【進撃の巨人】最新話129話「懐古」のネタバレ解説考察感想 by タキ

進撃の巨人最新話の感想・考察をネタバレありで語ります。

【進撃の巨人】最新話129話「懐古」ネタバレ解説考察感想

進撃の巨人129話「懐古」をネタバレありで語っていきます。

128話から勢力図の大きな変化は無し。

依然としてパラディ島を守り地ならしを容認するイェーガー派。

それを止めたい連合勢力(マーレ勢力、パラディ勢力、半マーレ派義勇兵、ヒィズル国)の対立が続く。

進撃の巨人128話勢力図

進撃の巨人129話 懐古 ポイント解説(ネタバレ)

動画を見るのが一番伝わると思います。

129話懐古の感想・考察まとめ

飛行艇を整備する時間を稼ぎ、逃げられるか?が主眼。

…と思いきや、我々は諫山先生の手のひらの上で踊らされていただけ。

飛行艇で移動してから、そっちで整備するという結論に。

 

パラディ島脱出で、一歩進展。

しかし

  • エレンの居場所はどこ?(イェレナが知る?)
  • 地ならし完了までの時間猶予は?(レベリオ崩壊?)
  • エレン説得できるの?
  • ユミルの民への憎悪がある中でパラディ島守れるの?

という問題は依然として残る。 行動しながら解決するのか。

 

ジャンが「異国の人々との宴会」を思い出し、地ならしの犠牲にしてなるものか、と思っていたシーンが切ない。

パラディ島の人々には、外国人の存在は「伝聞」で、そこに生の息吹は無い。

しかしジャンにとっては、酒を飲み交わし笑いあった「確かに実在した人々」なんだよな。

 

キース&マガトの死。

サブタイトル「懐古」の通り、二人は教え子たちと過ごした日々のことを、もう戻らない幸せだった日常を懐かしむ。

誇りに死ぬことは無いとフロックは以前語った。

しかし、己が信じるものの為、誰かを救う為に生を捧げることは、動物には出来ない行為だ。

 

戦士を束ねるマーレ国の代表者である公人としてマガト。

無邪気で純粋な子供たちに触れ、確かな愛情を持つ私人としてのマガト

どちらもマガトという人物を構成している要素である。

死の間際、私人としての自分を肯定できたのは、彼が森から出た瞬間だったのかもしれない

 

マガトが人を呼ぶ時、彼の心情の揺れが垣間見える。

パラディ島上陸後、公人として「ブラウン」と呼ぶべき時に、つい「ガビ」と呼んでしまうこともあった。

129話でも今まで「グライス」と呼んでいたのに、つい「ファルコ」と呼んでしまう所に彼の気持ちが垣間見える。

 

キースは自らを傍観者と語る。

それは「特別になりたい」という欲求の裏返しでもあった。

彼は最後に特別になれただろうか? 英雄になれただろうか?

マガトが掛けた「あんたは後に世界を救った英雄の一人になるだろう」という言葉。

キースは救われた。そう信じたい。

 

元帥のマガト。

元調査兵団団長のキース。

この二人が、所属ではなく、立場ではなく、自身の名前を名乗り合う所が感動的。

志を持ち、矜持のために生きて死ぬことを選んだ二人だからこそ、そこに必要なのは名前だけだったんだよなあ。

 

ファルコのアギト巨人。

ユミル・ポルコと違う姿だった。

口の中に口があるし、鉤爪が非常に印象的に描かれている。

ジーク(獣の巨人)の脊髄液の影響と思われる。

マーレ編最初に「空を飛ぶ巨人はいなかったか」と元元帥が語った言葉が実現し、空飛ぶ巨人は生まれるか?

 

フロックはガビの凶弾に撃たれる。

「まぐれ、幸運」という名の彼は、シガンシナ区でも唯一生き残ってしまった人物だ。

死亡シーンも描かれず、彼が死ぬわけがない。

落下後の水しぶきが「線上」になっているのは伏線。アンカーを使って飛行艇に乗り込んでいるだろう。

 

フロックは何をするのか?

