この記事の目次
進撃の巨人59話『外道の塊』のあらすじ
新リヴァイ班は、中央第一憲兵の攻撃から逃げ出し、廃屋に身を隠す。
自身と仲間が助かるために、敵兵士を殺してしまったアルミンは涙を流す。
ジャンは自分が間違っていたと反省するが、リヴァイは「何が本当に正しいかわからない」と語る。
リヴァイたちを捜索する憲兵団の新兵マルロとヒッチ。
同期のアニが女型の巨人である事実を聞かされ、調査兵団に協力することを決意する。
ジャンは命懸けの演技で、マルロ&ヒッチが、本気で協力する覚悟があることを明らかにする。
進撃の巨人59話『外道の塊』で発生した伏線・謎
残された謎
進撃の巨人59話『外道の塊』で解決した伏線・謎
進撃の巨人59話『外道の塊』の表現・対比
進撃の巨人59話『外道の塊』の考察・解説
進撃の巨人59話『外道の塊』の考察・解説動画
サブタイトル『外道の塊』の意味
ジャンを救うために、初めて人を殺したアルミン。
リヴァイは、人の道を外れることの意味を説く。
関連進撃全話のサブタイトルの意味を考察
ポイント
1つ目は、ジャンが前回の終わりで殺されたみたいな描かれ方だったのですが、実は生きていると。その代わりにアルミンが始めて、ジャンを殺そうとして、殺してしまったという感じです。中でリヴァイと104期生たちはエレンの足取りを探すために動き始めます。2つ目、平行線で動いている話がエルヴィンです。エルヴィンは調査兵団の殺人容疑、殺害容疑で責任者として呼ばれてしまいます。捕まるという感じです。3つ目の動きがエレンとかヒストリアの動きです。今、ロッド・レイスの敷地に誘拐されて、ロッド・レイスと色々話すという展開が起きます。4つ目がハンジです。この話では描かれないですけども、エルヴィンに調査兵団の次期団長はお前だと言われて、自分で動くということをやっているという状況です。このように、それぞれのキャラがそれぞれ動いていますが、この話の見どころは主に3つです。1つ目がアルミンの通過儀礼、2つ目が何が正しいかは分からないで、3つ目がナイル・ドークと中央第一憲兵ということで話していきます。最初はアルミンの通過儀礼です。アルミンがジャンのために自らの手を汚してしまいます。アルミンいわく、僕が殺した人はきっと優しい人だった。僕なんかよりずっと人間らしい人だった。このようにアルミンは語るのです。ジャンが殺されそうになったそれを助けるためにアルミンは自ら銃を撃つという展開になります。それに、リヴァイが、お前の手はもう汚れちまったんだ。以前のお前には戻れねえよ。とです、新しい自分を受け入れろ。もし今もお前の手が綺麗なままだったらな、今ここにジャンはいないだろうという現実を突きつけるのです。新しい自分を受け入れろという、アルミンが通過儀礼を受けたという話です。人間を殺すは残念なことですが、それによってアルミンという人間はまた一つ大人になったという感じです。殺すこと自体はもちろん完全に悪いことですが、通過儀礼として描かれています。通過儀礼を通ったアルミンにリヴァイは、お前が手を汚してくれたおかげで俺たちは助かった。ありがとうと語るのです。なんでリヴァイのありがとうは、ねぎらうというか慰めるというか、微妙なところですが、お前のおかげで、お前は汚れてしまったかもしれないけど、俺たちは助かったよという事実を述べているという感じです。人を殺すのが正しかったかというと、それは正当化できない事実ではありますが、進撃の巨人の世界は残酷自分が生きるために人を殺さなきゃいけないという、そのリアリティベースで描かれています。今の話であったように、何が正しいかわからないです。ジャンは、アルミンに助けられて、リヴァイとアルミンの会話を聞いて、リヴァイは間違えていたと思っていたけど、自分の方が間違えていたんだと語るのです。間違っていたのは自分でした。次を必ず撃ちますと覚悟を決めています。それにリヴァイが、お前がぬるかったせいで、俺たちは危ない目にあったな。ただしそれはあの時、あの場所においての話。何が本当に正しいかなんて俺は言ってない。事はわからないからな。お前は本当に間違っていたのかと聞くんです。ここまでの会話で、アルミンのやったことは、確かに人殺すのは悪いことだけれども仕方ないことだよね、と思った方が多いと思いますが、それにリヴァイは、本当にそうかとアルミン、ジャン、さらには読者にも問いかけるわけです。正解が欲しくなるけれども、読者側で考えなきゃいけない問題で、この進撃の巨人という物語を通じて、正義とか悪とか簡単に決めつけていいのかみたいな話もあります。この直近の話でいうと、進撃の巨人14話の中でサネスとハンジの会話がありました。サネスは、順番だ、こんな悪魔のような役目は順番に回ってくるものなんだ。ハンジ、次はお前だな、かわいそうに、みたいに言っています。サネスは信じる者のために殺害とかしていたが、その報いも受けていた、サネスって悪なのかというとまた難しいところですとか、そういう形で簡単に正義とか悪とか言えないし、正しいとか正しくないというのも言えないところが、この話の面白いところです。思考停止するのとか勝手に決めつけるなというところだと思いますが、さらにこの話の中で、マルロとヒッチというアニの同士、アニの仲間です、憲兵団時代の仲間と出会うんですが、彼らが、リヴァイにこんなこと言います。あなたたちは自分が正義の味方でやってるつもりなのかもしれませんが、あの街の被害者やその家族は突然地獄に落とされたのですよと言います。お前らのやってることは悪いだろうって正義と思ってるかもしれないけど、悪いだろうと語るのですが、リヴァイは、ああ、知ってると語ります。