、巨人を倒す兵器と陣形の開発、人的資源を失う事の無い巨人討伐機完成と形になったこと。巨人の成り立ちを知ったことで、壁の外=海の向こうの世界からしたら自分達が巨人になることが出来る立場であり、自分達が見ていた巨人そのもの、世界の脅威である事を理解した。そして世界の人に自分達を理解して、わかってもらうにはどうしたら良いのかを見つけるために、第108話の正論で「会いに行こう」、「わからないものがあれば理解しに行けばいい」、「それが調査兵団だろ?」に繋がる。彼女は巨人討伐を人力で行う時代から生き残ってきた、おそらく20年近く所属していたと考えられる年代だけど自分で考え、組み立て、本心で理解する自由な発想の大人で、相手の気持ちに寄り添える人。ところが、周りは自分よりも年代が若く、思考も幼いが実績を作ったことによる第三世代の団員と旧世代の上官達に囲まれて、その発想と戦略が理解されない。力から智慧へと戦いの場、戦わずに世界との調和を図るにはどうしたら良いのかの戦略を見極めるための情報を得る事をしているのに、未だに武力に頼ろうとする社会と一人で戦っている。その状況が「私の無力さ」となった。しかし、「人同士で争わなくても生きていける世界にしたい」の信念が理念となり、立場が異なる人とも団結した。そして託された想いを繫ぐ事ができた。働いても評価されず、欲しかった人と想い会える場を持たせて貰えなかった始祖ユミルとの対立軸のように感じられた次第です。タキさんにより、ハンジ姐への自分の受け止めを言葉にできて、この作品は色々な思考ができると改めて感じました。有り難うございました。

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