ガビがサシャを撃ったように、突如現れて104期生を殺すかもしれない。

巨人化の薬を使って飛行艇を破壊するかもしれない。

「エルディアを守るのはオレだ」 エルヴィンのように右腕を無くして復活した時、彼は自らが悪魔になることを選ぶのか。

 

昔、アニとライナーに助けられたコニー。

彼が今度は二人の窮地を救う。

「躊躇えば、仲間が死ぬ」

そんな言葉を抱えてアニとライナーを守るため、覚悟を決めたジャンとミカサ。

 

ミカサは敵対したアニに肩を貸す。

コニーとジャンもライナーに肩を貸す。

いつか見た104期生たちの日々。

 

飛行艇による脱出は良いことだけじゃなかった。

アルミン達はもうパラディ島には帰れない。

マガトを通じてマーレ国との交渉もできない。

パラディ島も多くの犠牲者による混乱と、スルマたちの反乱が起きるだろう。

アルミンたちは進み続けるしか無い。

 

【進撃の巨人】最新話128話「裏切り者」ネタバレ解説考察感想

久々の絶望的な回でしたね。

気づきづらい点や、注目すると面白い点を中心に考察していきます。

進撃の巨人128話勢力図

進撃の巨人128話ポイント解説(ネタバレ)

動画を見るのが一番伝わると思います。

感想

「世界を救いに」という大きな目標を掲げたコニー達。

しかし「まずやることが島の連中の皆殺し」という過酷な現実に絶望します。

まさに、進撃の巨人で何度も描かれてきた「何かを変えるには、人間性を捨てる必要がある」という状況。

 

血を流さずに飛行艇を奪うため、アルミンは作戦を練ります。

「車力の巨人を追っていた」
「奴らを追うために飛行艇を準備しろ」

アズマビト家を拉致するフロックに語りかけます。

しかしフロックはその嘘を看破し、作戦は失敗。

イェーガー派にアルミン、コニーの裏切りがバレてしまいます。

 

そして現れたのは、同じ夢を見ていた104期生。
ダズとサムエル。

「一緒に土地を増やして、肉を食おう」
希望を語り、肩を並べて戦っていた仲間たちと対峙することに。

サムエルはコニーに「裏切り者」と言葉を投げかけます

その言葉はコニーがベルトルトにかけたものと同じでした。

 

残酷な世界は待ってくれません。

コニーはダズ、サムエルを銃殺します。

ユミルとヒストリアがつないだダズの命、サシャが救ったサムエルの命は、コニーによって絶たれることとなります。

 

今回の128話の一番のポイントは「裏切り者」と呼んだ相手を理解したことでしょう。

幼馴染3人と対比される存在のマーレ国の戦士たち。

  • アルミンはベルトルトの心情を理解
  • エレンはライナーの心情を理解(とライナーが気づく)。

 

果たして、世界を救うと決めたアルミン達はどんな代償を払うのでしょうか?

 

ライナーの「やっぱりオレは…お前と同じだ」はどういう意味か?

ライナーがエレンの「やっぱりオレは…お前と同じだ」の意味を理解する。

英雄になりたかったライナー。
自由になりたかったエレン。

ライナーは壁を破壊し
エレンはレベリオ収容区を襲った。

「自分の目的」のために「誰かを犠牲」にすることを選ぶ。

自分もエレンも進み続ける人間だとライナーは理解したんだと思います。

マガトの心理

マガトがアルミンたちに頭を下げたのはなぜか?

マーレ国の教育が生んだ少女ガビ。
彼女は、自らが数分前に「悪魔」と罵った相手に、土下座して、助けを求めた(127話)。

その姿を見てマガトは、

  • 「頭を下げるべきだったのは誰か?」
  • 「自分のちっぽけなプライドは?」

そんなことを自問した夜だったはず。

 

サムエルとダズと裏切り者

コニーと「夢」を語った104期生のサムエルは、パラディ島を発展させることを夢見ていた仲間です。

集団のための利益を2人とも目指していたが、サムエルは「パラディ島のため」、コニーは「世界のため」と範囲を違える。

そして、「立ち位置が変われば 正義は牙を剥く」という状況に突入。

 

