【進撃の巨人】第85話『地下室』考察・解説・感想【ネタバレ】

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進撃の巨人85話『地下室』のあらすじ

多くの犠牲を払いながら、ウォール・マリア奪還作戦は成功した。
残された調査兵団の兵士は、ハンジ・リヴァイ・エレン・ミカサ・アルミン・ジャン・コニー・サシャ・フロック(新兵)の9名。
エレン達は、シガンシナ区のエレンの実家の地下室で、グリシャが隠していた世界の真相にたどり着く。
壁内の技術では再現不可能な「写真」の裏には「人類は滅んでなどいない」という衝撃の事実が記されていた。

【時期】850年
【場所】パラディ島

進撃の巨人85話『地下室』で発生した伏線・謎

Qグリシャの発言「地下室を見せてやろう」と、その視線
(21巻85話)

A
(30巻121話)

関連進撃全話の伏線・謎まとめ

残された謎

Q
(21巻85話)

A
(巻話)

進撃の巨人85話『地下室』で解決した伏線・謎

進撃の巨人85話『地下室』の表現・対比

進撃の巨人85話『地下室』の考察・解説

進撃の巨人85話『地下室』の考察・解説動画

サブタイトル『地下室』の意味

「世界の真実」が隠されたエレンの実家の地下室に到達
関連進撃全話のサブタイトルの意味を考察

ポイント

超大型巨人の涙の意味

アルミンが超大型巨人の力を継承し、目覚めるシーンで「痛い、痛いよ」という声と共に超大型巨人の涙が描かれます。この表現は非常に象徴的で、単純な意味ではなく複数の解釈が可能です。

まず、この「痛いよ」という声は、実はサシャの声と捉えられます。物語の現実世界においてサシャが傷ついた悲痛な声であり、アルミンの記憶や夢の中で響いているとも考えられます。

一方で、この声はベルトルトのものとも重なります。ベルトルトは食べられる直前、涙を流しながら助けを求めていました。超大型巨人が涙を流す描写は、ベルトルトの悲しみや絶望、そしてアルミンに食べられる際の痛みの記憶が重なったものとも解釈できます。

特に注目すべきは、超大型巨人の涙が右目だけに描かれている点です。左目には何も映っていないかのような描写がなされており、ここに何らかの意味や伏線が隠されている可能性があります。

エルヴィンの夢と左手のシーン

また、エルヴィン団長が死の間際に見た夢で、左手を挙げるシーンがあります。これは彼が幼少期に父親に「壁の外に人類がいないとどうやって調べたのか」と質問した時の光景の再現です。死の間際にこの夢を見ていたことが物語内で語られています。

この左手を挙げる動作は、夢や記憶の象徴として非常に重要であり、エルヴィンの意思や問い続けた真実を象徴しています。

カルラの靴と過去の象徴

物語の中で、エルヴィンの夢の中に「靴」が描かれるシーンがありますが、これはエレンの母カルラが巨人に襲われた際に脱げ落ちた片方の靴を表現したものです。

この靴は過去の悲劇やカルラの死を思い起こさせる象徴的なアイテムであり、物語の記憶や傷、そして主人公たちの戦いの原点を示しています。

このように超大型巨人の涙やエルヴィンの夢、そしてカルラの靴などの描写は、単なる背景や演出を超え、キャラクターの内面や物語の深層に迫る重要な要素です。

進撃の巨人85話『地下室』の感想・ネタバレ

進撃の巨人85話『地下室』の感想動画

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