リヴァイは、その様に言われることも織り込み済みで、残酷な世界の中で何かを得るために何かを捨てているという選択をしている人間です。様々なことを完全に受け入れているというキャラクターでして、ただそれすらも正解感はわからないですが、リヴァイは、みんなより一段上のところで考えたりとか行動してるということがわかるという話です。この話であと3つ目の話です。ナイル・ドークと中央第一憲兵この壁の中の不都合な真実というか、こんな断りがあるのだということが分かります。新聞社はナイル・ドークにこんなことを聞きます。中央第一憲兵が殺害されてしまったみたいな話で、リーブス会長が殺害されたみたいな話で、中央第一憲兵について、私は書きませんよとこいつは語るのです。それにナイル・ドークも新型立体機動装置の話もなしだ、連中があんなもの作ってやがったとはなと語ります。新型立体機動装置はケニーが対人立体機動装置って呼んでた、中央第一憲兵専用の対人用の立体機動装置のことです。この会話からわかるのは、ナイルが何も知らなかったという話です。憲兵団と中央第一憲兵って別物です。憲兵団の中にはいるけれども、指示系統別の特別組織みたいなのが中央第一憲兵です。この辺の名前が似てるんで、新紀元夫人この辺り読んでるとわかりづらいのですが、憲兵団の中に中央第一憲兵という特殊な奴らがいて、そいつらはロッド・レイスから命令を受けているという感じです。ナイルもこのことを知らなかったので、中央第一憲兵の動きは知らなかったので、自分自身が王政にとってはただの使い捨ての駒の一人ですと気づいて、少し疑惑を持つような話です。先ほど言ったように、組織的には兵団があって、その中に中央第一憲兵がいるという話です。三兵団のトップがザックレーで、その三兵団は憲兵団、駐屯兵団、調査兵団ですが、その憲兵団の中に中央第一憲兵がいると。普通の中央第一憲兵の動きってナイル・ドーク、憲兵団司団長のナイル・ドークも知ってるはずですが、ここだけは本当特殊ロッド・レイス直属部隊のようなもので動いているという状況です。が15話のこの話でわかることです。小ネタがいくつかありまして、ヒッチとマルロ、心理売販の役割分担、ムチガ、ウムニク、シミ、銃とナイフどちらが早いヒッチとマルロです、まず。は憲兵団にいる二人で、女型の巨人が発覚した直後に、7話あたりで描かれているキャラクターですが、ヒッチとマルロ、アニと同室だったヒッチという女性と、普通の人とはなんだということを言い争っていたマルロです。ヒッチがマルロの方を好きです。それがわかるのがこの描写です。さてはマルロ、私と二人っきりになりたいんでしょ。ヒッチ悪いよ。俺もお前が相手で残念だ。争う、それが良かったわね。という感じで、俺単純にヒッチ可愛いなというだけですが、この二人の関係がまた後に、描かれていくので、この二人の顔は覚えておいてもいいかなということです。新リヴァイ班で役割分担ヒッチとマルロが調査兵団に捕まるのですが、その時に、捕まえる時に作戦を実行する際の一番成功率高い組み合わせをしているなということです。ヒッチとマルロが調査兵団の人見つけたから、お前は調査兵団かということで捕まえに行くんですが、その時の囮役はアルミンです。リヴァイ班は今様々な人がいるけれども、アルミンが一番弱そうだし、危険が効くということでアルミンになったのかな。サシャとかの方が一見弱そうですが、サシャって危険も効かないし、アルミンが囮役としては最適なのかな。囮に引き寄せられたヒッチとマルロを、リヴァイとです、ミカサが襲うアッカーマン二人、最強の二人が襲っているところで非常によくできた役割分担ですと思いました。女型の巨人戦の時に女型の巨人からアニを出そうとしている時も、リヴァイとミケという調査兵団のトップ、二人で行動していたので、この直接手をかける部隊は強い奴らがちゃんとやりますと分かります。無知が悪い憎しみアニを殺しやがってとヒッチは怒るのですが、アニは女型の巨人になったアニが巨人にぐちゃぐちゃにされて見分けつかなくなったからでしょ、アニがもういないのと語るのですが、リヴァイは、いや、潜伏していた巨人の正体がアニ・レオンハートだったからだと冷静に語るのです。ライナーとかガビ、このマーレ編でその後に描かれるのですが、人々は無知ゆえに憎しみを生んでいたということがだんだん分かってくるのです。ヒッチの憎しみが無知から生まれたものですと分かります。ヒッチ、アニと今後対峙するはずその時どうなるのかなみたいなところも含めて、この15話あたりを読み返していくかなということです。あと銃とナイフどちらが早いジャンがマルロの覚悟を試すんです。マルロが調査兵団に協力したいですと言うのですが、それ本当に信用できるのかというところでジャンがマルロの覚悟を試すんです。その時にマルロに銃を突きつけます。俺の銃の方が早いと突きつけるのですが、これ実はただの木の棒で、もちろんジャンは木の棒を持って、銃を持っていなかったので木で銃のふりしただけです。なのでマルロもやつは俺を試しただけだと言っていて、これも多くの人が一瞬騙されちゃうかなと思いますが、描写がありました。なんか諫山先生が意識したかもわかんないけど、マスターキリトのナイフが至近距離なら銃より早いとかその辺の話をパロディというのかなって、俺の銃の方が早いということ。マルロは今ナイフ持っていますが描写はありましたという感じです。この辺の小ネタは小ネタって感じでサクサク言ったのですが、
進撃の巨人59話『外道の塊』の感想・ネタバレ
進撃の巨人59話『外道の塊』の感想動画
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