思い返すのは、コニーたちがベルトルトに投げかけた「裏切り者」という言葉。

「ただの悪」にしか見えなかった彼らにも、背景があり、事情があり、矜持があった。

そして「裏切り者」という言葉は、元仲間のサムエルから、コニーの元へ返ってきます。

 

そしてアルミンに去来するのはベルトルトの感情。

「誰が好きでこんなことしたいと思うんだよ」
「本当に仲間だと思っていたよ」
「騙したけど全てが嘘じゃない」

ベルトルトが「残酷な世界では、そうせざるを得なかった」ということをアルミンとコニーが理解した瞬間でした。

 

ダズが撃たない理由

ダズは銃を撃たなかった。

仲間を殺す「勇気」が無かったからでしょうか?

撃たないダズと、撃ったコニー。

両者を分けたのは、王政編の通過儀礼の有無。

コニーはすでに、人を殺した経験があり、目的のために動く覚悟も決めている。

ためらってしまったダズの姿は、王政編で通過儀礼(人殺し)を済ます前の「104期生」とも重なります。

 

何が正しいか、何が間違いか

リヴァイの「何が本当に正しいかなんて、わからない」という言葉が改めて響く回でした。

マガトが謝罪した「軽々しく語ってしまった正義」も重なって、考えさせられます。

何が正しい、何が間違い。
何が正義か、何が悪か。

それは「立ち位置による」のかもしれなく、絶対的な正しさ・正義は無いのかも。

例えば、

  • エレンから見た、パラディ島を侵略するライナー。
  • ライナーから見た、世界を滅ぼすかもしれないエレン。
  • マガトから見た、殺すべき島の悪魔。
  • コニーから見た、世界を救うことを妨害するサムエル。
  • サムエルから見た、パラディ島の安寧を脅かすコニー。

果たして彼らは「悪」と言い切れるのか?

 

進撃の巨人は残酷な世界

進撃の巨人127話で掲げた

  • 「世界を救う」
  • 「話し合いで何かが変わる」
  • 「立派な兵士になる」

という理想に対して、突きつけられる現実はなにか?

「まずやることが、島の連中の皆殺し」

 

この世界は残酷。

そして、戦わなければ勝てない。

進撃の巨人はどんな物語か、改めて思い出した回でした。

 

【進撃の巨人】127話ネタバレ解説考察感想

進撃の巨人127話で重要な出来事を中心に語ります。

基本的にはYoutube動画を見てもらった方が分かりやすいです。

進撃の巨人勢力図127話時点

進撃の巨人勢力図127話時点

進撃の巨人127話ポイント解説(ネタバレ)

ジャンの妄想相手はミカサ?

ジャンが妄想するシーンから127話は始まります。

126話でフロックからイェレナ・オニャンコポンを車力の巨人が誘拐する前夜。

ジャンとミカサはハンジと話して「エレンを止めるために動く」ことを決断。

ここで注目なのがジャンの妄想相手の特徴

  • 頬の傷
  • 黒髪
  • ジャンはミカサが好き

おそらくは、ミカサだと推測できる。

セントラルでの幸せな結婚生活を思い浮かべているので「行くな、考えるな、このままじっとしていれば良い暮らしだ」と自分に語りかけているのが切ないです。

 

骨の燃えカスが許してくれない=「マルコ」

マルコはエレンたち104期生の同期。

アニ、ライナー、ベルトルトに殺されて早々に物語から退場した。

一番のポイントは、ジャンと仲が良かったこと。

今回の話では、そんなマルコのことをジャンは思い出した。

126話で「骨の燃えカスが許してくれない」と言っていたのはマルコのことです。

 

イェレナの状況整理と北欧神話のロキ

イェレナは「みんな人殺しの罪を背負っている」ことを語ります。

整理すると

  • アニ、ライナーたち →パラディ島の兵士を殺した&マルコを殺した
  • アルミン、コニー、ミカサたち →レベリオ収容区でマーレ兵を殺した
  • ガビ →サシャを殺した

という感じで、みんなで世界を救うことに酔いしれているけど、お前ら罪忘れてないか?と問いかけています。

 

マルコの死が告白される

ライナーが、104期生のマルコを殺害したと語りました。

その中で、マルコの最後の言葉「話し合っていないじゃないか」という言葉が響いてきますね。

マルコは最後まで話し合おうとしていた

そしてこのセリフが巡り巡って、話し合いの場が生まれたのが今回の感動ポイント。

ちなみにこのセリフはベルトルトの心理にも強く影響していまいた。

参考動画「ベルトルトの徹底解説

 

進撃の巨人127話深堀り考察(ネタバレ)

特に重要な点だけまとめました。

ジャンの妄想と窓

進撃の巨人では「窓」が妄想と現実の境目(境界線)になっている。

理想の世界は「理想的な世界」が窓の内側に描かれている。

今回も、ジャンは窓の外(建物の外)に出ていって、現実と向き合う。

実はこれ、過去にも同様の描写があります。

巨人の力を制御できず、夢の中にいたエレンをアルミンが起こすシーンですね(詳しくは動画にて)

 

また、ハンジの言葉をきっかけにジャンやミカサに亡霊を見えたシーンにおいても、窓は割れ、外と内の区別がなくなりました。

つまり、窓を介した

  • 内側:理想
  • 外側:現実

状態だったが、窓が割れ、侵入してきたということ。

 

「シチュー」のシーンに隠された秘密

諫山先生が漫画を書くにあたって影響を受けている「フード理論」を知っていますか?

福田里香さんが提唱した 「フード(食事)を通じて、作品が分かる」という理論です。

フード理論 3原則は

  • ①善人はフードを美味しそうに食べる
  • ②正体不明者はフードを食べない
  • ③悪人はフードを粗末に扱う

さらに、「仲間は同じ釜の飯を食う」という話もあります。

同じ釜の飯を食うとは、毒物が入っていない ・腹の底を見せ合うという意味につながり、信頼関係を示しています。

※マガトたちも仲間になったという意味ですね

 

腹の底を見せないイェレナ

フード理論では、「正体不明者はフードを食べない」という話もあります。

今回、実はマーレ人だったことが判明したイェレナ。

食卓を囲んでいるけれども、腹の底は見せていません。

みんな器を手にとっているけど、イェレナだけ手を付けようとしていないんですね(読み返してみてください)

 

これは「正体不明者」であり、「同じ志を共にする仲間ではない」という意味です。

おそらく今後イェレナは大事なタイミングで裏切ることでしょう。

しかしジーク側についたとしても、ジークはエレンを倒したいと考えているので、結局はエレンと敵対する流れになる可能性も高いです。

 

その他、フード理論的な描写としては、

  • ジャンがシチューをこぼしていない(善人)
  • 人に先に与えるハンジ(聖人)
  • ジャンのおかわり(生きるエネルギー?)

などが見受けられます。

気になった方はYoutube動画をチェックしてみてくださいね。

 

フード理論に関しては、下記の書籍をどうぞ

 

マガトがガビに手を触れられない理由

実はマガトはガビを大切に思っています。

パラディ島に上陸した時に、ガビを抱きしめるシーンがありました。

そのときに注目なのは呼び方です。

ガビと呼ぶ時は

  • 感情的
  • 一人間として接している
  • 親子のような愛情

という感じ。

一方でブラウンと呼ぶときは、

  • 理性的
  • 上司と部下として接している
  • 悪魔の末裔とマーレ人の線引き

という違いがあります。

幼少期から見てきていて、自身の子供のような存在&人間と知っている。 一方で、マーレ人とエルディア人(悪魔の末裔)という関係で接する必要性があることもマガトは把握しています。

 

それでは、今回マガトがガビに手を触れない理由はなにか?

何故手を伸ばせなかったのか?何を考えていたのか?

3つほど理由があるかなと思います。

1つ目は、ガビがパラディ島で過ごしたことで、島の悪魔に対する感情が変わったことに驚いている。

2つ目は自分の行動を振り返る 「悪魔・正義」「敵・味方」みたいな言い争いをしてきた自分と、ガビを対象的に見ている。心の声を代弁するなら「オレは何をやっていたんだ、オレは正しいのか…」という感じ。

3つ目は自分には資格がないと思っている。悪魔打倒、さらには自分たちの利益のために、何も知らない子供を育てて利用してきたのはマガト自身。

「ガビが殴られたのは自分たち大人の責任でもある」

「なんて言葉をかけるべきなのだろう」

「自分はどちら側の立場で声かけるのだろう」

そんなモノローグが聞こえてきそうです。

 

裁いてほしいライナー

ライナーの罪の告白のシーン。

「マルコを殺したのはオレだ」と語り始めますが、ここでのちょっとおかしな点が2つあります。

1つ目は妙に詳細に語る点。

「マルコに会話を聞かれたから殺した」とだけ語ればいいのに、「オレは空中でマルコを屋根に叩きつけ動けないよう押さえつけている間に…」 「マルコはその場から動けないまま…背後から来た巨人に食われた」と詳細に語ります。

 

2つ目は話が一段落した後も語る点。

ライナーの発言後に、ジャン、ハンジが「そうだ、話し合いをしよう!」と言って話が一旦終わりかけます。

ここで話を終わらせられたのに、その後もライナーは語り続けます。

 

それは何故か?

進撃の巨人23巻99話の「自殺した開拓地のおじさん」の心境だと思うのです。

つまり、

「許してほしいのではなく、裁いてほしい」

という気持ち。

このライナーの気持ちに注目するとこの告白がより一層深く感じられます。

 

進撃の巨人127話考察動画まとめ

進撃の巨人127話考察動画をまとめました。

 

【進撃の巨人】126話ネタバレ解説考察感想

進撃の巨人126話で重要な出来事を中心に語ります。

基本的にはYoutube動画を見てもらった方が分かりやすいです。

進撃の巨人勢力図126話時点

進撃の巨人勢力図126話時点

進撃の巨人126話ポイント解説(ネタバレ)

ハンジの涙と巨大樹の森

  • ハンジは巨大樹の森でリヴァイを治療
  • リヴァイはジークを仕留めたい

ハンジは巨大樹の森でリヴァイを治療しています。

治療している場所は巨大樹の森(27巻)= リヴァイがジークを監視していた場所です。

長期間、複数の兵士が滞在していたので「食料」の他に「医療器具」があったはず。

 

注目はハンジの涙。

ハンジの状況としては、王政編(14巻)で王政を転覆するための行動しました。

その中で、

  • 「正しさ」は時代や状況と共に変わる
  • ハンジは「順番」と自覚している

正しいことのために、壁内の人々を始末してきたサネスたちと同じ状況です。

そのことに苦しんでいる様子が描かれていましたね。

参考動画進撃の巨人「王政編14巻の解説」

 

リヴァイは死なない、エルヴィンに意味を与えるまで

進撃の巨人125話の「煽り文句」。

今回も、その言葉が改めて語られます。

生者(リヴァイ)は死なない
あの兵士(死んだエルヴィン)に 意味を与えるまで

 

リヴァイはエルヴィンに「獣の巨人はオレが仕留める」という約束をしています。

死んだエルヴィンに意味を与えるために、まだこれから活躍する。逆にそれまで死ねない運命を背負っているのかもしれません。

 

コニーがアルミンを救う

  • コニーがファルコを殺しかける
  • アルミンの自己犠牲、コニーが助ける

コニーは葛藤します。

大事な母親は巨人化され、親友サシャをなくし、孤独な状態。

そこに現れた、知性巨人を持つ何も知らないファルコ(一世一代のチャンス)。

とはいえ母親に言われた「立派な兵士」という言葉と、優しくて良い子すぎる少年ファルコ。

そんな彼を自分の母親のために食べさせることは正しいのか。

 

コニーが一晩考えて出したファルコを母親に食わせる方法は「巨人の歯磨き」でした。

※コニーにしては頑張った…

125話の考察動画でも語ったとおり、アルミンが自己犠牲をしました。

アルミンは125話の独白の時点で、この選択肢を考えていたのかもしれないです。

  • エルヴィンの代わりに生き残った自分
  • エルヴィンの代役を果たせなかったと自覚
  • とはいえ知性巨人を受け継いでしまった

 

コニーと対峙して、アルミンはエルヴィンのこと(何かを変えるには「捨てる」ことが必要)を考えます。

そして、「自分の超大型巨人」をコニー母に差し出すことを決意。結果、コニーがアルミンをかばい、一件落着となりました。

 

ちなみに、Youtubeライブ配信の質問で「これは本気?コニーの助けまち?」というコメントを頂きました。

私は、アルミンはおそらく本気で命を捨てようとしたと思います。

※過去にもベルトルト戦で自分の命を差し出していましたし

 

マフラー泥棒ルイーゼ

125話でミカサのマフラーが盗まれていたと判明しました。

124話の解説で予想した通り、やはりルイーゼが盗んでいましたね。

※ミカサがマフラーを置いていくところをルイーゼは見ていた

 

そんなルイーゼの物語における「意味」は何でしょうか?

恐らく意味は2つあります。

 

1つ目はリヴァイとの対比。

雷槍を受けても生き流れたリヴァイと死にかけのルイーゼ。

アッカーマンの力の特殊性が描かれています。

2つ目はミカサ自身との対比。

命を救われたミカサをすがるルイーゼ。

命を救われたエレンにすがるミカサ。

ミカサはそこに自分自身の姿を見たのでしょう。

 

アニからヒッチへの別れ

アニはアルミンたちと行動をともにすることになります。

最後に、ヒッチに手紙でさよならを告げました。

「4年間話しかけてくれてありがとう」が切ない。

 

ピークフィンガー(フルネームが判明)

リヴァイがピークのことを「ピークフィンガー」と呼ぶ。

おそらくイェレナから聞いているはず。

指をなくしたリヴァイが語るのは意味深 (だけど特に意味はないと思う)

 

みんなで世界を救う展開

104期生達が再集結し、コニーが「世界を救う」と発言します。

一致団結の熱さと、コニーだからこそ言えるシンプルな目標。

「ご都合」と感じる方もいそうだけど、104期生たちが揃うのはやはり胸躍ります。

 

マーレの戦士だったライナー、アニ。

次世代の子供達ファルコ、ガビ。

パラディ島のミカサ、アルミン、コニー。

進撃の巨人の最終回構想に影響を与える 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」 っぽい展開ですね。

進撃の巨人126話深堀り考察(ネタバレ)

ジャンの矜持、コニーの矜持

ジャンは夜に何を考えていたのか?

目先の「良さそうな選択肢」と、 「なぜ自分が今、生きているのか」という問題です。

言い換えるとサブタイトルの「矜持」。

ジャンはフロックに言われた言葉(憲兵になって内地で快適に暮らしたかったんだろ、昔のジャンに戻れよ)を受けて、昔の自分と今の自分までの歴史を考えていたのだと思います。

そんな中、マルコに託された言葉が胸をよぎります。

  • 現状を把握することに長けている
  • 今何をするべきか明確にわかるだろう?

骨の燃えカス(死んだマルコ)にがっかりされたくない。

ジャンは調査兵団に入ったときのきっかけを思い出していたはず。

 

そして、実はこれ、コニーの葛藤と重なります。

ジャンとコニーは同じ姿勢をとっている=マンガ表現として意図的です。

コニーは母親から「立派な兵士になって」といわれたのに、子供と友達を殺すところでした。

コニーも同じく、母親を助けることを諦め、困っている人を助けることを選びます(自分の役割)。

 

今回各キャラクターの矜持が見えました。

  • コニーは、母親に対する「兵士」としての矜持
  • ジャンは、マルコに対する「兵士」としての矜持
  • オニャンコポンは、「反マーレ派義勇兵という旗印」に対しての矜持
  • リヴァイは、「エルヴィンという死者」に意味を与える生者としての矜持

つまり、それぞれの人々が「何をやるのか」「なんのために動くのか」を見せるような話だったと言えます。

 

マフラーから読み解くエレンのミカサへの思い

マフラーから「エレンが考えるミカサへの思い」を読み解いていきましょう。

 

エレンはルイーゼに「ミカサのマフラー」について語っていたことが判明しました。

エレンが、ミカサにマフラーを捨ててほしい理由は何か?

結論から言うと、ミカサを「自由」になってほしいから

 

子供の頃に、殺人鬼に襲われたミカサを助けたエレン。

その結果、ミカサはエレンに縛り付けられてしまった(とエレンは感じています)。

※進撃の巨人30巻の兄弟ツアーでもその様子を見つめています。

 

恐らくエレンの価値観は「みんながそれぞれに自由を求めるべき」というもの。

ミカサに対しては、自分にすがって自分のために生きるのではなく、ミカサの意志で生きてほしいと思っているはず。

 

マフラーとはそもそもなにか?

良い意味で言えば「エレンとの関係」「エレンのミカサを思う気持ちの象徴」です。

しかし、悪い意味で捉えるならば、「囚われる首輪」「エレンのために…というミカサの人生の象徴」とも考えられます。

 

そして今回、そんなマフラーとルイーゼとの話を通じて、ミカサはそのことを感じ取ったのではないでしょうか?

126話で、ミカサはルイーゼと会話する中で、気付きがあったはずです。

「ミカサに囚われているルイーゼ」を見ることで、「エレンに囚われているミカサ」を認識した。

つまり、自分が「エレン」から見た時にどう見えるのか?ということに気づいた可能性もあります。

 

しかしミカサは、それでもなお、マフラーを持っていく選択をします。

これは、自分の「意志」による決断だという表現です。

奴隷状態・縛られた状態を脱したミカサにとっては、マフラーは縛り付ける「呪い」から、二人の関係を示す「祝ぎ」になるのかもしれません。

 

復活したアニの善人性(フード理論)

アニがパイを食べるシーンは、一見ただのギャグです。

しかし諫山先生は「フード理論」というものに基づいて作品を作っていると公言しているので、実はこの描写にも意味があります。

結論から言うと「アニは正体不明者から、善人」になったという描写です。

 

フード理論は「ゴロツキはいつも食卓を襲う」「まんがキッチン」著者の福田里香さんが提唱した概念。

フード3原則として、

①善人はフードを美味しそうに食べる

②正体不明者はフードを食べない

③悪人はフードを粗末に扱う

という観点からキャラクターが見えてくるというもの。

例えば、ONE PIECEのゾロは子供が作ってくれた砂糖入りのおにぎりを食べるシーンから善人とわかります。

一方でゾロを攻撃する海軍は、子供が作ったおにぎりを捨てることから悪人であると暗に示されるのです。

 

それでは、アニというキャラクターはフード理論から見るとどんな人物なのか?

実は、過去に、アニの目立った食事シーンはありません。

食堂で食事を前にしているシーンはあるけど、ミステリアスだし「正体不明者」でした(実際、巨人という敵でした)。

 

そんなアニは、125話でヒッチとの会話で過去・考えが明らかになりましたね。

そして、126話の食事シーンでアニが食べまくっていたのは「正体不明者」ではなくなったことを意味します。

食べ物をしっかりと食べる姿は「生きるため、栄養補給のため、楽しみのため」という目的が見えてきます。

この描写を通じて、アニは「善人」になったことを示唆しているように思えます。

参考動画アニ・レオンハートの徹底解説

 

ちなみに、126話のもう一つのフード描写があります。

コニーとアルミンの対立から始まった126話でしたが、最終的に、食卓を共にする二人の姿からは「仲良くなった」(信頼関係が復活した)ことが示されています。

また、ファルコとガビも仲良く食事しているので、この4人が仲良くなった / 信頼関係にあることを絵で示していますね。

もう一歩踏み込むなら、元々食事を恐れていたガビが、パラディ島の食事を食べているという対比も見えてきます。

進撃の巨人126話考察動画まとめ

進撃の巨人126話考察動画をまとめました。

 

【進撃の巨人】過去の考察

122話以降は最新話考察動画がありますので、是非見てみてださい。

また全巻解説動画では1話から非常に濃い密度で語っているので、読み返そうと思っている方は是非どうぞ。

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